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ラノベ「幼女戦記」12巻 感想 評価が分かれそうなイルドア編 前夜祭は怒涛のおっさん祭り【ネタバレあり】

こんばんは、へるもです。

 

1年ぶりにラノベのほうの幼女戦記が発売されましたね。

あとがきでは2月に連続刊行とか書いててちょっと笑いました。

2019年2月、2020年2月に刊行されたら確かに”2月に連続刊行”

 

そんなイルドア編12巻の感想です。

ネタバレがあるのでご注意ください。

 

ぱっと振り返って

そういえば幼女戦記ってこんな感じだったな、と思い出しました。

くどくど、くどくど、、、悪くはないのですが、正直、、、疲れたぁ

 

よく触れる幼女戦記というのは幼女戦記(漫画)ですし、昨年公開された映画もガンガン動いていたので華やかなイメージがあったんですよね。

今から思えば、なんというか幸せな妄想?みたいな?(笑)

 

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幼女戦記17巻より

 

 

華やかさなんて、ない

が、本巻序盤では怒涛のおじさんラッシュ

しかも出てくるのはロリヤ(元祖変態)ゼートゥーア(シブおじ)カランドロ(イケおじ)レルゲン(胃痛おじ)幼女(中身おじ)と中身が濃すぎる連中ばかり。

そしてそんなおっさん達が繰り返すのは戦後秩序をどうしたいか、という点をすごーく引き伸ばした会話劇です。

 

幼女戦記ラノベ)の批評に”くどくど同じようなことを持って回って何度も繰り返す”といったものがあったことを思い出します。

華もない、爽快感もない、、、!あるのは糞みたいな戦争だけ。

これだ、、、これが幼女戦記(本家)なんや!

 

そんなことを思いつつ読んでいたので、冒頭の読破に3日くらいかかりましたね。

あールーデルドルフさんが如き激情おじさんは分かりやすくてよかったなぁと嘆息してしまいました。

 

 

冗長が生むもの

まさかトスパンやらメーベルトに”ほっ”とすることが来ようとは!

 

繰り返しになりますが、ゼートゥーアがなぜイルドア攻めたのか?の説明パートは本当に読むのがつらかったんですよね。非常に長いし、驚きもない。

小説のおまけの4ページの説明ですむ部分を100ページ近く使って、なおかつさも凄いことのように説明されるのは、あんまり尊敬していない職場のおっちゃんの自慢話を聞いているような気分になりました。

(ごめん、ゼートゥーア)

 

凄いところ出てくるのかな?と思って身構え続けるのは想像以上に疲れることだったようです

 

ひるがえってトスパンやメーベルトの登場シーンといったら

歩兵:歩兵は絶対引かない陣地を作ったらいいのでは?←逃げることを考えていない

砲兵:弾いっぱいあるの?大砲うってもいいの?(キラキラ)

 

THE・いつも通り!しかも簡素!

分かりきっていることを、必要な短さと十分な感情量で見せてくれた両者には感動すら覚えてしまいましたね。(笑)

管理人の中では間違いなく12巻ベストシーンでした。

 

 

ハイマートって何?

ゼートゥーアさんが無理をしてでも合衆国を戦争に引きずり出そうとしているのはこのままだと連邦一人勝ち→ハイマートが守られない、ことを危惧したものでした。

 

ハイマートって何だ?って思って調べてみました。

ドイツ語で故郷・郷土という意味で、単なる出身地という意味だけではなく、郷愁やセンチメンタリズムも込められているようです。

 

つまり、ゼートゥーアさんは母なるライヒをできるだけそのままの形で残したいがための戦いをしているんですね。負けるのは必定であるのに。

 

その果てにあるのが自殺したら楽になるのでは、という発想すらしてしまう、友を失った孤独な老人の姿です。

これがゆえでしょう。ゼートゥーアかっこいい、という感想も見かけました。

 

ここらへんが評価の別れどころかな、と。

ゼートゥーアの生き様に共感できれば本巻に素晴らしいといえるものになるでしょうし、文章の冗長さが生き様への共感や戦略に対する驚きを下回れば、ちょっと疲れたなと思ってしまいそうです。

 

管理人はどちらかといえば後者より、、、かな。

読破している以上、ある一定の面白さがあったのですが、序盤の冗長性があとを引きました。最初の評価が後にも続くというのは初頭効果というらしいです。

 

 

メアリーさん

もはや定番になっていますが、メアリーさんの暴走は組織人として身震いしますね、、、自由すぎる。

 

そして、それに続くメアリーさんの一人称視点は別の意味で身震いしました。

こいつまじで頭おかしいな、的な感じがよくでていましたよ。

他者からの反応を排除した一人称視点だけの文章は”ひぐらし”のL5の描写のようでした。。。

 

 

ドレイク

上司のドレイクは登場シーンが少ないながらきらりと光っていましたね。(笑)

メアリーの暴走にひっかきまわされ、”悪魔”からは人道に反する武器を使うな/叙勲してあげるから同士打ちしていた人たちの姓名を教えて、などという電報が届いて、、、

 

電報のところので何がおもしろいってドレイクさんはあんまり関係なさそうなところですよね。

散弾銃を使ったのは合衆国、同士打ちで港湾部を破壊していたのは合衆国とイルドア、、、

リーダーだから責をかぶるのはまぁしょうがないとはいえ、他人のミスが降りかかってくる多国籍軍の恐ろしさよ。

避難民を使った兵站攻撃をしたのがゼートゥーアなら、始末書によるドレイクの処理能力攻撃を行ったのがターニャであり、ここらへんの相似形もくすりと来ます。

 

 

今後の世界観

ある程度WW2をなぞってきた幼女戦記ですが、12巻からは決定的に異なる世界観に分岐しました。

冷静に考えると、史実の二正面作戦(ノルマンディとか)を幼女戦記の世界観の中でリメイクしたらいいだけで、寄り道したけどやっぱWW2みたいな感じになるのかなとも思いますが、ちょっと楽しみです。

 

 

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【1~3万円】20代、30代におすすめなデートでもプレゼントでも使えそうなおすすめ時計 アマゾンで半額で買えるって凄い時代 でも安すぎるのはやめとけ

こんばんは、へるもです。

 

今回は時計について書きたいと思います。

いつもの通り、ファッション初心者向けの記事です。

 

大学生とか、20代、30代の方、あるいは時計は何を選べばいいのかとっかかりすら分からないオシャレ初心者に、お、これっていいんじゃないと思ってもらえる時計を紹介したいです。

あとは彼氏さんへのプレゼントで迷っている方にもいい感じのはず。

 

時計にあまり詳しくない人向けに選ぶので、平均は1万円を超えるくらい高くても3万円くらいのものだけ紹介します。

管理人が高いものを持っていませんし(笑)

 

それでもちょいちょい時計に関しては合コンとかで褒めてもらえることもあるのでチョイスとしては悪くないはず。

小物は年齢問わず、かつ男女共通のファッションなので褒められやすいのかなと思います。

 

ただ、これをつけるだけでオシャレに見られるとかそういったことはないのでそこらへんは期待しないようにしてください。

  

 

一番ほめられる時計

一つ目はTriwaのNevilです

管理人はこげ茶のものを愛用しています。

 

これを一つ目に選んだのはずばり褒められたことが一番多いから(笑)

特に男性からその時計かっこいいですねって言ってもらえる印象があります。

 お気に入りポイントは厚みのある革ベルトです。

 

この価格帯の時計って皮を張り合わせて縫い付けたようなものが多いのですが、この時計はさも厚みのある一枚革のような出で立ちです。

盤自体が大きく存在感があるのですが、リストの縫い糸(ステッチ)がないことでゴテゴテした存在感をかもし出さず、シンプルな高級感があります

  

そして価格はなんと2万円切ったりするものもチラホラ

ちなみに管理人は定価(3.5万円)+ポイントで買いました、、、情弱、、、

 

安く売っているところがないか探したのですが、そもそも扱っている店舗も少なく、ポイント10%くらいが関の山だったんですよね。

購入したのは数年前で、同じ時計をしている人は見かけたことがないです。

 

最近では、別のモデルですが、林先生の初耳学で紹介されてから一気に知名度がupしたとのこと。(店員さん情報) 

 

安いといっても並行輸入品だったり単純にアマゾンのセールだったりで、そこを気にされる方はご注意ですが、このクオリティなら偽者が来なければまぁいいんじゃない?ってポチるのもありだと思います。

 

管理人はデートとか友人の結婚式のときはこれを好んで選んでいます

冠婚葬祭のときは白文字盤のがいい、そもそも時計をつけないほうがよい、という話もありますが、そんなことを気にする人にあったことがありません。

 

ビジネスでも管理人はあまり気にすることなく使っていますし、何か言われたこともありません。

が、うるさい人ってうるさいですし、白文字盤+黒革ベルト(金属ベルト)が最もフォーマルとみなされているのも確かなのでそこはご注意ください。

 

 

ビジネスに、カジュアルに万能時計

北欧のメーカー Skagenの時計です。

チタンの軽くて金属アレルギーの人でも着用できる時計が有名ですよね。

 

この時計のよさは軽さと視認性の良さです。

特に腕が細い人におすすめ。管理人は学生時代はやせていてヒョロがりだったのですが、腕(手首)がほそいとボリューミィな時計が似合わないんですよね。

この時計は薄いので悪目立ちしないのがとてもよいです。 

 

さらに、黒ベルト+白文字盤というビジネスでもカジュアルでも生きていけるタイプなのもよい。秒針がオレンジなのが少し外れていますが、細いので目立ちません。 

 

余談ですが、Skagenは海外の空港(免税店)でよく見るブランドなのでマウント合戦にも耐えうるのでは?とひそかに思っています

安い時計を笑う人もいるのですが(社会人なら云々かんぬん)、Skagenは世界的なブランドですよ、ご存じないので?って言えば切り抜けれること間違いなし!

まぁそんなことを言わないといけない場面に出くわしたことないですけど(笑)

 

気をつけたいのは革ベルトがものすごく汗に弱いこと

汗に弱いのは革ベルトの共通点なのですが、その中でもダントツに弱く、汗がしみこんで革が硬くなっていくのでそこだけご注意ください。

(安く革も売っているので管理人はあまり気にせず使っていますが)

 

 

オリエント バンビーノ

日本メーカーからはオリエントを紹介します。

セイコー、カシオ、シティズンと多くの有名メーカーがある中ではオリエントは残念ながら4番手ではあります。

が、適度に色気を持ったデザインという意味では最も秀逸だと思っています。 

 

この時計の特徴は機械式ということ。

毎日つけていれば特に気にする必要もありませんが、そうでなければ毎日ねじをまく必要があります。管理人はそれを知らず、買ったまま放置していたのでいきなり故障したのかと思いました。

お恥ずかしい限り(笑)

 

今主流のクオーツ式では手で巻く必要がないのですが、そこには昔ながらのものを今も使い続けるというロマンがありますよね。

残業をしていると静かな空間でチッチッチッチッという音が聞こえてきて何となく落ち着きます。これもクオーツ式にはない良さです。

 

外見(デザイン)を見えると、高品質のものが詰め込まれています。

いろいろと工夫が見えて、さらにそれらがひとつにまとまっているのが凄い

”昭和レトロ”というテーマがあるかのようです。 

 

まずは革のベルト。

実はオリエントって革のベルトを非常に重視しているメーカーです。

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オリエント公式サイトより

セイコーならグランドセイコー、オリエントならオリエントスターと各社ごとに高級ラインがあるのですが、その中で唯一website目立つ位置に革ベルトの商品が飾られています

 

この製品(バンビーノ)は高級ラインではありませんが、そのよさがちゃんと顕れており革ベルトが非常に上品

単品で見るとテラテラしているなという印象がぬぐえないのですが、つけてみるとちょうどいい自己主張をしてくれます。服やスーツが地味であっても、片手にちらっとその艶があることで全体のバランスが非常によくなるなーといつも感じますね。

  

そして角度によって黒にも紺にも見える焼入れがされた秒針に、ドーム型の風防。どれもただの普及品にはない独特の力がこめられています。

全部いりだと日本製テレビのリモコンのようにごちゃっ下品になりそうですが、むしろ上品ですらある。

管理人はモノを悩んでからものを選ぶので買うまでが長いのですが、珍しく一目ぼれして買いました。

 

管理人はベージュって言えばいいのか?黄色系の文字盤のものを使っていますが、白いものも清潔感があって非常に良いです。

 

特にカジュアルウォッチ市場は舶来モノを選んでしまいますが、世界から見たら日本は時計の一大産地でもあるので、日本のメーカーのものもぜひ手に取ってください。

 

 

やめておいたほうがいいもの 

・チープカシオ

・シティズンファルコン

 

上の二つは1000~2000円で購入できることもあり一時期ファッションのメインに取り入れられる流れもありました。

特にミニマリズムが流行っていた時期ですね。

 

が、初心者(特に男)が使うにはあまりにもピーキー過ぎるアイテムですのでやめておきましょう。

こういうのは綺麗目にまとめた女性がシンプルで男性的なものを一点だけいれるからよいのであって男が使うと”安物を使うただの安い男”になります。(経験談

 

 

大正義DW

こちらもミニマリズム・ノームコア全盛期(2015~)に流行った時計です。

 

ネットで調べるとダサいという流言飛語がありますが、これは一時期インフルエンサーを使ってクーポンをばらまいたことでブランド価値が棄損してしまったからかな、と。

いい時計ではあるのですが、安売りされているし、皆持っているし、で=ダサイに繋がってしまったのでしょう。

 

あと、付け加えるなら西洋の人はまったく使っておらず、東南アジア~日本でしか使用されていないのも大きい。やっぱりみんなヨーロッパの方=おしゃれって感覚あると思いますし。

 

ただ、DWがださいなんてことをいうのはネットだけでコスパのよい時計だと思います。特に女性にユーザーが多く、話のネタになるので見ておいて損はありません。

 

