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漫画「荒ぶる季節の乙女どもよ。」3~5巻 感想 陰キャはこれを参考書に勉強しましょう

こんばんは、へるもです。

 

一押し漫画、荒ぶる季節の乙女どもよ。3巻、4巻、5巻の感想です。

ネタバレがあるのでご注意ください。

 

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荒ぶる季節の乙女どもよ。3巻より 漫画:絵本奈央

 

管理人一押しのもーちん。菅原氏も好きです。

 

 

もーちん「きめぇ!」「友達ですらありません!」

いや、すかっとしましたね。あれは。

 

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荒ぶる季節の乙女どもよ。3巻より 漫画:絵本奈央

 

勘違い男のやばさよ。

祭りの実行委員会とかはなんだか不当に嫌な書かれ方をしていて悪目立ちしていたのですが、勘違い男たちは大なり小なりこういうやつ世の中にいるわ!って感じでしたね。

 

調べてたら男を擁護するなんて意見もあるようですが、さすがにないでしょう。(笑)擁護しなくても自分も似たり寄ったりなことしてるかもとは思いますが・・・

陰キャはこの漫画で男の方を擁護するらしい : まろめる

 

ストレートに楽しいシーンだったので意外となんにもかけないのですが、気弱な文芸部員がチャラ男に一喝し、いったったと己を鼓舞している姿ににやにやしてしまいます。

というか、いろんな人への気遣いを欠かさないいい子なのに、くじ運悪すぎてなける。

 

(気になるのはプライド高そうなチャラ男を友人ABの前であしらったということです。これ文化祭の終わりに襲われるやつじゃないですか?)

 

 

彼氏彼女の事情

ひとつ同情するとしたらチャラ男君も転勤族で、あの所作は友達をつくるためのものだったのだろうな、ということです。

もーちんとは合わなかったですが、それで感動する女の子がいたり、俺には彼女がいるぜ~みたいなボスざる的な行動で男友達から一目おかれないといけない世界だったのかも。

 

ちなみに女性の前だと男性の下ネタ率が上がるというのが研究で証明されているようです。嫌がらせ目的なのか、はたまた違う目的なのか、よく分かりませんが男性の皆さんは気をつけましょう。(笑)

 

 

 

そねざきさん爆発しろ!

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荒ぶる季節の乙女どもよ。5巻より 漫画:絵本奈央

 

 

イメチェンにより美少女化したそねざきさん。途中すれ違いもありましたが、文化祭での公開告白でいいとこに落ち着きました。

彼女だけ意外性もない進み方をしているので読み物としては面白みを特に感じないのですが、その順風満帆ぶりには人生において重要な示唆があると思います。

 

なんせ、行動力ありますからね。彼女。

 

 

自分をかえる

有名な女優に似ているといわれて恥ずかしながらもファッション誌を買って、それを真似して、恥ずかしいと思いながらも学校に行くって凄くない??

高校生のころってめがねを変えるだけでも勇気がいることだったように思います。

 

昔ブスとかいわれて深く傷ついた描写があったり、人を見た目で判断したり、「見た目」に対して圧倒的なこだわりとコンプレックス?があって、見た目を変えるのはちょっとイメチェンしちゃってーみたいな軽い感じではない、のは間違いないのに。

 

あと黒ギャルからの情報収集も忘れませんでした。彼女は自分がこじらせぎみであることを自覚していたのでしょう。情報のギャップを埋めるために口に出すのも恥ずかしいであろうことを質問したり、とか結構凄い。

黒ギャルの性格しだいでは、おそねがこんなこと聞いてきてさあwwみたいなリスクもあったわけですよ。それでも分からないことは質問する乙女の強さよ。

 

そしてとどめのキャンプファイヤーでの告白!

