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【ネタバレあり】漫画「幼女戦記」10巻感想 

漫画「幼女戦記」10巻の感想です。

 

ネタバレなしの10巻感想風の幼女戦記の紹介は下記です。 herumo.hatenablog.com

 

11巻の漫画の感想はこちらです。 

herumo.hatenablog.com

  

 

裏表紙がない

裏表紙がねーぞ!電子書籍なのであきらめていたんですが、幼女戦記食堂はちゃんと入っているんですよね。残念。幼女戦記は表紙+裏表紙で一枚絵になっているのでぜひとも入れていただきたい。

 

9巻ですがこんなん↓ 

 

というか幼女戦記なんて絵を楽しむものなのになんで絵を活用しきっていないんだ!魅力半減だ!(過言)

 

しつこく言ったら入れてくれないかな。

 

10巻は特装版もあります。詳しくないですが、おまけにしてはそこそこの出来だと思います。電子書籍派だから関係ないけどね!

  

つなぎの10巻

激しい攻略戦の後に追撃と動きのあるシーンが続いていましたが、本巻は話を一旦しめて新しい展開にもっていこうという巻でした。少し物足りない感じもありますが、一方で役者は揃いつつありますね

 

 

ちなみに単行本最新11巻は11/26に発売です。続きが楽しみです。

月刊誌に載っている漫画の発売間隔が2~3ヶ月(2~3話)というのはなんかペース早くないだろうか。

 

弱いものはさらっと刈られる

冒頭でさらっと流されていますが、レドガニアからの亡命者アーバンソールさんは「技術仕官」に処分されています。

方陣営に引き込もうとしていた人を何の躊躇もなく殺せるのは凄い。

 

序盤の強敵アンソン大佐はこの人を亡命させるために戦い散ったのになぁ努力とか献身とかが紙くずのような扱いです。ぐぅ辛い実力主義

弱肉強食という言葉がありますが、これは世の中の普遍的な摂理を現すようで実際は弱い側の人間が世の中の理不尽さを呪って吐く怨嗟の言葉だなって思います。弱い側の人間が感じる”何か”は強い側の人間にとって全くもって些細なこと。つらい。

 

これは忖度ですか?いいえ誤射です

このシーン関連で気になったのは潜水艦に対する誤射のところですね。処分の引き金になった潜水艦への臨検シーンでは、精鋭ぞろいの大隊のはずが威嚇射撃をミスって船体?に攻撃をあてています。本当に誤射なのか。

演出的には本当に誤射っぽいんですが、さまざまな奇跡が重なって”みたいなこと書いてて解説ページのコメントが白々しすぎて笑えます。誤射というより忖度ぽいですよね。(笑)

 

ちなみに史実だとノルウェーの政治家は無事亡命するものの、ノルウェーにはドイツによる傀儡政権ができてしまうというこれまた救いようのない出来事が起こっています。

  

あと、幼女被害者の会四天王のドレイクとビアントが出てきました。ドレイクが思ったより若くて驚きです。

アンソン大佐は我ら四天王の中でも(所属国が)最弱…彼の敵をとれるのか!?

  

「わたしはあのことを知っていますよ」

原作小説にはなかった(たぶん)このくだりがこんなところで使われるとは。

このシーンは防諜をしているのにもかかわらず、そんな努力はおかまいなしに連合の目的を挫いてくる幼女すげぇ(実際は偶然ですが)というとこです。ただ、漫画版では小説に比べて分かりにくくなっていましたよね。

 

今回のこのくだりは、こういったセリフのような分かりやすいアイコンを入れることで読者の理解を進めようとしたのかな。

 

ともあれ、ターニャとヴィーシャの絡みというのは意外と少ないのでもともと結構お気に入りだったのですが、このようの形で再登場してうれしいです。もっと見たい。

 シーンは違いますが、ヴィーシャはやはりいいキャラしてますよね。勘違い以外で"ターニャいじり"できるキャラはなかなかいません。

ターニャの秘蔵を把握してるなんてなかなか凄い副官だな。

 

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幼女戦記10巻 東條チカ著

 

部下つながりでヴァイス中尉も最近コミカルになってきました。原作小説ではよくも悪くも有能な軍人というですが、漫画版では彼もいい味出してます。

  

かっこいい艦隊戦

まるで映画のワンシーンのようでした。この漫画は本当に絵で魅せてくれます。このクオリティで軍艦をかけるのはアルペジオくらいじゃないでしょうか。

 

ドガニア艦隊の雷撃シーンが何かお気に入りです。しゅぼぼっぼっ。激しい打ち合いの中、地味に魚雷をまくというのが何か笑える。

 

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 幼女戦記10巻 東條チカ著

  

久々のレルゲンターニャ

基本的に幼女万歳(軍事的な意味で)なキャラクターが多い中、レルゲンだけは彼女の資質に懐疑的です。

そんな彼だから幼女にこんな顔をさせることができるのでしょう。(語弊あり)ハートマークみたいなものをターニャに浮かべさせるなんて。

 

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 幼女戦記10巻 東條チカ著

 

この絵だけ見てると本当にたーニャは美少女ですね。中身はおっさんなので救いがないのですが、見も心も女性なターニャの物語がみたい。ような、あんまり想像もつかないような。(笑) 

  

鬼のようなすれ違いを起こしながらテンポよく進む会話劇は静と動、emotionalとseriousが入り混じったカオスな演出がなされています。とても同一話数の同一人物とは思えません。(笑)

 

いつもは勘違いの末にどうしてこーなった?ってなるのはターニャなのですが、この二人だと逆ですね。

 

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 幼女戦記10巻 東條チカ著

  

防空演習(大人の運動会)と中身がおっさんの謎ポーズ

雑誌掲載時にはこのシーンに皆様っおつかれさま!とポップな字体であおりが入っていて思わず笑いました。他の漫画でもそうなのですが、単行本にもあおりを入れてほしいような気がします。

担当○○です!といううざいあおりもあるのでなかなかリスキーですが。

 

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幼女戦記10巻 東條チカ著

  

あと、毎回そうなんですが、会議シーンでの幼女謎ポーズが楽しみで仕方ありません。

地味な会議シーンに動きを入れるためのものなんでしょうけど、もはやそれ以上の価値があるように感じます。ふふっ、ってなります。

 

こういうポーズってどうやって考えるのでしょうか。いつぞやの自分語りをするサラリーマンもなんか面白いポーズをとっていた気がします。

 

成長したターニャのこういったポーズを見てみたい。

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幼女戦記10巻 東條チカ著

  

やっぱりこの漫画のどこがスキってコメディ部と絵なので、お気に入りシーンをぺたぺた貼るだけになってしまいました。漫画版の売り上げはかなり良いよう。

なお10巻でやっと原作小説の2巻途中です。先は長い。

 

 

 

 

 

 

 

12巻が発売です!感想はこちら。 

herumo.hatenablog.com

 

 

herumo.hatenablog.com

 

herumo.hatenablog.com

 

 

 

一枚絵の美しさという部分では「五等分の花嫁」がおすすめです。幼女戦記が好きな人は気に入ると思います。ストーリーの毛色がまったく違いますが。笑

herumo.hatenablog.com

 

原作小説と「幼女戦記食堂」の感想はこちらです。

herumo.hatenablog.com

herumo.hatenablog.com

 

上にも張りましたが、11巻の漫画の感想はこちらです。 

herumo.hatenablog.com

 

ファッション初心者向けの記事も幾つか書いているのでちら見とかどうぞ

herumo.hatenablog.com