 

時計と財布は選ぶのがなんとなく怖い

ファッションに興味を持ち出して10年くらいたちますが、時計と財布のような小物は非常に難しいと思います。

 

なんと言っても、いろいろなものを試す機会がほとんどないので。

振り返ってみると学生のときに1つ買って、社会人になってからビジネス向けに1つ買って、それで終わりって人は多いのではないでしょうか。

私もそうでした。

 

時計ってなんだかんだ目立ちますし、さらにガチ勢がいるので選ぶのが何となく怖いんですよね。

だから無難なのを最低限だけ買って、必要だからこれを身に着けているんですよ、よく分かっていないんだから必要以上に意見してくんなよっていう意見を暗に表明するために最低限のものしか買わない自分もいたような気がします。

 

アップルウォッチを身に着けることで時計のマウント合戦から逃れられたという話もちょいちょい聞きますが、これも根は同じところにあるのでしょう。

ブランドやら総合力やらで選んでいるのではなくて、機能で選んでいるのだ!(だから余計な口出しすんな)的な。

 

 

服の情報はわりと十分にあるけれど

加えて、時計に関しては使用者のレビューがあるものが圧倒的に少ないです。

服ならレビュアーが何人もいますが、時計に関しては代表的な人というのが浮かびません。

 

これは上であげたとおり、そもそも時計をいくつか買って試してみるという総人口が少ないからだろうなと思っています。

 あと重要なのはカジュアルウォッチ業界って時計の主戦場は10万円以上で、そういう人たちはそういう人たちでコミュニティをもっているんですよね。(時計の雑誌とかみるとよく分かる)

 

なので、1万円を少し肥える価格帯の時計はあまり言及されることがありません。

時計が好きな人はコミュニティのある高級帯、そうでない人はちょこっと時計を買うか、アップルウォッチを試してみる。

 

自分の好きな時計を選べる人はいいのです。

が、今の時代、レビューを見て選ぶという消費行動が普通なので、確たる自分の好みがない人は時計を買うのがつらいのが現状なわけです。 

 

 

時計の選び方

そんな中で時計を買うには、他人のいいね!リストと、自分の中にその時計を選んだストーリーがあればいいのかな(重要なのはストーリー内に自分の主観が入りすぎないこと)、と。

 

たとえば今私が時計を買うなら、Triwaをまず選びます。かっこいいので。

でもきっと、他人に説明するときは林先生の話を先にするでしょう。

 

この時計は近年注目されつつあるブランドで、林先生が取り上げるような話題性もある(違法銃器を溶かして使った時計)から興味をもったと。

こういえばそれに反論できる人はいません。客観的事実として知名度も上がっているからテレビで取り上げられるのですから。(テレビで取り上げられているから知名度が高くなるという逆もしかり)

 

かっこいいと思ったから買ったというと、かっこよくないのに何をいっているの?と思われかねませんが、こうしたら他人からの突っ込みを排除できます。

 

そして、2つ目はどうするか。

Triwaは比較的カジュアル目なので、次はビジネスでも使えるものです。その中でも腕が細いからSkagen、あるいは日本の機械式時計に興味があるからオリエントを買うでしょう。

 

時計選びは怖いということを書きましたが、こういうストーリー、つまりそうした理由があれば”選んで購入”することがはかどるのではないでしょうか。

(なんか言われても、ちゃんと自分の考えで反論もできますしね)

 

 

まとめ

書くのを忘れていましたが、Amazonだと定価の半額くらいで販売されていることが多く、なんだかやたらとお得です。

買いたいけど一歩踏み出せない、そんな人がお気に入りのひとつを見つけられたらいいなと思いながら、この記事をしめたいと思います。

 

 

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漫画「幼女戦記」17巻 感想 ヴィーシャはやっぱり臭かった。まさかの彼女が再登場【ネタばれあり】

こんばんは、へるもです。

 

早速ですが、表紙の話です。

表紙が横顔って珍しくありません?

 

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幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏

手持ちの紙の漫画をちょいちょいと見返してみましたが横顔が写っているものはありませんでした。

こういうことが出来るのはコアなファンがいるからで、逆にそんなに発行部数自体は凄くないのだろうなと勝手に思っていたのですが、book walkerの2019年販売総合ランキング9位でした。すごいww

まぁbookwalkerを使うような人はコロコロよりボンボン、PSよりセガポケモンよりデジモンを選ぶようなコアな人間だともいえますが、、、

 

絵自体に関して言えば、タブレットで見ると思わぬ迫力がありました。

PCで見たときは最近は副隊長たちが表紙に出てくるようになったなぁと思うくらいだったんですが。

幼女戦記の表紙はダークトーンでもともと迫力があるものが多かったですが、おっと思ったのは初めてかもしれません。

これまでの表紙は決めポーズ的な姿が多かったのですが、今回の絵は動きがある絵だからかな~と思っています。

 

そんな幼女戦記17巻の感想です。ネタバレがあるのでご注意ください。 

 

 

ターキーショット

ドクトルの秘密兵器に乗ってフランソワの陣地を強襲し、陣地への浸透に成功したターニャ達。

敵は凄い数がいますが、所詮歩兵なのでばったばったとなぎ倒していきます

 

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幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏

ポニテさんが大胆に攻撃しているので死ぬんじゃないかと思ったのですが、そんなことはなかった。(笑)

 魔導師の防殻設定は歩兵に冷淡ですよね。術式のこもっていない銃で防核を打ち抜ける気がしません。攻撃しても無駄やん

そしてもちろん魔導師は歩兵を虐殺できる火力を持っているという。

 

術式による大火力その大火力すら弾き得る97式の防殻、そして飛行可能な高機動性という組み合わせは歩兵と戦車と飛行機のいいところとってコンパクトにまとめた感じです。

魔導師の希少性を考えると歩兵にぶち当てるのはコスパが悪いのでしょうけど、敵の重要陣地に送り込む少数精鋭要員としてはこれほど最適な兵科はいないでしょう。

帝国は戦上手ですな。 

 

 

王国と共和国の丸焼き

陣地に攻め込んだターニャたちは敵の感知系術式を逆探知し、それがきっかけで地下室を発見します。もちろんターニャは燃やします

一酸化炭素中毒を狙っていますが地下陣地相手に有効なものなのでしょうか。

O2とCOではCO(一酸化炭素)の方が軽いのでCOは案外地下にいる敵には届かないのでは。

 

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幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏

敵も地味に火がぁって言っていますし熱の方が実害大きそうです。

あと、酸欠も恐ろしいですよね。

 

ちなみに酸素の薄い気体を吸い込むと2呼吸くらいで死が決定します。

たしか酸素濃度が半分の空気を2呼吸くらい吸うと意識はあるけど体は動かせない状態に陥り、そのまま次の呼吸で意識が途絶する、だったかな。

大学時代の準教授から聞いた話なので真偽は不明ですが、酸欠は思った以上にやばいものなのです。

 

と書いた後に原作を読んでいましたが、原作ではH2を生成→O2を焼いて窒息死狙いでした。微妙に変わっているんだな

というか原作に書いているのに訳知り顔で窒息について書いてしまって恥ずかしい(笑)

 

この地下室は王国諜報員の秘密部屋で、ノルデン編から登場してきた王国情報部員は残念ながらここで退場

原作ではここでは少しぼかされており、この部屋がなんだったのか?という部分は次章で明かされていたはずですが、ここもちょっと違う。

付け加えると”秘密の地下室”の存在が露見したのは、原作では感知系の魔術を使ったことでなく、敵情報部が飛び出してきたからです。ここも違う。

ついでに言えば漫画では弾薬庫を破壊に成功して、司令部襲撃はターニャが行っていますが、原作では弾薬庫は破壊できず、司令部襲撃は部下が行っています。ここも変更ポイントです。

 

結構変更している部分が多いんですね~

 

弾薬庫破壊に成功するなど原作より戦果拡大しているのは、原作より増えた中隊長たちに満遍なく華を持たせた結果でしょう(笑)

ちなみにヴァイスは原作でも漫画でも備蓄庫を襲撃しており、戦果的には空振りぎみです。ヴァイス無能説。

 

 

まさかのわがままボディ登場

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幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏

17巻読者が一番驚いたのはエーリャの再登場ではないでしょうか。 

諜報員に向いているとか言われてましたけど、まさか本当に諜報員として出てくるとは

 

思い返してみると彼女が直近で出たのは9巻のノルデン編で、ヴィーシャとお昼ご飯を食べていたときです。

今回お亡くなりになった王国情報部員はノルデン編でも出てきました。ライタール号とかで政府要人を亡命させようとしたくだりですね。

 

9巻では北方面軍が北進したため、空になったノルデンを埋めるべくきた中央軍の一員としてエーリャが派遣されたという話でしたが、弾着観測要員だった彼女が中央軍として戦場ではないところに行くのも可笑しな話です。

実はあの時(ノルデン編)から情報部員として王国情報部員をマークしていたのかも?

 

 

この調子では、やはりどこかに潜り込んでいる帝国のモグラを引っ張りだすことはできそうもないか

幼女戦記原作小説3巻より カルロゼン氏著

原作では、実際は存在もしないモグラを探している王国情報部、という描写がありましたが、まさか本当にモグラがいたとは。

もしそうならエーリャはとんでもない有能さんですね。

たびたび"情報を持っていすぎる"というような描写がありましたが、ガンスリンガーガールのロッサーナのように女の武器を使って聞き出したりしているのでしょうか。

 

 

突っ込みどころだらけの潜水艦

戦争が終わって日常パートへ。潜水艦の中だけど。

原作にはない部分で(ですよね?)、アニメから輸入されたシーンなのですが、変な方向に描写が厚くなっていましたね(笑)

 

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幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏

少佐殿用ベッドをこしらえたヴィーシャ。どこからそんな飾りもってきたのだ。

ここのヴィーシャはめっちゃ押しが強くて笑える。

ヴィーシャとターニャってこんなに仲良い感じでしたっけ?

今回の部分は原作3巻にあたるのですが、3巻でこれなら次の12巻ではどれほど親密になっているのでしょうか。(笑)

 

 

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幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏

誰かをスコップで殴ったヴィーシャ。こいついっつもスコップ持ってんな。

誰がやられたのかは明確ではないですが、後ろのページで主要人物がピンピンしている中ヴァイスがいないことを考えると、彼でしょう。

女であることを忘れていたと迂闊な発言をしちゃいましたしね。。。

 

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幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏

 16巻の感想であるワードで調べるとヴィーシャ臭いがかなり上のほうに提示されるのが遺憾と書きましたが、まさかの公式認定

herumo.hatenablog.com

 

というかターニャが子供+中身がおっさんである関係で、目の華要員はヴィーシャが務めており作者もかわいくなあれと念じながら書いているという話があったのですが、これでいいのか、、、!(笑)

 

まぁ次のシーンは隙のある寝姿を披露しているので±0かな。

ってかこれノーブラじゃね?かつノーブラ仰向けでこんなにふくらみがあるってささやかってレベルじゃなくね!?

 

ここでなんだかんだ凝視しているグランツ君を見ているとなんか恥ずかしい気分になりますね。(笑)そりゃ見るよね。人間らしさを残しているのは君だけだ。 

 

こういうネタシーンをちょいちょい挟んでくるのは昔からあったことでしたっけ?

管理人としては漫画だけの描写があると嬉しいし、ブログの感想も書きやすいし万々歳なんですが(笑)

口コミが大事、SNSが大事といわれる現代社会ではこういう”ネタにしやすい”ものを含んでいると広がりが生まれやすいのかもしれませんね。

 

ちょっと脱線しましたが、最後はゼートゥーアさんが任務成功の報告を受けて高笑い。

次はライン戦線の最終局面ですね。幼女戦記もここらでコミカライズは終わりなのかな~

 

 

(番外編)お気に入りシーン

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幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏

このところ急速に距離が縮まっている師弟。

 

 

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幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏

 引き射ちがかっこいいよくないですか?

 

 

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幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏

ずっと笑っているポニテロッテ少尉。軍隊で新人が上官を笑うって凄いな。

ターニャ大隊の空気のよさがうかがい知れます。

彼女は適当な名前がつけられている割には色々なところで出てきます。人気が出ているのかな。

 

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幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏

ついに顔が明確に描かれたモブたち。アニメを見返したら同じようなデザインのひとがいるのかしら。

楽しそうで好き。笑うかどには福来る。

 

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幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏

17巻ある幼女戦記のギャグで一番おもしろいシーンと管理人の中で名高い2(3)コマ。

こういう、ふふってなるシーンは何か心が軽くなりますよね。

 

 

 

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 最新18巻の感想と、当ブログの人気コンテンツ「幼女戦記 感想」カテゴリはこちらです。

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アニメ「ダーウィンズゲーム」2話 感想 私の炎は4000度!骨まで残さず焼き尽くす!!かわいいけど35秒で死ぬ【ネタバレあり】

こんばんは、へるもです。

 

私の炎は4000度!骨まで残さず焼き尽くす!!

 

 

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アニメ「ダーウィンズゲーム」 2話より

ダーウィンズゲームがアニメ化されると知って以来、楽しみにしていたシーンなのですが、2話で消化されてしまいました。

その登場時間はなんと35秒。短いようではありますが、意外と尺をもらえたほうかもしれません。

 

いきなりなんのこっちゃ、と思った方は申し訳ありません。

実はこの子は割りと原作でも愛されているキャラなんです。原作ファンとしてはやはりテンションがあがってしまいます。

 

もちろん原作ではもっといい扱いというわけではまったくないのですが、死亡したあともバンダくんと共にあとがきでちょいちょい出てくるんですよね。

ダーウィンズゲームって何故か萌えたり感情移入したりがまったくできないのですが、早々に退場してしまった彼女たちには親近感を持ってしまいます。ぽんこつカワイイ。

 

墜落死するときの血の演出が凝っていてとても良かったですね。

イヌカイ vs. カナメの部分は別の意味で緊張感を覚えてしまいましたが、要所要所をしめてくれているので安っぽさをあまり感じません。

 

 

シュカとカナメが初々しい

演出が良かったといえば冒頭のシーンが良かったですよね。

 

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アニメ「ダーウィンズゲーム」 2話より

大胆なシュカといえども不意に目があってしまって頬を染める、、、

 

あまーい!