全てがすべて、なかなか出来ないことだと思います。

 

何かを好転させるにはやっぱりストレイトな行動(と善良な人間)しかないなと感じます。

 

 

暗雲たちこめるととり(本郷)さん

うーむ。これは救いがないな。

彼女も行動力はあるんですが、そねざきさんと違って空回りぎみなのがつらいところ。

 

高校生で小説化デビューしようとしていたり、高校の先生に恋をしたり、期待値の低いところにつっこんでいく習性があるようなので、まぁそうなるなって感じではあるのですが。

 

 

一番追い詰められているのではないか

ただ、何よりも彼女の不運は、女子高生にリアルなエロを求めフォローを何もしないクソ編集です・・・

(しかし、得てして出世するのはああいうタイプ。)

 

小説化デビューのためのリアルな体験がほしいという願望、自身の魅力は乏しいのではないかという疑念、ミロ先生への恋。

小説家デビューが目的の彼女は、色々なものがごっちゃになってストレスにおしつぶされそうになっているように感じます。

 

悩ましいことが多いのですが、ミロ先生がととりさんを抱けば全てが解決するような気がするという構図になってしまっています。

 

 

この先は

しかしまぁ世の中の女性が思っているほど男(ミロ先生)も馬鹿ではないので、短絡的にミロ先生がととりさんの魅力に気づいてハッピーエンド!とはならないのだろうなぁ。

ミロ先生のはぐらかすような態度とととりさんの直球勝負な性格は、現時点ではかなり相性が悪い。

 

こう書くとミロ先生の悪い男っぷりが凄いのですが、彼の態度は一貫してNO!です。

 

教え子とエロチャット?をしていて実際に会ったという弱みを握られているため、強くも出れない事情もある、というのがこのめんどくさい色々の根っことなっているのは面白いなーと思います。

その一幕がなければ、この謎の関係性もなかったわけですから。

 

 

彼女の役割

観念的エロとか、私にリアルを教えてくださいとか、等身大の感情を描こうとしているように感じる本作品においてはかなり例外的なキャラ付けがされているような?

女子高生って仕事のために自分を切り売りするという選択肢を選ぶものなのだろうか。

 

と思っていたのですが、そねざきさんのピュアな恋愛と対比して、性愛から始まる恋も描くというのはこの漫画らしいといえばらしいです。

 

 

ぶっとびカズサと菅原氏

三角関係。えすいばつ。ろりこん。

もうだめだ。怒涛の展開過ぎて感想に何をかけばいいのか分かりません。

 ただ、菅原氏の背景のほうが複雑?、密度を感じる?のでどうしてもそちらに意識がいってしまいますね。

 

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荒ぶる季節の乙女どもよ。5巻より 漫画:絵本奈央

 

ほかの文芸部メンバーと異なり、好意を向けられ過ぎてきた人間の視点で描かれるのが菅原氏のストーリーです。

あっとなっているもーちんはどんな表情を見たのでしょうか。(笑)

 

波風を立てず、相手より上位に立つことでことを上手くおさめてきた彼女は、なかなかぶつかれる相手がいませんでした。

かずさともーちんは始めてできた?友人で割とずばずば言って波風立ててる。かずさにだけ?強気な菅原氏よくないですか。ずっと大人で一線を引いた描写が続いてきましたが、明らかにかずさの善性に甘えておりそのギャップが可愛い。

 

それなのに、なぜかずさと三角関係・・・悲しい。泉くん分裂しないかな。でも、ここでぶつかり合える状況を手に入れられたのは菅原氏にとってはとても良いことなのかもしれません。

このままだとしっかりしてそうで、ロリコンとの想いに囚われた何がしたいか実は分かっていないウーマンになって、自分の外見にしか成功体験を見出せず不倫とか繰り返しそう。(いいすぎ)

 

かずさはね。もうね。そのまま幸せになって下さい的な?性格いいし。妄想の勢いがいいですよね。

 

 

5人の少女に対してまともな男は2人という男日照りっぷりの本作の行く末は!?

早く6巻出ないかなと思っていたらもう出ていた笑

そちらもそのうちレビューします。

 

 2019海の日くらいまで40~50%くらい安く買えるチャンスです。

herumo.hatenablog.com

 

(にしてもアマゾンのレビュー点数が高くて驚きます。)

 

 

 

 

  

1巻、2巻の感想はこちら! 

herumo.hatenablog.com

 

 

herumo.hatenablog.com