漫画「五等分の花嫁」7巻 感想 四葉の嬉し涙とぞくっとする一花の表情がすばらしい そして切り落とされる火蓋!
こんばんは、へるもです。
待望の7巻が発売されました!
新刊効果なのかアニメ化効果なのか何故かアクセス数が増えていて驚きです(笑)
初期設定の絵とかもあって目にうれしいのでよければご覧下さい!。
ということで7巻の感想です。ネタバレありなのでご注意を!
人気投票結果
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
一位は断トツで三玖。強い!2位四葉のほぼ2倍です。
初期から常にブーストがかかっている上に、現時点で明確にふーたろーにアタック(しようと)しているのは三玖さんだけですもんね。やはり行動力は重要だ。
今はクーデレやツンデレではなくデレデレラブラブヒロイン(書いてて恥ずかしくなってきた)が人気を得ている傾向もあるのでここらへんは納得というかさすがというか。
ファンアートの数やネットでの反応とかを見ていると、3>>4>>1、5>2くらいと思っていたのですが、三玖以外の得票数にそれほど大きな差がないのが割と意外です。
ってか四葉ひくすぎじゃね??
「上杉さんのことが好きだから」→「嘘」コンボとかデート回とかめっちゃ強かったやん!あれを超えるエピソードが生まれえるのだろうか。
純真元気運動キャラにしては健闘したというべきかもしれませんが、四葉は結構好きなので残念です。熱闘甲子園で特集されていた高校が負けてしまったときのような気分になってしまいます。もちろんまだ負けていませんが!
といいつつも、管理人は話の主役が誰かで好きなキャラが変わる派です。服装は五月が好きです。ふわっとして柔らかそうなところが。
今だから言えるけど人気投票で1番だった子、読み切りのアンケートでは5番目だったので感慨深いです。
— 春場ねぎ 2/15⑧巻発売 (@negi_haruba) 2018年10月27日
一花です! https://t.co/EHiSBE2yUe
— 春場ねぎ 2/15⑧巻発売 (@negi_haruba) 2018年10月27日
読みきりでは一花が一番人気、まさかの三玖が5番目だったらしいです。
足に出る個性
特に四葉の脚の指先よ!
ぴーんとしているのが活動的な様や子供っぽさを演出しているようで素晴らしいですね。
己の欲望に従った結果、五つ子の姉妹間に安易な貧乳格差を生まなかった大変素晴らしい漫画 #五等分の花嫁推薦 #低俗ではないhttps://t.co/CiQ5tlFO4C
— 🚀よっけ🌟 (@Bakaiser4000) 2018年9月14日
こういう絵をみるとスタイルに差がない5つ子設定は英断だったなと思います。個性をどう表現しようとしているのかついつい探してしまう。
7巻ハイライト
モテ期フータロー
見開き1Pつかった晴れ着カット!・・・ですが和装と白黒ってなんか相性悪いな。ぜひカラーで見たいところです。
その後の中野さん家では6巻かけてヒロインを落としつくした(?)ふーたろーにモテ期が到来します。しかしこんなにヒロインがいるのにラッキースケベがほぼないとは!(笑)トラブルだったら5回くらいは脱げてそう。
三玖の妄想(暴走)や四葉の暴発をメインにそれぞれにそれぞれらしいシーンがあるのですが、五月だけなんもなしというのが地味に印象的です。あえて言うなら不純です!のところくらいでしょうか。でもあれはふーたろーを意識してっていうよりドラマにほだされてって感じでしたしちょっと違うかも。
コスプレ
一花の負担を分け合うためにバイトしよう!というまじめな話から一転、ヒロインをコスプレさせるだけの展開に。五等分の花嫁の店舗特典はだいだいヒロインがコスプレさせているのですが、ついに本編にまで!(どこか別にありましたっけ?)きっと好きなんだろうな。
【新刊情報】次こそは「全教科赤点回避」! 風太郎と中野家五つ子の楽しい一年が幕を開ける──!!『#五等分の花嫁 7』本日入荷致しました!とらのあな特典は、“描き下ろしイラストカード”を先着プレゼント♪#春場ねぎ
— とらのあな 札幌店 (@tora_sapporo) 2018年12月19日
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5人分の生活費を受け持つ一花への負担が凄そう。負担も五等分にしろよっていうのはこれまでの展開からすると野暮なんだろうな~なんとなく。極貧生活を送っていた分、お年玉の貯金とかもなかったでしょうし。
女優、お金が必要、美少女、女子高生とくると薄い本展開が期待予想されますが、今のところそんな感じはなくて良かったです。姉妹がいざこざしているだけでこんなにややこしいのに、そんな闇を一花にもたせると収集がつかなくなりそう(笑)ですし、なんとなく作品の雰囲気とあいません。
姉妹の絆
あまり大きくは?取り上げられていませんが、ここは結構ぐっときました。