 

なんて初々しいんだ。ちょっとアホ面なところも含めて凄くよいですね。

 

 

 

あと、演出の仕事なのか構成の仕事なのか分かりませんが、Dゲームの説明を音声で行いながら、絵は二人のデートっていうのが少し面白かったです。

重要だけど読者にとっては美味しくない部分にシュカをぶっこんでくることでルール説明の冗長さを感じずに見れますし、さらに止め絵に飽きてきたと思ったらシュカが生着替えし始めてて、またもや飽きずに見れてしまいます。

 

いやー鮮やか!

 

・イベントは渋谷

ダーウィンズゲームのルール

・渋谷であった12人殺し

・エイスという悪者の設定

・クランは多い

・シュカが闘う理由

・シュカとカナメの関係性

・シュカの性格

 

この短い間にこんなに多くの情報が入っているのは凄い。

12話構成があたり前になって情報のまとめ方がうまくなっているという話は聞きますが、このレベルはなかなかないです。

 

 

シュカの理由

2話で一番重要だったのはシュカが闘う理由にフォーカスするよ、ということが提示されたことだと思います。

 

ヒロインが闘う理由というのは題材としては普通なのですが、意外や意外に原作では特にタッチされていません。

たとえば、闘う理由を聞かれて顔を一瞬曇らせる姿や、解析屋と繋がって情報を集めている様子は原作では見られなかったものです。

 

インタビューを見ているとアニメのダーウィンズゲームは原作と少し違うお話になってもおかしくないので、補完や新解釈に期待してしまいます。 

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シュカがいきなりカナメヘの好感度がMAXになったところも今のところ謎なので、アニメでは描かれたらいいな。

少年漫画やラノベの系譜として読みとくと、そこに理由はまったく必要ないのですが(笑)、やっぱりヒロインにもヒロインのストーリーがあると嬉しいです。

 

 

新キャラたち

いっぱい新キャラが出てきましたが、イヌカイと解析屋が厚めに描写されていましたね。

 

イヌカイはチンピラ(バカ)感が出ていて良かったのですが、シュカかっけーって部分の印象が強いです。(笑)

「次にやるときまで生きてろよ」とか次の登場シーンは死体になっているキャラが言いそうな言葉ですが、どうなることやら。

 

解析屋はおもろい声していますよね。解析している情報・博士タイプなのでもっと冷たい感じの声かと思っていたのですが、思った以上にロリロリしい。

彼女の見せ場はこの先なので楽しみです。

 

 

エンディングかっけぇー

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アニメ「ダーウィンズゲーム」 2話より

このエンディングは凄い良いですよね。

 

路地裏やスラムの空気。

デジタルに対する根源的な忌避。

無機質な敵意。

 

ダーウィンズゲームという漫画は俺Tuee的な単純な漫画だなと思っていますが、一方で重層的な不気味さを感じることもあります。このエンディングはそれをうまく掬い取って表現しているな、と。

 

シギルを使うと目の色が変わる設定は凄くかっこよいですよね。

 

 

herumo.hatenablog.com

 

漫画「女子高生の無駄づかい」7巻 感想 女子無駄という大器晩成型のギャグ ドラマも始まるよ!

こんばんはへるもです。

 

アニメ終わっちゃいましたね。(だいぶと前に)

女子高生の無駄づかいは アニメではじめて知った作品です。

ネットに落ちている不確定な情報だと円盤売り上げが757枚と、爆発的なヒットを見せたわけではありませんが、コアで強いファンがいる印象です

 

東村山市をモデルにしているということで市長と対談したり、中国父さんがOPを再現したり。このOPは超面白いのでぜひ見てください。

ありし日のニコニコ動画と同じ空気を感じるので懐かしく思う人も多いかもしれません。(笑)

 

あと、音泉というアプリで配信されている番組のラジオがあるんですが、キャストさんが愛をもって語ってくれているので好印象です。

やっぱり作っている側も楽しんでいる作品というのは見ていて楽しいですよね。

ちょろっと騙されているだけかもしれませんが。(笑)

 

 

ドラマ

もうちょっとしたらドラマが始まるようです。1月24日からなのでもう少し先か。

よくドラマ化したな、、、って感じです。どんな感じになるのか見なければ。これは。

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https://www.tv-asahi.co.jp/jyoshimuda/#/?category=drama

宣伝動画を見た感じではロボの再現度が高いなと感じます。

自分でやったことにニヤついていて、無機質なロボってよりただの変人感あるなと思ったのですが、声の感じとかほかの二人とは落差のあるテンションとか凄いそれっぽいな、と。

 

 

ワセダ謎のイケメン化

ワセダはこれワセダなん?って感じですよね。超イケメンだぜ。JDくらい余裕で落とせそうだぜ。

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「女子高生の無駄づかい」7巻 ビーノ氏著

 

ちなみにリアルワセダはビーノさんの夫がモデルのようです。

こちらのほうは(失礼ながら)ワセダより若干闇感が強い。女子高生に手を出していた塾講の大学同期と似たオーラを感じる、、、いい人っぽい人には裏があるという圧倒的な思い込みですが。

 

 

バカを演じる判断ができるのは適役かもしれない

それにしてもバカ役を引き受けた俳優さんは英断ですよね。岡田結美さんというらしいです。あのね超美人。ぜひぐぐれ。

 

しかし、大丈夫なのか、、、

演じたキャラクターの印象で俳優さんのイメージと固まるところありません?半沢直樹とかやってましたが、私の中では境雅人さん=うだつのあがらないおじさんです。(笑)

 

印象的なのは朝ドラのごちそうさんで杏さんです。このドラマの影響で「杏=飯サイコパス女」のイメージが強いんですよね。

関東大震災で家族を失った奥さんが出てくる場面があるのですが、精神的なショックからご飯を食べられないといっているのに、お腹がすいているから落ち込むんや!と鰊そばを無理やり?食わせるシーンがありました。

結果としていい方向に行くという展開になるのですが、そっとしておいてやれよ!!と思わずにはいられませんでしたね。そのシーン以外にもまったく理解できない行動が多いものだから、テレビに杏が映ると若干不快な気分に襲われます・・・

 

そんなわけで、若い女優さんがバカという強烈なキャラクターを演じることに他人ながら少し心配してしまうわけです。まぁ、"バカ"というキャラを演じることを決断する後先考えず全力投球している感じは、”バカ”っぽいので適役かも?

こんな風に書くとバカが凄い嫌なキャラっぽいですが、凄くいい子ですよ。(本当に)

 

そういう意味ではオタ役は美味しいかもしれない、、、なんかの話で聞きましたが、オタの立ち位置は女子高生が感情移入しやすいらしいですし。

 

 

 

周辺情報ばかり流していましたが、アニメも漫画も面白いですよ!

そんな「女子高生の無駄づかい」7巻の感想です。ネタバレにご注意を。

 

 

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「女子高生の無駄づかい」7巻 ビーノ氏著

 

 

かふぇ

猫好きだけどそれを隠すノラの回。

 

”猫(かわいいもの)好きだけどそれを隠す”みたいなテンプレあざといキャラって正直に言うと苦手なのですが、こうしつこいくらいに重ねられるとなんか笑っちゃいます。ノラの別の側面の話なんてなかったですもんね。(笑)

 

この感じは「女子高生の無駄づかい」という作品の全体を通していえることで、1巻から3巻くらいまでは正直そんなに、って感じでした。一度打ち切られたという話もなんとなく分かる、、、かも。

 

でも、ある程度”分かりやすい”性格をしているキャラが毎回似たようなギャグを繰り返すことで、次の展開に一種の期待感をもつようになっちゃうんですよね

そして、だいたいその期待通りの展開になる。くるぞくるぞ、きたー、みたいな。

7巻になった今、それが私にササるようになりました。(笑)

 

ネコに好かれようと努力しているノラがいながらも、ネコがすきなのはワセダだったり、隠そうとしているけど"太客”なのが簡単に即効でばれたりするのは、まぁそうなるな、って感じで笑っちゃいました。

 

加えて、ビーノ先生ってなんか独特の世界観を持っているんですよね。

セリフ回しもそうですし、演出方法も独特なのでなんとなく予想できる展開になってもどこかで裏切られる。

それが分かるのが次のリリィとやまい(山本さん)の話。

 

 

やじうま

りりぃとやまいの組み合わせは珍しい。それだけでちょっとワクワク。

予想できるところがある、みたいなことを書いたけどイキナリ嘘だったかもしれません。

 

さて、本題の独特の世界感。

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 「女子高生の無駄づかい」7巻 ビーノ氏著

 

 

この女子高生カップルの喧嘩の画面をワイドショーみたいにする構図に、いきなりダニの話、、、しかもダニの話を続ける先輩(笑)

なんでこんな風な展開にしようと思ったのでしょう。私には一生理解できないと思いますが、強烈個性キャラの繰り出す期待感のカウンターとしてこの裏切りがあるんですよね。

このギャップ好き。

 

あと、帰ろうとはしごを降りるけど、結局のぼってしまうとこがよかった。

けんか始まってなんかやばば(=やばい)って感じのとこの感じや、うきうきで続きを見ようとするとこ。このとき感じた面白さの種を正確に表現することはできないですけど、臨場感がありつつ楽しげでよい。

 

 

きっかけ

アニメでもあったオタの昔の漫画の話。ツヤベタ祭りで笑いをとりつつ、ばずったりスカウトされたりちょっといい話風でしたね。

 

しかし一番よかったのはおまけのワセダとの絡み

なんとなくワセダって普段は自分から低所得Pとしての姿を見せないと思うんですよね。やっぱ教師と生徒がついったーで繋がっているとか教職的にはちょっとあれですし。

それでもバズってたからつい話しかけてしまった感がよい感じでした。

 

漫画家(趣味人)としてのオタが出てきたらやっぱワセダでしょ!みたいな期待にちゃんとこたえてくれるお話でございました。

 

 

らのべ

男の妄想をあざ笑うかのようなお話ですね(笑)

でも、その味付け具合がいい感じで、素直に笑えました。

 

ストーリーには関係ないような気がしますが、男たちがロボに会いにくる?シーンで後ろで待機している3人がなんか好き。ちゃちゃを入れたいバカと気になるけど一応とめるオタと驚くだけの魔女。

まじょも含めて仲良し4人組になってますね。そしてオタのスカートみじけぇ。

 

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「女子高生の無駄づかい」7巻 ビーノ氏著

 

「むしろ なんでロボあそこにいんの?」ってセリフに笑った。最後までロボ関係ねぇぇ。

 

スキとか、笑ったとか、結構素直に書いていますが、普段はこんなに笑うことなんてありません。お笑いとかも積極的には見ないですし、そもそもギャグ漫画とか読まんし。

それでも引き込まれてしまうこの世界とセリフ回し。

まったく、なんでこんなんに笑ってしまうんだろうな。(ほめ言葉)

 

 

ひめ

ひめが主役と思いきや、なんとなくバカに焦点が当たっているように感じるお話でした。まじょの時と同じく、バカの善性がきらりと光っていました

割とまじでバカを見ているとイラつくのですが、こういう話をみると自分の狭量さに落ち込みますね。なんて。

 

なんとなく感じていて、この話で焦点を結んだことがあるのですが、女子無駄のキャラってあんまりヘイト集めない感がうまいですよね。

というか、ヘイトで商売していない

冒頭に書いているとおり、割とテンプレキャラかつ世の中のこんなキャラあるあるを書いているのですが、それを皮肉ってない感じがいいなぁ、と思います。

 

世の中のあるあるキャラを上から目線でバカにして共感を呼ぶ漫画って多いです。特に女性作者の漫画。漫画の中までさりげない(あからさまだけど)マウントをとる姿に辟易としてしまいます。

が、女子無駄の書きかたってあるあるキャラやシーンをネタにしてるんですが、どこか可愛げがあり嫌味のない造形をしているんですよね~なにかあってもギャグを挟んでバランスとってくるし。

今回なら下のシーンみたいな。

 

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「女子高生の無駄づかい」7巻 ビーノ氏著

 

漫画の中でまで現実である嫌な感じを見たくないので、こういうところは本当に安心して楽しめます。

 

そして、やっとストーリーに触れますが、この子アニメの最後でちらっと出てきた子ですよね。隠れていたのはこういうわけがあったのかぁ。

ロリの話もありましたが、ちょいちょい人間(少女)のコンプレックスを直球で描くストーリーが盛り込まれます。女子無駄といえば、イコールでバカの他人の目を気にしない感じ(デリカシーのなさ)が満載という先入観が刷り込まれているので落差が凄い。

 

まじょもロリも身近にヒスイやリリィという強力なサポーターがいたのに対して、ひめにとっての味方は心の中のバカだけでした。

 

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「女子高生の無駄づかい」7巻 ビーノ氏著

 

それでも一つ上の恩人の言葉を胸に、誰も知らない土地で決意し動き始める姿はかっこよい。彼女はなりたい自分になれたのでしょうか。

”持っている”りりぃを避けるあたり、まだ彼女は自分に十分な自信がなく、だからこそ自らを奮い立たせながら生きているんだろうな。ボクサーのビッグマウスに近いものを感じます。

そんな中、恩人はほしい言葉をかけてくれました。きっと転機になるでしょう。友達もいい人そうだし、報われてよかったねぇ。

 

泣き出すところの無言で涙を流すシーンは印象的でした。たまっていたものが堰をきって流れ出すような?ドラマチック!

 

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「女子高生の無駄づかい」7巻 ビーノ氏著

 

あそびあそばせでもありましたが、化粧をとると目がちっさくなる描写が割りと大胆な変化で驚きます。

実際にこんなに変わっているところはあんまり見たことないですけど、女性からしたらそれくらいの違いと感じているものなんかねぇ。

 

 

ふたつ

化粧なし+派手な髪型だとなんか変でしたが、ポニテだと素朴な感じで可愛いですね。

そしてお父さんと仲よし親子という感じがずっとそのまま。なんだかんだ、このおっちゃんのさっぱりした性格は結構好き。ラーメンはこってりしてるけど。

やっぱこういう環境でバイトしているとにおいがつくもんかね。

 

この話もいい話だったんだけど下ネタ?被せてきてるのがおもろい。あと最後のほうのバカの大ゴマ。史上初じゃない?バカにこんなに面積使ったの?

上でも書きましたけど、いい話を書いても1話のなかでギャグに重心がくるようにバランスとってくるのが女子無駄って感じ。

 

ほかに3話あったけどとりあえずここまで。

おもちゃの回とか結構好きなんですけどちょっと疲れました。(笑)

 

 

まとめ

いやー楽しい巻でした。

どんどん女子無駄ワールドが確立されてきて、ちょっとしたことで笑ってしまいます。なんとなく「ひなまつり」っぽい。

新キャラも増えてきましたし、1年と2年の絡みがあればよいな。

 

herumo.hatenablog.com

 

アニメ「ダーウィンズゲーム」1話 感想 結構凝ってるぞ!?クオリティに期待してなかったやつは腹筋な

こんばんは、へるもです。

 

地味に好きだったダーウィンズゲームがついにアニメ化しましたね。

1話の感想です。

 

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ダーウィンズゲーム 公式サイトより

 

 

原作のネタバレは極力避けますが、ストーリーの根幹に関わらない部分のネタバレはございますので注意してください。

 

 

振り返っての感想

期待値を上回ってきたぞ!って感じです。

(というかこんなにちゃんとしたアニメ化されるとは、、、驚きました)

タイトルにもつけたんですけど、「凝っている」随所に再構成して工夫したあとが見られます。

 

たとえばハマダ

原作には登場していないキャラで、だれそれ?って感じではありました。アニオリキャラなんてクソ改変の可能性が高いのでまじでーって若干見る気が付いた感があるのですが、見ているとすぐになるほどなーってなりました

 

「ヘルプコール5ポイントもすんのかよ、50万円じゃねえか!」

「キョウダか、あいつはおれより使い込んでいる!」

「判定勝負に持ち込まれてもヤバイ!」

「助けてくれそうな友達なんて、、、悪い要(主人公)!お前しか思いつかなかった!」 

このほかの一連のシーンも含めて、ダーウィンズゲームはこんなお話なんですよってことを分かりやすく説明してくれているんですね。

 

最初の5分でばーっとストーリーの軸が語られていました。

・アプリを使った能力バトル

・命を懸けたPvP

・現実の金銭に関わる →参加者のモチベが分かりやすい

・主人公は周りからなんか凄いやつって思われている

 

なんだこんなことかよ、と思うかもしれませんが、管理人は凄く気に入りました。

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ダーウィンズゲーム 1話より

ハマダくんのシギル(能力)かっこいいぜ、、、

 

ちょっと話が変わりますが、1話の醍醐味っていきなり世界観が変わってしまう緊張感やわけの分からなさだったと思うんですよね。

 

アプリをいじっていたら突然カウントがスタートしたり、怪しい着ぐるみがいたり、そして襲いかかってきたり。しかも、ライフラインたる警察や消防の恩恵は参加者には与えられません。

日常を生きていた高校生が”アプリ”というたった1つのファクターに関わってしまうことで唐突に価値観の変更を迫られる、というこの"非日常感"はフィクションにおける大きな楽しみの一つです。

 

で、話が戻ってハマダ君の存在についてなんですが、彼のおかげでカナメが何に巻き込まれているのか、というアウトラインがちゃんと分かるんですよね。

 

非日常感をブーストするという意味では、前情報なしでカナメが襲われる原作のような感じでもよいのですが、ばかばか情報が流れていくアニメーションでは視聴者が置いていかれている可能性も高いのではないかな、と。

ん?何が起こったの?よく分からんし続きは続きを見る気にならないなー、的な。

 

特にアニメは放映中という限られた時間の間に継続的に見てもらうことが重要だと思いますので、フィクションの非日常感を残しつつ、分かりやすさも重視したこの補足的改変は好きです。

そのほか、キョウダのシギルとかは後々強い意味を持ちそうですし、蝶々はかっこいいし、原作をうまく味付けして凝っているなーと思いました。

 

私の中ではダーウィンズゲームっていつか打ち切られるのでは?という恐怖を感じながら追ってきた漫画なので(読者投稿を呼びかけているけどおそらくなかったんだろうな、というあとがき漫画とか)、いっちゃ悪いですけど弱小漫画ってイメージがあったんですよね。

それがアニメ化するということで、正直こんなにクオリティ高いものが出てくるとは思わなかったよ。

土下座!土下座ぁ!!

 

 

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https://anime.eiga.com/news/110238/2/

インタビューを見ていると私の反応はもちろん想定内。むしろ予告ホームランでホームラン打たれた的な

”もうひとつのダーウィンズゲーム”って気になります。

こちらのインタビューは量もあり見ていて面白いのでファンの方は一度目を通してみては?

 

どこにも入らなかったので補足的ですが、メッセージが読めないスピードでとばされていきますね(笑)蛇足な説明を省き(動画とセリフに入れ込み)、テンポを重視する点は、なんとなく盾の勇者のアニメ化を思い出します。 herumo.hatenablog.com

 

 

戦闘シーンよかった

戦闘シーンのよさって感想を書きにくいのですが、1話の戦闘シーンは凄くよかったです。

 

ハマダ vs.バンダ君(消えるマスコット)、カナメ vs.シュカでは、動きがrichでした。加速度を感じる動きって言うのかな、ひゅぅ、、、ヒューーン!!みたいな(伝わらない)

一旦とまってタメがあって、それから爆発的に動きが出るというちょっとした変化の積み重ねのおかげで動きに迫力と快感があります。

シュカの高機動っぷりは書くの大変そうですけどよくぞここまで、というクオリティ。ここがしょぼいと無配の女王(笑)って感じですし。

 

にしてもこんなに頑張って大丈夫なのか?

見ているこちらとしては嬉しいですが、、、ハマダとバンダ君なんて友人Bとおっさんの戦いなので作画カロリー高めで大丈夫なのか、と不安になります。ちなみにバンダ君は主人公たちの教師という設定です。

 

カナメ vs. バンダ君のところはホラー映画のような質感がいい

初心者 vs. 初心者狩りという構図でカナメは圧倒的な被捕食者です。

しかも、首のとこから生身が見えていて、ちゃんとバンダ君=人間っていうのが分かるんですよね。人間 vs. モンスターじゃなくて、人間同士の殺し合いであることが分かります。

一歩一歩迫ってくる恐怖がでてたなーと。 

 

 

 

原作シーンと変わらないところ

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ダーウィンズゲーム 1話より

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https://anime.eiga.com/news/110238/2/ 

シュカの謎全面降伏からの全面服従

語りたいけど、現段階では語るまい、、、

 

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ダーウィンズゲーム 1話より

 私の炎は、、、!!

なんで真ん中にいるの(笑)

 

 

まとめ

期待以上の高クオリティでした。

原作を知っているのでまぁいいかなと思っていましたが、気になってきましたぜ。 

結構評判もよさげ

 

コミケの思い出とC97の戦利品 宇宙よりも遠い場所本の感想を少し

3度目のコミケにいってきました。C97でいいのかな?

行くのは3度目といっても、最初の2回はなんとなくウロウロしてみたといった程度です。 

 

 

コミケの思い出

1度目は学生時代の夏コミに行きました。東京旅行の計画をしているときに「げんしけん」に出会い、ちょうどお盆じゃん!いけるじゃん!と興味をもったのがきっかけです。

 

初めてアニメイトに行ったのもこの時でしたね。

なんかもっと凄いものをイメージしていたのですが、ラノベや漫画の取り扱いが多いだけの普通の店でなんだかがっかりしたことを覚えています。(笑)

 

準備としてカタログという電話帳みたいなものを買いました。

なんとなくの予備知識はあったのですが、初めてみるそれは文化祭や学園祭のパンフレットみたいだ、と思ったことを覚えています。そして、1ページ1ページ、丁寧に見たものの意外に情報量が少なく、結局コミケ会場には持っていきませんでした。重いし。

 

今振り返ると、あれは地球の歩き方のようなガイドではなく、海賊が持っている宝の地図のようなものだったのかな、と。

ここらへんにお宝があるんじゃない?でも現地に行かないとそれがあなたにとっていいものなのかは分からないよ?的な。

 

結局会場を訪れたのは最終日だったように思います。コスプレエリアを歩き回って、当時(周辺で)流行っていた「ひぐらしのなく頃に」の同人誌をおみやげに買って帰りました。

まだ未プレイの管理人にとって、この本はひどいネタばれをしていたのですが、失礼ながら話と絵が雑で何も察することができなかったなぁ。

 

代表の方(?いまだによく分かっていない)の訃報と黙祷や、閉会の拍手が印象的でした。

今ではその風潮も弱まったという話も聞きますが、オタクって公式的に迫害してもいい対象でした。理由は色々あるのでしょうが、そんなわけでオタクであることを表に出さない、というのは一種の作法でした。

それがコミケの場には、こんなにもオタクがいて、それを引っ張る人がいて、会の終わりを皆で拍手で締めれる、そんな場があることがあるんだ、と驚きました。

 

別に生きる希望が沸いたとかそんな大層なものがあったわけではありません。

が、狭い部屋の中にある小さな窓をのぞいてみると大きな未知の世界が広がっていた、そんな気分になったのも事実です。

 

帰りはゆりかもめがすっごく混んでいたので、歩いてアニメデジモン聖地巡礼をしたはず。

 

2回目は冬コミです。

夏よりも冬のほうが過ごしやすいなと思ったことだけ覚えています。社会人になっていたので何か気になるものがあれば買ってみようと思っていたのですが、結局買いませんでした。

好きなものを吟味して探すという消費行動をする管理人にとって、瞬発力が必要な同人誌即売会というのはなかなかに厳しい場でした。

 

 

3回目

それから時が経ち、いざビッグサイトへ!

 

今回はこれまでの反省を生かしてほしいものをチェックしていきます。

それがこちら。

 

この作品の存在を知ったのはpixivがきっかけでした。

ここすき!よりもい!! 無料公開版www.pixiv.net

 

今はpixiv上で公開されていますが、元になった本は同人誌ということで、新しい本がでるならこれは買ってみたい、と。

正直なことをいうと、1年経てば公開されそうなので(されるかは分からない)、行くのめんどくさいなーという気持ちもありました。が、ここに行けば何かが分かるかもしれないと、とにかく南極を目指す報瀬のような気持ちでコミケ参加を決定しました。 (笑)

 

目指す場所は南ホールの2Fにあったのですが、最初にたどり着いたのは4Fでした。下りたいのですが、エスカレーターは上りのみ。

さてどうしたものやら、、、とうろうろしていると警備員のおばちゃんがエレベーターの存在を教えてくれました。感謝。

 

そんなこんなでたどり着き、作品を手に入れることができました。

両隣?には別のサークル様が宇宙よりも遠い場所の本を出していたのでこちらも購入。複数のサークルで購入することはあまり意識していませんでしたが、うれしい誤算です。

ちなみにこれは他にもサークルがあるのでは?とホールの2Fと4Fをくまなく探しましたが、他には見つけられませんでした。この作品ってこんなに人気あったんだ!みたいな発見もありましたが、基本的には徒労でした(笑)

 

5000円くらいでしょうか。同人誌って高いですよね。いや、商業誌が安いというべきでしょう。

社会人になった今、5000円=飲み会1回くらいなのでまーいっかってなるのですが、学生にはやっぱ厳しいのでは?ネットのまとめでみる鞄いっぱいの同人誌って凄い額かかってそう。

 

帰りはコスプレゾーンをみてかえりました。ナッシーがすげー目だってた。一番の美女はリゼロのエミリアさんだったかな?

 

 

本の感想

・Yuzuki Visual Maniax

上記のpixivの同人誌をみてもっとぼーん!みたいな本を想像していたのですが、20ページほどの本でした。

次に完成号が出るということなので、これは見本誌というか途中経過を報告するための冊子なのでしょう。準備号1→準備号2→完成稿、みたいな。「準備号」って何?と思っていたのですが、そういうことなんですね。

 

やはり本を作るというのは大変なことで、色々な仕事や事情の合間につくっていくもんなんだな、というのが垣間見えます。後に紹介する小説は製作に4ヶ月かかったと仰っていました。うーむ、凄い。管理人なら途中であき(らめ)ます。

 

前置きが長くなりましたが、本作品は結月さんのファッションや小物についてまとめられていたものです。

身につけていたのはどんなものか、小物はどんなものなのか、など。

少しでも違う結月さんが出てきたら言及してやろうという気概が見えるようでシンプルながらも熱量を感じる本です。それもただ違いについて言及し、まとめたようなものでなく、「このときのこの格好は、、、」みたいな考察もなされているので飽きずに読めました。

 

色々なことが書かれている中から何に多めに言及されているか観察してフェチを見破ってやろうと思ったのですが、本当に色々と書かれていてそんなことはできませんでした。

あえて言うならおでことソックスかな。「作中で結月さんが黒ソックスをはくのはこのときだけ!貴重!」

まぁでも所謂嗜好としてのフェチというより、嬉々として解説するさかなくんさん的な感じかも(笑)

 

この本の魅力はなんといってもデフォルメされた可愛い結月さんがいっぱい載っているところ。だいたい(1_1)とか(T-T)とかみたいな顔なんですけど、しっかり結月さんだと分かるのが凄い。

結月さんの髪型がかわるところが好きなので、色々と載っていて嬉しい限り。あとちょっとしたセリフとかも載っていてアニメファンとしてニヤニヤしました。このシーンやっぱいいですよね!的な。

 

ちょっと残念だったのは4人のときは~みたいな言及がなされるとき、その対比がよく分からないってことでしょうか。何しろ結月さんしかお姿がないので(笑)これはしょうがないことでしょう。

 

完成号が出るのは来年かな?楽しみですが、コミケのために年末年始に時間をとるのは難しいしなぁ。あと、本の実物がほしくもありながら、物を増やしたくないのが難しいところ。

昔は選択肢がなかったですが、電子書籍という選択肢ができてからここら辺の判断が難しくなっていますね。

 

 

 ・そういうとこですよ、キマリさん

上の作家さんとは別のサークルです。

 

74Pほどの文庫本です。タイトルからなんとなく結月とキマリの話がメインなのかなと思っていましたが、4人とも出てきました。

ラノベも漫画も3巻まで読まないと価値が分からない派の自分としてはネットで公開されている数ページのものは少し物足りないです。こういう読み応えのあるストーリーを読ませてもらえるというのはありがたい限り。

 

内容は高3になったキマリたちのお話です。よりもい1year after。高3組は受験中で、結月は朝ドラ親友役という大役に抜擢されましたが、それでもちゃんと会えている4人にほっこり

と書くと詐欺かもしれません。実際はチョコという季節感が与えられ、その季節感とよりもい本編のギャップを利用した第二次南極観測隊のお話だったと思います。4人だけでなく、弓子さんとかも出てきます。

女子高生の溶かして固めただけのチョコ(ただしメッセージつき)がプレミアム扱いされているのがおもろい。でもそうなるよね(笑)

 

あと、満遍なくというわけではないですが、登場人物それぞれの一人称視点と感情描写があったのがよかったです。

群像劇めいた本作品はちょっとした時間で感情を描写するのがうまかったと思います。

キマリたちとの交流がそれほど描かれなかった保奈美ですが、別れで泣いていたり、あぁ仲良くなっていたんだろうなぁということが分かりましたよね。そういうところ

 

この文庫も細やかな感情の変化がちりばめられており、原作の空気感を感じられる作品でした。セリフを呼んでいると声優さんの声で再生され(原作とは別のセリフなのに!)、行間では劇中歌が頭の中で勝手に流れます。

 

 

ちょっと面白いと思ったのは報瀬、日向、結月の3人は管理人の中の3人像と合致するのですが、キマリは少しずれていた、という点でしょうか。

この作品から受けたキマリの印象は少しマイペースで、一途で、他人の感情を大なり小なり上下させる主人公。いるじゃないですか、普段は馬鹿キャラだけど大切なことははずさない、ってキャラクター。そんな感じ。

 

管理人の中ではキマリはもう少しぼやっとしていて、振り回される方なんですよね。旅before/afterで行動スタイルの変化はありましたが、それは一瞬のきらめきのような。

 

この感じ方の差が凄く面白い

別に私のキマリのほうがキマリらしい、あなたのキマリのほうが正しいということがいいたいわけではないですし、ましてやそこに上下、善悪をつける気もありません。

 

昔、コミケで同人誌を買う友人が「作家によって違う姿を書いていて、それを見るのがよい」といっていました。このときはそりゃそうだろ、くらいの気持ちだったのが、10年越しに腑に落ちたような気がします。

 

 

・最果てドリーム

「よりもい7年後」

帯に載っていた言葉ですが、なんてキャッチーな言葉なんだ。

上のYuzuki Visual Maniaxを買ったあと、立ち去ろうと思ったのですが、思わず脚を止めてしまいました。

結論から言うと脚をとめて本当によかった。200pの超大作です。字が大きめなのでラノベ換算にするともう少し短いかもしれませんが。

 

7年後と書いていますが、大学→就職活動→アラサー(四捨五入)を描いた作品になっています。作中で南極再訪を誓う彼女たちでしたが、それってやっぱり難しいことじゃないですか。

女子高生というブランドもなく、結月というワイルドカードだって使えません。そんな現実と願望のギャップを丁寧に埋めていき、そしてその延長戦を想像する作品でした。

 

この本のお気に入りなところは2つあって、1つは社会的な変化を描いているところです。

 

キマリたちはもう女子高生というある意味最強の個体ではなく、社会を構成する要素のひとつになっていくわけです。就職活動だったり、恋愛だったり、物語の枠外の存在との係わり合いは必然です。

それがきちんと提示されており、ああ、ちゃんとこの世界で生きているのだなと感じさせてくれました。

 

加えて、キマリたちという女子高生がどんな影響を与えたのか?そんな部分がうっすらと、だけど明確に描写されていました。

本筋とは関係が薄いのでがっつり書くとくどくなってしまうでしょうが、ないと寂しいのでここらのバランスは絶妙でした。

 

もうひとつは嘘くさい部分が見えないところ。

特に大学や組織、南極での活動の描写がしっかりとしており、安心して読めました

 

本筋になるのは登場人物がどう考えてどう行動するかという物語で、その必然性は間違いなく重要になります。

が、いかにそこが整っていたとしても、それを支える環境の描写に突っ込みどころがあると一気に現実に引き戻されてしまうんですよね。

 

その点、本作品はそういったことはありませんでした。

たとえば大学の描写。ある人物があるプロジェクトに応募するのですが、そこで選ばれる理由は、優秀だからとか女子高生南極隊員の実績を重んじてとかではないのです。

割とコネとか周囲の助力に助けられたという描写なんですね。ここらへんは割りとリアル。

 

フィクションにリアルを求めすぎるのは愚劣ではありますが、フィクションを信じこめるだけのリアルは必要だなと思っています。

そういった意味で、割と難解そうなものを物語の中に落としこめているのは凄いなと。

 

メロンブックスだったかな?どこかで委託販売をしているとのこと。お勧めですのでぜひ!

 

あと、もう少し購入しましたが、まだ読みきれていないのでここで一旦筆をおきます。

ラノベ「灰と幻想のグリムガル」15巻 感想 籤を引かないといけないんだ・・・【ネタバレあり】

こんばんは、へるもです。
大波乱を巻き起こした14巻からちょうど1年です。15巻は如何でしたか?
 
以下、ネタバレを含む感想です。
 
今回の表紙は超かっこいいです。
男が表紙を飾れるラノベって地味に凄い。 
 
 

振り返って

まさに強くてニューゲーム。
同じオルタナといえど、あれほど苦労したゴブリンも難なく屠っています。
 
14巻まででは明確な強さというのはピンチの時にしか現れておらず、むしろメリィを失うなど苦戦を強いられていた印象の方が強いです
そのため、ゴブリンを跳ね返し、ゾンビを屠り、鹿を狩ってサバイバルという安定感に少し驚きました。
 
相手が誰であれ何とか対処できており、ハルヒロ達も成長したなー。
グリムガルの展開ってだいたいハラハラするのですが、今回はそんな感覚はあまりなかったです。
 
そう、バラバラ先生のくだりを除けば、、、
 
 

分かっていたようなものだけど

リセットによる人間関係の変化、グリムガルの謎、見所はたくさんありましたが、ハイライトはバラバラ先生のとこですよね。
 
こんなに早く逝ってしまうとは…
いや、死亡フラグ立ってるな、とは思ってはいたんです。ある程度実力のあるキャラで、主人公に因縁があり、久々の登場で死んだとしてもストーリー上の問題はほとんどないですから。
だとしても、なぁ。まさかまさか。
 
 
最初の絆
管理人は師弟みたいな血の繋がりのない関係性が好きなので、バラバラとハルヒロの再会の部分はお気に入りでした。
 
あの世界ってやっぱり厳しい環境で、なおかつひとりぼっちからのスタート。
家族のような、なんとなく敵ではなさそう、みたいな存在もいません。
モグゾーの件でも分かる通り、同じ人間でパーティメンバーでも安心できる存在でもありません。
ランタとハルヒロもギクシャクしてましたしね。
 
そんな中で特異的に結ばれるのが、師弟の絆です。
世界の仕組みがそうさせるのか、そういう人が師匠になるのかはわかりませんが、先生達はだいたい弟子に対する親しみを持っていたように感じます
もしかしたら師弟関係というのはグリムガル世界にあるただ一つの絶対的な優しさなのかもしれません。
 
主人公パーティについては意外と師弟関係がストーリーの題材として取り上げられることが多く、色々な師弟関係が描かれています。
ハルヒロとバルバラはその中でもお互いに親しみを抱いていたペアのように思います。
 
 
鬼の目にも涙
ハルヒロが生きていると分かってからの、バラバラ先生の嬉しそうなことといったら!
本人に言ったら絶対はぐらかされてしまいますが、はしゃぎっぷりが溢れていました。
 
これまでハルヒロを性の対象にしたことってないですよね。(笑)
あれはきっと残りの男性陣の反応はどうでもよくて、メリィとハルヒロをからかって遊んでたのではないかな、と思うのは馬鹿な妄想でしょうか。
 
立場上、あの場所を離れられないないでしょうし、少なくとも最終的には敵地で一人で暮らしていたんですもんね。
そこにちょっと目をつけていた?弟子が登場したらそりゃー嬉しいですよ!
 
死亡フラグと言われようとあの修行の後の肩を組みあっている挿絵がとても好きです。
今回は良い挿絵が多かったですけど、その中でも随一。
 
 
ハルヒロにとって
バルバラ死亡発覚シーンはただひたすらに切なかったです。
 
槍に”刺されている”何か”を認識するのに時間がかかる描写がありましたが、絶対にぜんぜん分からないなんてことはなかったはずです。
道中でもバルバラのことを考えていましたし、そうでなくても、槍で敵の死体を掲げるというのは相手に”見せ付ける”ためのものです。そんなに遠くで起こった事態でもないはずなんです。
 
きっと、絶対に、一目見てバルバラと分かってしまっていた
ここでの”それ”がバルバラだと気づくまでの間はハルヒロが受けたショックの大きさを表しているのでしょう。
私も事実を確認したくて先を見てしまう気持ちと現状を改めて確認しようという気持ちがせめぎあって、目が滑りました。
 
その後、ハルヒロは淡々と仕事をこなしますが、哀れというかなんというか、、、
なんだかよく分からないうちに師匠が死んでいるのも悲しいし、悲しむべき、あるいは怒るべきなのに、記憶がない故にストレートに感情を発露させることができないそんな空虚さが満ちていました
 
ハルヒロにとってバルバラ先生というのはたかだか10日くらいすごしただけの存在なんですよね。少なくとも記憶があるのは。
それでもハルヒロにとってバルバラとの絆と親愛は体に刻み込まれたものだったんだろうなぁ。
 
 
  
 
バルバラ死亡の意味
余談になってしまうかもしれませんが、師匠の死亡というのは何を意味するのでしょうか?
ハルヒロの技ってステルスやアサルトで止まっているんですよね。お金を払えばほかのマスターや生き残りの盗賊職から学べる可能性もありますが、、、
シホルやランタのように自己流を磨く道がでてきたりするのでしょうか。
これまで道を作ってくれていた存在の消失がどう影響するのか、これは見所だなと思っています。
 
 

風呂敷のたたみ方

さて、話を本筋に戻すとLAST WORLD編ということで風呂敷をたたみに着ているなという感じでした。ただ、これまとまるのか・・・?
 
 
 
話の軸となるようなトピックは2つあります。
 
まず一つがひよむーの主様関連
困惑するのは目的がいまいち見えないところです。バルバラ師匠との会話を考えるとオルタナ側 vs. ひよむーと主側で対立しているようですが、枝葉すら見えず影を追っているような状況ですよね。今は。
イオ達を含めた主様側があかずの塔に戻っていったことを考えると時々出てくる”現実への帰還”が絡んでくる気がするのですが、それで上の対立軸の説明がつく感じもしないしなぁ。
 
もう一つがソウマたちが目的にしている死者蘇生です。
メリィとジェシーのストーリーもこちら。
”あちら”から”こちら”へ、という意味では現実への帰還と近いニュアンスを感じますが、ソウマが目指しているのはあかずの塔ではなく、どこかのダンジョンでしたよね。
 
15巻はオルタナ奪還がメインといえばメインでしたが、どっちに関連しているんだ??どっちにも関連していなさそうな、、、よく分からん。
 
 
物語について考えてもよくまとまりませんね、やはり。とりあえず言えるのは、最初のひよむーの芝居の雑さがツボだったということです。(笑)
勘いい組にはそっこーばれてるし。あと、いかにも悪巧みしてますよって顔の挿絵が好きです。
 
 

記憶を失ったパーティの関係性

ありてぃにいえばカップリングの感じが整理されていましたね。簡単なところからいうとセトラとクザクの絡みが増えていました。
 
これまではどちらかといえばシホルとクザクって感じだったのですが、逆に描写がほとんどなかったような?14巻の魔女化+15巻頭の裸体ガン見でフラグが消し飛んでしまったか、、、ゴミに紳士さで負けるってどうよ(笑)
 
会話のテンポはあっていたのは意外でした。適当なことをいうクザクと手厳しいセトラ(笑)犬っぽいクザクはハルヒロをご主人様にしている感じでしたが、そこにセトラが加わった感じです。
気が置けない仲間ができてよかったね。クザク。
 
 
前提条件の違いで
もうちょっとクザクの話をすると、パーティ同時加入という条件(+暴漢から助けるというイベント)がないとメリィに行かないのが面白いです。
 
何事も恋愛に結び付けて考えてしまうというのはシホルの言ですが、クザクもその気があるキャラクターです。顔面偏差値でいえばメリィが圧倒的なはずなので、再びメリィにアタックしてもよさそうなものですが、、、
 
あるいはメリィ→ハルヒロはもしかすると見え見えになってしまっているのか??だからか?
 
しかしそう考えるとシホルの露骨な感じが説明つかないような気がします。今回、立ち位置が一番変わったのは彼女でした。
14巻の感想ではシホルの物語が見たかった、で魔女(トリックスター)化というスキルを手に入れてグリムガルで暴れまわる姿を夢想しましたが、15巻は穏やかに進行しましたね。 
やっぱりゆるく会話するハルヒロとシホルの感じが好きです。
ただ、魔法が使えず涙をこぼすシホルは申し訳ないけどエ○かったぜ、、、だって外套しか身に着けていないのに横にコロンってなって泣いてるんやで。やばい。
 
 
脱線しましたが、メリィが戸惑うくらいシホル→ハルヒロって感じでしたね。記憶がなくなって何が変わったんだ?と思ったら、マナトの存在だ。
記憶喪失前にハルヒロの恋人ポジションでなくて副リーダーポジションにおさまったのは、それ以外の色々な経緯を踏まえてのものでしょうけど、、、やっぱりシホルにとっての1番はマナトで、彼の死はショックだったんだなぁ。
 
クザクにしろ、シホルにしろ、セトラにしろ、色々と共通のパーツは揃えているのに、どこかのボタンが少し掛け違っただけで結果が変わってしまっている、というのは非常に面白く読めました。
これはループものの楽しさですね。まさかグリムガルでそれが楽しめるとは。この引き出しを持っているのは素直に凄い。
 
 
変わらないハルヒロとシホルの絆
それにしても、シホルはストレートに悩む姿をハルヒロ以外に見せたりしているのでしょうか
記憶がなくなり関係性が浅くなっているわけですから、そんなことはしないだろうなぁと思うわけです。 だって新しいクラスでよく知らないクラスメイト相手に悩んで泣いてうじうじするか?って話です。
 
何が言いたいのかというとハルヒロとシホルって相性よいよね、ってことです。
 
クザクとセトラが自然体で接することができるように(管理人が勝手に思っているだけですが)、やはりテンポがあうあわないってあると思うんですよね。
グリムガル帰還後にシホルとクザクだけで洞窟で待機していることがありましたが、あのときの会話の不器用さといったら!
 
たぶん、シホルとクザクは違う人間過ぎて相手が何を考えているのかが分からないのだと感じます。
だからどんな反応が返ってくるかも分からないし、何が相手にとっての地雷なのかもわからないので、さぐりさぐりの会話になっているのではないかな、と。
 
に対して、ハルヒロとシホルは少し被っているところがある。まじめで思慮深く、仲間思いで自己主張は決して強くない。
他メンバーがそうではないとは言いませんし、ハルヒロとシホルが同じパーソナリティを持っているわけではないのですが、お互いが大切にしているものは割りと被っているはず
 
パーティのリーダー・副リーダーという関係がリセットされても、悩みを打ち明ける関係にすぐになり、記憶喪失があったとしても「心の弱めのところをみせることができる」関係性は変わらなかっていないのでは。状況が状況なのであれですが、見ていてなんだかほっこりしました。
 
上でも言っていた、血縁に依らない関係性ってやつですね。
バルバラ先生のときもそうでしたが、記憶がなくてもずっと過ごしてきたからこそ体に刻み込まれた何かがあるのでしょう。
 
シュタゲのクリスいわく、記憶は"カイバー(海馬)"が司るらしいです。今回ハルヒロパーティが飲まされた薬(でしたっけ?)はここに作用するものなのでしょう。記憶野が機能不全の状態になってもなお残る絆というのは、どこに刻まれているんだ!?本能か本能なんか?
 
よく分かりませんが、ハルヒロの正妻は誰かといえばやはりメリィ派なのですが、一方でシホルとの関係性も好きなので、こういった部分の描写は15巻のお気に入りでした
やっぱりね。オリジナルパーティは優遇されなきゃいかんのやで。(誰)
 
 
恋愛関係の描写を増やす余裕はあるのかだろうか
関係性の変化がないところを書いていると浮き彫りになってくるのは、やはり(繰り返しになりますが)シホルはハルヒロを恋愛対象に見ているという点の異質さです。
「記憶がなくてもお互いへの思いは変わらないぜ」論は、この点で矛盾をはらんでいます
 
パラノでは愛を希う(こいねがう)シホルの本心が書かれましたが、どうなるのだろう。。。
 
そう思いつつも色々な感想を見ていたのですが、目からうろこが落ちた感想がこちら。
 

でも、彼女はもともと「自分と仲間を引っ張ってくれるリーダー」に惹かれる子なのだと思えば、シホルがハルヒロに恋愛感情っぽいものを見せるのは、あまりにも自然だとも言える。

それに異界で剥き出しにされたシホルの姿を思い出すと・・・・・・
あのとき必死に愛を乞うていたシホルを見て、劣等感を埋めるための「誰か」を求めているんだと私は解釈したけれど、そうじゃなくて、本心では「ハルヒロ」を求めていたんだろうか。
そういうのが、今のシホルの態度に少しは影響してたりする?

https://haretarabook.com/2019/12/27/24031#more-24031

晴れたら読書を みかこ様 

 
確かに!むしろ何でそこに発想がいたらなかったのだ。
でもシホルの好感度が”リーダー”に向かうものだったらちょっと嫌だな、、、マナトの存在がますます霞むし、レンジがいたらレンジに行くやつやん(笑)
 
 
メリィとセトラ
自分だけが記憶を失っていないという特殊な状況のせいか、相手に相手のことを伝えようとするあまり?ぽろりぽろりと出てくるメリィの本音が心地よかったです。
 
ユメのことをかわいい、凄いと形容したり、シホルの魔法をとんでもなく凄いことだと称えたり
ハルヒロに対する信頼は随所に見られましたが、ほかのメンバーへのこれほど強い気持ちがアウトプットされたのはこれが初めてのような?
メリィはこのパーティが本当に好きなんだなぁということが分かる一幕です。
 
その中でもお気に入りはセトラについての部分ですね。
「何でもできた。何よりも頭がよかった」(意訳)
途中まではハルヒロにべたべたしまくるセトラに嫉妬心メラメラ(内心)って感じでしたが、こんな風に思ってたんですね。旅の途中で変わっていったのかなぁ。ここら辺の関係性の変化は美味しいポイントです。
 
さらに妄想するなら何でもできた、の部分に、ハルヒロへのアプローチのような自分の気持ちに素直になって行動できるのが凄い、みたいなのが入っていてほしいですね!自分だっていつか!みたいな感じに思ってくれていたらテンションがあがる。
 
そしてそれに対するセトラの返答がまたかっこいい。ほめられても、「まぁ実態は違うだろうがな」(意訳)って。
単純な謙遜というより、過小評価も過大評価もしない自分の実力を知るものとしての言葉って感じがします。
 
ただ、シュロ家の鼻つまみものとして生きてきたのも事実
いつも堂々としている彼女にも、もしかしたらコンプレックスのような陰があってもおかしくありません。実際のところ、この言葉の真意はよくわかんない。
こういうところはもっと深堀りしてほしいところ。
  
 

次はランタユメパート?

最後は仮面の男パートで終わりでした。
 
修羅場をくぐり抜けてきてなんか強そうな雰囲気も出ていましたが、結局戦っているのはコバルト…
それ2巻くらいの敵やで!
 
ゴブリンの例もあり強い奴がいるのかもしれませんが、実力のバランス感覚がよく分からないところでもあります。笑
 
挿絵のユメはちょっと大人っぽい感じでしたね。
バラバラ先生曰くハルヒロ達が黄昏世界にいってから4年経ってますもんね。14++でもハルヒロたちと別れてから2年くらい経過していることが言及されていたはずです。1巻で16歳ならもう20歳になっているわけなので、当然の変化とも言えるでしょう。
 
ただ、年齢の変化ってどうなっているんでしょうか?
ハルヒロ達がグリムガルに来てからの年月を考えると、加齢は当たり前と思いつつも、ハルヒロパーティの見た目が変わっている感じもしませんよね。
世界を移ろったり、記憶を失っている間は、グリムガルの世界と時間の流れが異なったりするのかも。
 
世界の謎。パーティの関係性の再構築。
仕切りなおしは好スタートといった感じで、まだまだ予想がつかない感じで楽しみですね。
 

Python勉強覚え書き① デジタル化に駆逐される科学者の話とProgateを試してみた話

パイソンの勉強をしよう、そのモチベーションのために記録をとろう。そのためのブログでもあったはずだった。

最初の第一歩は踏み出したものの、二歩目がついてきていないのが現状である。 

herumo.hatenablog.com

 

業務の変更があったという建前もあるが、プログラミング経験0の管理人にとって1から学ぶというのは非常にしんどいのだ。

 

ただ、そうも言っていられなくなってきた。

これまでは化学という専門性を武器に他者より高い価値を発揮するというのが自分のサラリーマン生き残りモデルであったが、これはおそらく通用しなくなる。

プログラミング技術は必ず必要になる。勉強せねばならない。

 

 

デジタル化に駆逐される科学者

専門性というと聞こえがいいが、実のところ、ある個人を”価値ある個人”たらしめるために必要なことは情報をいかに占有するかということであった。

実験をし、情報を得、うわっつらだけを会社に報告する。その差分(ノウハウ)を貯めにためることで、会社は個人を切れなくなるというわけだ。

(みんなこれを分かっているからこそ、詳細なレポートを書くという習慣が会社にはないことが多い)

 

しかし、今後はおそらく実験結果を強制的に吸い上げられる環境が構築されていくであろう。DX(デジタルトランスフォーメーション)というやつだ。

研究者が行った実験結果を強制的に吸い上げ、データアナリストが解析し、その結果を元に研究者が実験を行う。

今はまだ研究者が主であるように見えているが、そのうち研究者とデータアナリストが一人ずついるだけでよいという環境になるはずだ。

実験をするのはこれまで研究者だと嘯いていた人間だ。彼らに求められるのは、危険物を取り扱うこと、言われたことを安全にこなすこと、それだけになっていくであろう。業務をこなすための知識は必要だが、知性はほとんど求められない。ソルジャーとして扱われ、薄給化することは間違いない。

 

げに恐ろしきはデータアナリストの進化速度だ。化学の分析機器はちょっと進歩させるために何十年もかかったりするが、データアナリストの手札は数年もかからずに大量に増えていく。

パイソンという規格を持ち、共有知を是とする彼らは科学者の想像を絶する世界で生きている。

データアナリストの存在は一部のトップ研究者を助け、人間の進化を促進するであろう。一方で、少しお高めくらいの研究者なら簡単に排除してしまうであろう。

 

なにしろ、恐ろしいことにもう産業界で結果を出しつつあるのだ。

 

 

Progateを試してみた

きっかけはなんだったか分からない。

なんとなく耳にしていたProgateというサイトで勉強してみようと思った。

 

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https://prog-8.com/python/study/1/1#/0

ファンシー! 

 

いやぁ、驚いた。何よりも驚いたのが、出てきたのが講師のおっちゃんではないというだけで心の中にある抵抗感がすっと軽くなったからだ。

 

 

やってみた上で、この3つが動画学習と違う点だと感じた。端的にいえば勉強に集中しやすくなっている。

  

①progateだけで勉強が進む

②細かく手を動かしながら学ぶことができる

③間違っていたら間違っているとちゃんと出る

 

Progateはインターネットブラウザ上でプログラミング言語を打ち込む練習ができるようになっている点が動画による学習サイトとの大きな違いだ。

 

そんなんPC上で開発環境を整えたら一緒じゃない?という意見もあるだろうが、この差は随分と大きいというのが実感だ。

動画で出てきた演習を実際にやってみるとき、ページを切り替えたり、分からない部分をシークバーで探すのは意外と手間なのだ。

 

おそらく動画学習はある程度分かっている人が大量の情報を吸収するのには向いているが、勉強するということには特化していないのであろう。

あくまで動画のほうがコストが安い=手軽にはじめられる=動画学習は学習によい、という図式があるだけで、勉強の最適解のひとつはProgateのような形だ。

 

初歩の初歩だけど第一章終了。エクセルを触っている人なら何となくつかめるような内容だった。 

【メンズファッション】アーバンリサーチの使いやすいマウンテンパーカがお得(最大35% off)

こんばんは、へるもです。

 

いつもは無印良品などを多めに紹介していますが、お得なマウンテンパーカを見つけたのでご紹介します。

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https://item.rakuten.co.jp/0101marui/to515072080101/より

 

それがこちらのマウンテンパーカーです。

今なら通常セール20%オフ+楽天ポイントバック15%というお得な内容。

ポイントバックのパーセンテージは店によって違うようなのでご注意ください。

 

近年は、楽天もアマゾンもファッション関係に力を入れているようで、探せばお得な情報が見つかるのが嬉しいところです。

 

 

カジュアルだけど綺麗なデザイン

管理人は昨年、これと同じものを購入しましたが、非常に使いやすいです。

これを選んだ理由の最大のものはシンプルで綺麗なデザインでした。

 

 

余計な装飾が多い

マウンテンパーカは多くのアパレルメーカーが出しているのですが、見ていて感じるのは意外とチープだなということです。

 

マウンテンパーカというは山用品が発祥なせいか、腰周りとかに紐が垂れ下がっていることが多いんですよね。

山用品ならそこを引き絞って下からの冷気を防ぐという重要な役割がありますが、タウンユースでそんな必要はありません。

”無駄な装飾”に成り下がってしまった紐がぶらぶらしているとチープに見えてしまいます。

 

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https://item.rakuten.co.jp/jumblestore/2320680668856/より

その点、このマウンテンパーカーは紐は少ないです。チャックの類が全て隠れているのもポイントです。

余計な装飾のないシンプルさは管理人のお気に入りポイントです。

 

 

 

生地をおす製品が増えた

さらに、生地感がよいです。

この手のマウンテンパーカって意外と生地がしょぼいんですよね。表現しにくいのですが、固めのプラスチックというか。

その点、このパーカーは安っぽくはまったく見えない生地を使っています。

 

ユニクロ無印良品が世の中の多数派になりつつある今、生地感というのはとても重要です。

なぜならこれらの会社は”大量生産によるコストダウン”を行っていますが、これらの会社は浮いたお金を生地の品質アップに使っており、生地はよい、が普通になっているからです

 

一時期の牛丼屋の値下げ合戦を思い出してもらったら分かると思うのですが、”安さ”だけを押すと儲からないですし、儲かってもどこかで無理が出るのです。

そこで重要なのが生地による差別化、です。

 

ユニクロならメリノウールやカシミヤ、ヒートテックなどの機能性化繊、無印ならヤク、などといったようにそれぞれの得意分野を持っています。

そして、いい生地が安価に売られるようになった結果、消費者の目が肥えてきており、チープさが悪いものの象徴として分かるようになってきました。

 

そんな中、生地感がちゃんとしているのは重要な要素です。

 

 

3シーズン使える

嬉しいのが秋、冬、春の3シーズン使えるということです。

インナーダウン(ベスト)が取り外せるようになっており、秋と春は薄めのパーカとして機能します。秋になったらとりあえず出しておき、気温にあわせて使えるという、この器用さが嬉しいところですね。

 

ダウンがベストなのも地味に嬉しいポイントです。

腕の部分までもこもこしていると着脱がしにくいですし。

 

ダウンをメインに考えてみた場合、モコモコを積極的に外に出さないという意味ではトレンドライクな製品でもありますね。

ただ、こちらの製品はすそが短いのでスーツの上に着るのは無理かな、と。 

 

 

サイズと色

管理人(170cm、60kg)は黒のMを購入しました。

単品の綺麗さでは黒が一番かなと思います。

 

売り切れになっているのは、やはり黒、とグリーンのようですね。

春秋を考えるならベージュでもいいかもしれません。

セールにかかってからLはすぐに入荷待ちになったので売り切れ前にチェックしてもらえればと思います。

 

【メンズファッション】Muji Laboのものがセールになっていたので紹介

こんばんは、へるもです。

今回は題名のとおり、ムジラボのものがセールになっていたのでその紹介です。

 

正直にいうと買うほどではないのですが、それでもいい形だなと思ったものをレビューしていきたいと思います。

 

 

水を弾くブルゾン

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オーストラリアダウン水を弾くブルゾンS~M・黒 通販 | 無印良品

 
ダウンと言えばモコモコしているもの、というイメージがありますが、最近のトレンドはこのモコモコを極力抑えたもの、です。

 

ムジラボのこの商品もそのトレンドを抑えた商品を出してきました。

こちらがそのブルゾン。名前はブルゾンですが羽毛を使っており、ユニクロやGUでは見かけないタイプの服になってますね。


この商品はダウンの外側に一枚羽織るような形での作りをしています。

そのおかげで外側にダウン袋の縫い目が出ないようになっています。そのため非常に落ち着いた見た目になっていました。

 

 

綺麗な襟

さらに管理人はこの襟の形が好きです。無印の服は襟の形にこだわりがあるな、と思っています。白シャツにもその傾向があって、上までボタンを閉めずにいても綺麗に襟が開くんですよね。


これが大きかったらヤクザっぽいし、小さかったら胴体部分の比率に対して首だけへんなアクセントが付いているという気持ち悪い形になってましまいますが、無印のものは、バランスが絶妙です。


ふくらみが大きく上半身のバランスがへんになりそうですが裾が短いのもポイント、破綻しそうなのに破綻しない、いい感じのバランスになっているように思います。

 

 

注意点

ただし、そうはいっても大きい。

スキニーを履くと上半身しか筋トレしてない人みたいになり不自然なのでそこは注意です。

逆に言うならテーパードパンツのような腰に太さのあるパンツが合わせやすい形になっています。

 

管理人は結局買いませんでしたが、形としてはかなりよいと思います。一回試着してみてはいかがでしょうか。

 

 

インナーダウンの進化系?

モコモノが出ないものが流行っているのは、ビジネスとカジュアルが混ざり合いつつある近年の流れをくんでいるのかなと感じ思います。

 

やっぱり冬は寒いのでダウンがいいんですよね。軽いし。

ただ、”モコモコ”のダウンというのは、荒々しさやカジュアル感がでてしまうので会社に来ていくのはためらわれます。

そこで出てきたのがインナーダウンです。隠してしまえばよい、というわけですね。

 

ただ、このインナーダウンにも難点があって、割とかっこ悪いんですよね。スーツを脱いで防弾チョッキみたいなのが出てきたら、なんか見てはいけないものを見てしまった気分になります。

カジュアルに見えるのは嫌、インナーダウンも嫌、軽いほうがよい、ダウンが流行り(カナダグースとか)、という色々な条件をうまく満足させる解が、こちらの商品のようにダウンに見えにくいダウン、なのだと思います。

 

 

 

二重編みプルオーバー

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二重編みプルオーバーXXS~XS・グレー 通販 | 無印良品

 

少し前からあるプルオーバーです。

こちらも軽くてドロップショルダーでスクウェアで、と無印の得意分野が出ています。

 

これを一番上に着たときはまぁこんなもんかな、くらいで新鮮さは無かったのですが、この時期になり、上に羽織るようになると印象が変わりました。

カジュアルなのに綺麗です。そして薄い。


この時期、重ね着というのはどうしても必要なのですが、意外とバランスに気をつけます。

上に綺麗めなものを羽織るとニットだと決めすぎか?ってなったり、逆にカジュアルなものだとカジュアルすぎないようになるために気をつけなければなりません。

 

その点この服は上にカジュアルなものを着てもそこまで子供っぽいってなりませんし、上にコートをきてもいい感じのバランスを出してくれます。

 

そこそこ薄いので何をきてもゴワゴワしないのもポイント。3割引になっているのでこのタイミングで見てみるのはいかがでしょう。


これのニットフリースのものも出ていますね。

薄さというメリットは無くなってしまっていますが、温かみのある素材感で今の季節にぴったりです。

名脇役だった上のものと比べると、生地に表情がある分、上に何かを着なくても成立するなって思いました。

 

上に着るとゴワゴワするので、秋特化というか、ぶっちゃけ試着して気に入ったけど結局使いにくい服になりそうとも…

 

 

漫画「ダーウィンズゲーム」19巻感想 予期せぬ展開の連続はアプリ漫画の王者の風格【ネタバレあり】

こんばんは、へるもです。

 

ダーウィンズゲーム 19巻の感想です。ネタバレ注意!

 

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ダーウィンズゲーム 19巻 FLIPFLOPs

 

アニメの感想はこちら!

 

herumo.hatenablog.com

 

 

アプリ漫画の王者

1巻は平成25年発売だから2013年ですね。確か当時はiphone5が出たかそれくらいの時代だったと思います。LTE(4G)のサービス開始で一気にスマホの利便性が上がった時代でもありました。

 

そんな時代背景の中生まれたのが、スマホを題材にした漫画たちです。時期は少しずれますが、リアルアカウントとか。

あれ?他にもう終わった作品がないか調べたのですが、意外と出てこないですね。なんか色々出ていた印象があるのですが、あんまりなかったのか?

 

ともあれ、ダーウィンズゲームは初期に出たスマホを舞台装置に使った漫画です。まだアプリやソシャゲが浸透しきっていなかったからか、ゲームへの勧誘はメールを使って行われます。

 

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ダーウィンズゲーム 19巻 FLIPFLOPs

 

ガラケーを使っていた人には懐かしさを覚える文面ではないでしょうか?スマホになってからこの感じのメールは見なくなりましたよね。

 

1巻発売から追っていたのですが、管理人はそのうち打ち切られるだろうな~と思っていました。もちろん好きな作品ではあったのですが、途中で中だるみしてましたし(特にしんめい決闘あたり)、なんとなく大衆受けはしなさそうとも感じていましたので。

 

それが長年生き残って、さらにアニメ化!

確かにここ数年、ブックレンタルでいい位置に移動しているなと思っていたんですよね。

スマホ漫画初期から存在し、アニメ化するほどの人気を得るなんて凄い!もう王様といっても過言ではないでしょう。

祝!

 

 

扉絵は女の子

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ダーウィンズゲーム 19巻 FLIPFLOPs

 

ダーウィンズゲームが面白いのは緊迫した状況でも扉絵っていうんですか?最初のページはほぼ必ずアプリ女子なんですよね。このサービス精神は面白い。

 

 

持ち味の予期せぬ展開とかなめTUEEEは健在

ダーウィンズゲームの何がよいかってやっぱり予想を超えてくるところだと思うんですよね。

 

今回もいきなり降伏して更に異国に行っちゃいましたえ、まじでっ。

 

さらに渋谷はモンスターに襲われて壊滅状態です。一般人に察知されないための都合のいい空間を作るのがセオリーでしょ?ってか入れ替わってるし。え、まじでっ。

 

ってかワンさん商売始めるの!?えっ(略

 

バンダ君と戦っていたときの展開からここに達すると誰が思うでしょうか。いや思わない。

このダイナミックな展開のおかげで先が読めません。どうやら”ぼくらの”的な地球 vs. 地球な感じは引き続きしていますが、、、

 

やはり一番気になるのは日本の居残り組みです。レインもリュージもスイもそこそこ強いのですが、一方であっけなく死にかねない脆さもあります。

 

 

お約束は必要で、更に

大胆な場面転換のあとはちゃんとカナメくんが活躍してくれます。やっぱり主人公が強いって言うのはある種の安心感があります。シュカより物騒な戦いをしていることに気づくシーンはちょっと笑いました。

 

ってかもう王さま認定されていますね。その力は雪蘭やワンさんどころか、よく分からん神父も認めるところです。でも王ってなに?

 

そしてカナメのところにはNからのヘルプメールに、ゲームマスターO(=ロリ王)の謁見、荒神力開放派の策略と息をつかせぬ展開が待ち受けています。

正直何がなんやら過ぎて語れません。(笑)

 

 

絵のレベル上がった?

ダーウィンズゲームはもともと綺麗で力のある絵が書かれていたのですが、本巻で感じたのは絵の表現力があがっているなーということです。

 

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ダーウィンズゲーム 19巻 FLIPFLOPs

 

たとえばこれの上のコマでは、ピントをワンに合わせて主人公たちをピンぼけさせることで物事の後ろ側でワンが暗躍しようとしていることが凄く分かりやすいです。

前からこんな表現をつかっていましたっけ?少なくともおやっと思うほど効果的に使われているように感じたのは初めてでした。

 

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ダーウィンズゲーム 19巻 FLIPFLOPs

 

あとはこの絵ですね。透明感と異国感が凄い。

 

カナメたちは降伏することで”地球”のダーウィンズゲームのしがらみから抜け出しました。そのおかげか人質連中は皆気が抜けています。

この絵から感じる”明るさ”はそんな彼ら彼女らの前向きで(いい意味で)ゆるんだ気持ちにぴったりで、さっぱりとした感覚を共有できているように感じました。

 

 

まとめ

色々な立場の人がいる中で群像劇じみてきました。

各自の思惑(特に幼女)が明らかになる20巻ではどう風呂敷を広げてたたむのか!楽しみですね。

 

herumo.hatenablog.com

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漫画「ワールドトリガー」21巻感想 続きが気になりすぎてしょうがない【ネタバレあり】

こんばんは、へるもです。

ワールドトリガーの感想を書くのは初めてですね。最初はウルトラマンかよ、、、(笑)と思ってスルーしていたのですが、10巻ちょっと前から嵌って以降、管理人の熱は冷めません。そんなワールドトリガー21巻の感想です。

 

いつものごとくネタばれがあるのでご注意を。

 

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ワールドトリガー 21巻 葦原大輔著

 

 

もてるものの悩み

ワールドトリガーって時々重い話いきなりぶっこんできますよね。今回のチカの話がそうでした。

チカが怖いのは他人を傷つけてしまうということより、その結果、どう思われるかということなんですね。

 

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ワールドトリガー 21巻 葦原大輔著

自分のことを責める描写がありましたが、管理人的にはなんて健気な子なんだ、と思ってしまいました。トリオンが多いのも、ネイバーに襲われたのもチカにとってどうしようもありません。そう割り切ってもよかったはずです

それでも彼女が選んだのは苦悩の道に迷い込み、(ボーダーに入るまで)一人でいることを選ぶということでした。

 

というか、チカは今回の”答え”をある程度自覚していたのではないかな。

ヒュースとの問答で初めて分かったかのような描写でしたが、幼い頃からの自分の行動の答えをここまで自己分析できたという部分からそう感じます。

 

鳩原さんという本当に"人を傷つけるのが怖い"人を登場させて、チカ打てない=人を傷つけるのが怖い、という部分に説得力をもたせながらそれを踏み越えてチカを追い込んでいく葦原氏は鬼ですねぇ。。。

 

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ワールドトリガー 21巻 葦原大輔著

ちなみにこの年上組が冬の地べたに座って話を聞いているのがとてもスキです。

そこに言及する何のセリフもありませんが、圧迫感を与えずにチカの話を聞こうとする二人の優しさがにじみ出ています

 

 

戦争の足音

今回チカに決定的な気づきを与えたのは、撃たなければ修やユウマが死ぬかもしれない、という状況の提示でした。

これまではベイルアウト機能があったので、そうそうは死なないはずなんですね。10巻で死に掛けていましたが。

 

しかし、敵の本拠地に攻め込むということでその限りではありません。現に軍人ヒュースはその状況を当たり前のものとして扱っていました。

 

サバゲー漫画などと揶揄されることもあるワールドトリガーですが、着実に物騒な世界に進んでいます。実際、vs. 香取隊や旧ボーダーの話では悲惨な世界が描かれました。状況が進み、ヒヤヒヤする感じが出てきましたね。

人が死んだりするのだろうか。

 

 

主観と客観という対比構造

チカの話が登場して思いましたが、ワールドトリガーでは自分が他人をどう定義するかという主観という軸と、他人が自分をどう定義づけるかという客観という軸を非常に重視しているように思えます。

 

主観に関するテーマがあるということはいうまでもないですね。こちらはストーリーに大枠を与えるために使われています。

ネイバー(隣人)であるユウマを敵とみなすか、味方とするか、そんな戦いをしていたのが物語の序盤です。そして未だに本部(排他的)vs. 玉狛第一(融和的)の構図は崩れていません。

今後、ネイバーの世界に遠征していく上でも、ヒュース(おそらく迅やレギーも)がキーパーソンとなることで、このテーマが語られていくでしょう。

 

客観に関しては扱いの毛色は少し違っていて、個人間の関係性という小さな枠組みの中で使われていました。

今回のチカがそうですし、エマもそんな感じですね。他人からどう思われようがどうでもいい風を装っていますが無関心な人はそんな発想すらありません。今回出てきたガンナー1位の人のように。

もっというとボーダーのランキング システムなんて究極の客観視です。香取隊長は誰かに何かを思われることには無頓着そうですが、ランキングシステムには囚われているように見えました。

 

大きな流れを捉えると自分はどう考えるべきか、というテーマがあるのに、細かい部分にフォーカスすると自分はどう考えられているのか、という繊細さが見え隠れします

物語を回しているのが主観と客観の両輪であり、この対比構造がうまい具合に緩急をつけてくれているなぁと思います。

 

 

チカにとっての救いとは?

コウの悩みは過ぎる力が場を壊すということで、それを解決に導いたのは仲間の力でした。

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https://togetter.com/li/795867

それではチカの救いは誰がもたらすのでしょうか、もちろん本人の努力が重要なのはこの漫画の不文律ではありますが、修やユウマであってほしいなとも思います。

2015年のキャッチコピーですが、私の気分として、これほどふさわしいものもないです。

 

 

対比構造と死亡フラグ

対比といえばオチャラけキャラなのに根はくそまじめっぽい迅も対比という業を背負っています。

死ぬと武器になるというブラックトリガーという設定固有武器に緊急脱出スキルなし未来予知という強能力強い力には枷をはめる神葦原記念絵ではどんどん武器がダウングレード

未だに生きているのが不思議なくらいの死亡フラグを積み重ねている彼ですが、未来はどうなるのでしょう、、、

 

 

終戦

さて、まじめな話はここまでにして最終戦です。本巻中盤は各自の戦法の話でしたが、改めてワールドトリガーの凄さを感じます。

タイマンに強い二宮隊長はむしろタイマン中が一番狙い目かもとか、二宮隊長は割りと感情的とか、いっていることが全部納得いくし、凄く合理的なんですよね。しかも、各隊でバラエティ(個性)がちゃんとある。

これを満たしている漫画ってほかにあったかな?

 

 

コナミぱいせん

そういえば本巻は大人気キャラ?コナミぱいせん大盛りでした。

 

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 ワールドトリガー 21巻 葦原大輔著

 

最初こそ大人美人感ある解説役でしたが、、、 

 

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ワールドトリガー 21巻 葦原大輔著

 

どんどん観客みたいな感じに、、、(笑)


ハイライト

やはり熱かったのはヒュースの防戦でしたね。

軍事国家アフトクラトルの精鋭軍人の名にふさわしい戦いです。王子の「なんであれで死なないんだろうね・・・」が特によかった。強キャラからの賞賛ほど箔が付くものはありません。

 

そして詩織オペレーター超有能です。

4人チームが少ないのはオペレーターの指示が追いつかないからという理由ですが、余裕でずっとモニタリングしています。ヒュースの活躍も彼女の支援があってのものでしょう。

全巻で停電したときもフンフン言って対応していましたしオペレーター能力順位はかなり高いんだろうなぁ。そういえばオペレーターに順位ってありましたっけ?何となく綾辻さんとか怜悧な感じな人(名前忘れた)が有能感ありますが。

 

 

この先どうなるのか?

修は立てた作戦は今回だいたい空回りです。ちょっと悲しいですね。

チカオラ(チカのメテオラ)が狙撃さえされなければ、、、!ていうかあれ射出前も狙撃できるんですね。ちょっとびっくりしました。

チカオラ強すぎ問題にはこうやって縛りをかけるんだな。

 

辛くもいきのこった二人に(チカの瞬時の判断凄くね?)、フラグたちまくりのvs. 二ノ宮隊長、落とされそうだけど活躍の場を残しているヒュースのバイパー。

さすがの最終戦で見せ場がてんこもりです。

ヒュースが落とされたら修が相手をするのでしょうか?次が楽しみですね!

 

 

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休日はいつも混んでいるから平日に行こうと思っていたMuji Diner(無印食堂)は平日も混んでいた

こんばんは、へるもです。

昔から行ってみたかった銀座無印の食堂に行ってみました。muji dinerってムジダイナーと読むらしいです。

おっしゃれー!

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いざ入店

平日の1130で22組待ち、、、すげえ。11時openのはずなのにもうこんなに混んでいます。平日なら待たずにすむかなという淡い期待は一瞬で砕かれました

 

この時はユニクロにも行きたかったので、時間をあけたらもうちょっと空くであろうという皮算用の元、先に買い物に行きました。

 

しかし、1330に戻ってくると、まさかの32組待ち!まじかー。もはや気長に待つしかないと悟り、とりあえず待つことに。

 


予約システムは割りと機械的

予約システムは面白くて、携帯電話番号を入れると予約番号が発券されるというもの。近づいたら連絡をくれるんでしょうね。待っている間に買い物もできますし、合理的です。

私の時は5番前になったら電話がかかってきました。

 


よく出ているメニュー

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店内で座っていて目立つのはやはり

 

このショーケースから魚をとってめっちゃ捌いてました。こんなん魚食べたくなるわ(笑)メニューを見てみると一番最初に焼き魚定食がありますし、1番の推しなのでしょう。

 

実際、焼き魚定食、日替わり、サラダあたりがよく出ているように見えました。魚はまるまる一尾使っているように見えます。銀座で850円でこれって凄くね?銀座は割と普通に1000円くらい超えるイメージがありました。

 


客層客

層は9割が女性です。

 

客層を反映してか店員さんは若い爽やかイケメンがたくさん。そういえば、女性が食レポしている漫画を見るとかなりの確率で店員に言及されますよね。たまたまかもしれませんが(笑)

 

あと、お酒を嗜んでいる人もちょいちょい見かけました。平日昼から酒なんてすごい優雅だ。セレブか、平日休みの方なのかな?

東京は夢がありますね。

そんな自分もお酒を頼みました。みなさんがワインを頼む中、焼酎を頼みます。見た目が氷の入った水なので、平日に酒を飲むときに襲われる謎の罪悪感は抱きませんでした。

 


トマトがうまい

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30分くらい待って席に案内されました。

 

注文したのは鳥の甘酢あんかけがメインの日替わり定食と、サラダです。

サラダはいろいろありましたが、トマト、ズッキーニ、パプリカ、玉ねぎごろごろ感が嬉しいです。

 

お気に入りはトマト。身は柔らかくずっしりと詰まっていますディス イズ トマト。トマトってこんなに身が重いものだったかな?すごい食べ応えがあります。

それでいて皮は薄い。薄いけどちょうどいい存在感がある。ガブリと噛んだときにちゃんとぷつんと皮が切れる歯ごたえがしてからボリューミーなトマトの身を味わえます

 

これはスライスしたらあかんやつや。大ぶりで正解です。

うーむうまいぞ。

 

トマト以外はローストされていました。この点で、印象に残ったのは玉ねぎです。

ロースト玉ねぎって柔らかいイメージだったのですが、こちらの玉ねぎはまさに食べるサラダ

 

玉ねぎの辛さを飛ばす程度に火は入れてあるのですが、冷水で(?)しめてシャッキリとした歯ごたえがあります

これってたぶん作るの難しいはず。絶妙な火加減とロースト時間時間でなければこのシャキシャキ感、みずみずしさ、食べやすさはバランスしません。

 

付け合わせ?のピーナッツもまた美味しい。程よい硬さとシンプルな味が野菜とドレッシングであふれていた味覚を整えてくれます。

カレーに福神漬け、サラダにピーナッツ。

いくら美味しくても野菜ばかりの中には変化がほしいもの。取り分けている人は少なかったですが、数個取ってみるのもオススメです。400円って高いな、と思っていたのですがこれはまた行きたい。

 

 

もちろん定食もおいしかったよ

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唐揚げの甘酢あんかけは普通に美味しいです。ちょっと思ったのは甘酢あんの主張が強いのに、鶏肉の味をしっかり味わえたことです。鳥自体がいいのか、下ごしらえが絶妙なのか。

味が濃い目のメインに対して、きんぴらごぼうはさわやか系でした。こっちも味が濃かったらご飯足りない、と思ったのですが柑橘類の風味がしてまた美味しいです。

メインのこってりと副菜のさわやかさのバランスが良い。

ご飯は本当に少ないですね。女性の普通ってこんなんなのか、と驚きました。

 

 

飲みやすい焼酎

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一緒に頼んでいた焼酎は黒とトジなんたら、です。これがどちらも飲みやすくて驚きました。焼酎なのにガツンと鼻にくる強すぎ感はありません。

トジなんたらなんて後味の甘さと軽さが相まってむしろ飲みやすい、とすら思ってしまいます。黒は比べると少し硬い、辛い印象を受けましたが、これも飲みやすかったです。

 

 

総評

全体のバランスが非常に高いお店でした。

神戸牛の店のように、目立つ一品で感動を与えようとするのではなく、四隅隅々まで配慮された食です。あれを取ってもこれを取っても、ちょっと嬉しい。その集積が満足に繋がるんですね。

無印良品が好きなためかバイアスがかかっているかもしれません。でも高い期待に応えてくれました。みんなそう感じているからこそのあの混みようなのでしょう。

 

近くにできたからいつか行こうと思うけど行かない店No.1のいきなりステーキにいってきた

こんばんは、へるもです。

 

今回はいきなりステーキに来てみました。6周年記念で安くなっているとのことだったのでいい機会だな、と。

 


驚きの客層

入ってみると半分以上が女性客

マイレージみたいなアホな(褒め言葉)システムがあるので、てっきりいっぱい食べるぜ、という男性客が多いのだと思っていました。

東京駅の地下街という立地のせいでしょうか?なんにせよいきなりステーキはグルメの店、あるいはインスタ映えする肉が出てくる店みたいなカテゴリに入っているようです。

 


注文

リブロース300gとライス大盛り、赤ワインを頼みました。

 

ちなみに管理人が大学生の時、一食あたりの肉の量(多め)として設定したていたのが300gで焼肉の時がこれよりちょっと多いくらいでした。今となっては300gというのは明らかに多い気がするのですが、これが基準とのこと

やっぱどか食いの店じゃない??(笑)

 

 

実食!

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食べ応えがありつつほどほどにジューシー。この厚みがよいです。

普段生活していると、厚みのある肉を食べる機会って割と少ないですし、だからこそわざわざ外に食べてきてよかった!と思えます。

 

レアがお勧めということだったのでそれにしたのですが、中はほとんど生でした。和牛のように霜降りでなくとも、パサつきがないのはこの焼き加減が理由かな?新鮮で管理されている肉だからこそできることです。すばらしい。

 

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やたらとソースや調味料がありますが、シンプルにソースだけというのが一番良かったです。(このときは、、、


ちょっと筋張っているとこがあったのですがサイコロステーキより大きめに切れば厚みの喜びを保ちつつ、筋とかが気にならなくなります。しかし、美味しい部位でこの感じ嫌な予感も

 


ミドルリブ美味しくない….?

この店のリブロースは選ばなければトップとミドルの二つの部位が合わせて出てきます。最初に食べ始めたのはトップリブでした。

 

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なんとなくミドルの部分を食べると…筋が邪魔!肉自体は柔らかいのですが筋があってなんか飲みきこみきれません。いたるところにある窒息したときの対処法はミドルリブを飲み込みそこなったときのものではないでしょうか。

ナイフで小さくしようとしても筋が残ってしまいます。

 

 

もう一つの罠

半分くらい食べきった段階で思います。

 

まだ折り返し地点なのか、と。

 

ここで始めて理解します。あの調味料のバラエティの意味を。あれがないと味に飽きてしまうのです。
マスタードとニンニクはやはり肉にあいますね。肉の本場?アメリカで愛されるだけあります。ワサビは肉の脂に押されてなんかあんまり味がしませんでした。

 

そしてこの状態だと赤ワインは無力でした。脂と肉が広がった口の中をさっぱりさせたいのですが、中途半端に高いアルコールのおかげでゴクゴク飲めません。肉に赤ワインって本当にあうの?そんな疑問とともに食していました。

やっぱり、冷たい水が一番!笑

 

 

完食

食べ進めるも相変わらずミドルリブはあんまり好きではありません。ミドルとトップの部位を交互に食べながら完食しました。最後にミドルを残すのはやめておこう。萎えるので。

 

あんまり触れませんでしたが、ごはんはいらんかったな。さっぱりさを加えるという意味でサラダがよかったように思います。

 


総評

ぶっちゃけ苦労したのでその部分がにじみ出る文章になってしまいましたが、このレベルの肉をこの厚みで食べるに際してこんなに手軽な店はそうはありません。予約とか面倒だし、コースにすると肉が減って値段があがることでしょう。

 

そういう意味ではすごく手軽でいい店で一度くらい行って見るのはありだな、と思いました。

 

管理人が次に行くならトップ部位だけを多くて300gとサラダを頼むかなーと思います。