高校生にとっては生活の糧をどうするかという問題は特に大きな問題で、それを人質に色々と要求されるとなかなか自分の意思を突き通すのは難しいです。
四葉のチャレンジと高すぎるリスク
ふーたろーと頑張りたい、赤点を回避して見せる、という四葉や五月に対し、お父さんは自己責任論を振りかざします。
結局、この喫茶店における父親との対話シーンでは2つの選択肢が提示されました。
①プロの家庭教師に教えてもらう+ふーたろーはサブ
②これまでどおりの関係で、ただし赤点を取れば転校
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
しかし、特に四葉は一度失敗した身です。ここでの会話は四葉と父親による①と②のどちらにするか?という双方向的な話し合いではなく、実質的に四葉の責任感やトラウマ(=四葉だけ赤点で姉妹ごと転校)をついて姉妹全てを従わせようとする一方的なものでした。
いきなり引越ししたり割と自分勝手にしているので中野父のいうことは分かるのですが、トラウマをつくという点においてクソですね。というか、姉妹の仲で一番成績が悪いのに、それでも赤点回避のために頑張るという意思を示すことは責任感の強い四葉にとっては恐怖すら感じながらの発言だったと思うのです。
それに対して、成果・リスク・自己責任と社会人的論理をふりかざし、意思を挫こうというのはどうも共感できません。すでに四葉は相当気に病んでいる様子ですし、成功体験のないチャレンジできないウーマンになっちゃうぞ。「かぐや様は告らせたい」の石上みたいな。
(「あの人は正しさしか見ていない」と、ここらへんは暗に二乃が指摘しているような気がします。)
五月の選択とその背景
そんな四葉を救うのはふーたろーでも中野父の妥協でもなく、五月でした。もしかしたらふーたろーと一緒にいられることを優先して①の妥協案の方がいいと思う姉妹がいるかもしれませんし、ぶっちゃけ悪くない案だと思います。
それでも自分の希望を通し、四葉を信じる選択でもある②を選ぶとはっきりと明示しました。
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
こう書くと四葉だけが一方的に五月に救われたようですけど、五月も四葉の登場や宣言がありがたかったに違いない。
直前までのシーンって姉妹の選択を末っ子の五月が迫られていた場面です。しかも五月はどちらかといえば理性的な判断を重んじる印象を受けます。四葉の登場と覚悟の吐露というのは確実に彼女の、「こうしたい」という選択を選ぶ背中を押しました。
友情、努力、勝利
この間、姉妹間で意見の統一化はかられていません。大きすぎる決断を独断で決めるわけでなく、一度持ち帰って話し合いをするというのが妥当だったのかもしれません。それでも、ここは合理的な交渉の場面でなく、突きつけられた厳しい選択を姉妹で乗り越えるという試練の場で、重要なのは自分の意思を示すことです。
この場面はヒロインvs.ラスボスの構図で、ふーたろーという主人公パワーは実質的に不在でした。それでも一人だったら反論しきれていなかったかもしれないラスボスとの対立において二人でなら対峙できたこと、二人の意見が5人の意見だということに迷いがないこと、その選択肢が非常にチャレンジングで意思に溢れたものであること、が熱いなと思いました。
一番美しい涙
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
おばかな私、足を引っ張るだけの私、、、
正直ここは読んでいてつらかったです。場面としては四葉が希望を見出す場面ではあるのですが、だからこそ彼女の苦悩が垣間見えるというか。
実は姉妹にも本心を明かしきれない四葉
道具を持ってきているところを考えると遊園地に来る前からやばいから勉強しようと思っていたわけですよね。彼女はそれくらいあせっているのですが、ふーたろーや姉妹に相談することはありません。
まぁそりゃあそうでしょう。四葉が勉強するとなるとふーたろーはそれに付き合うでしょうし、ほかの4人だって同様です。
ただ、前巻で「抱え込まずに対話する」とエピソードがあったにも関わらず、姉妹とは本心を隠した行動をしてしまう、という部分に彼女の抱える闇の重さを否が応でも感じ取ってしまいます。「5人の絆」が救いであれ枷という表現がありましたが、四葉にとっては「4人が救い」で「自分が枷」と感じてしまっているのでは??
ぐぅつらい。
「天は自ら助くる者を助く」
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
そんな四葉に救いを与えるきっかけは主人公で、それは四葉の努力あってのものでした。あまり多くを語る必要はないでしょう。
努力に努力を重ねること数年?彼女はついに赤点回避とお荷物にならず逆に手を引ける存在になるという成果を得ることが出来ました。うーん良い話だ。
余談
成績が悪い姉妹の話ですが、四葉は特に”成績”という部分にクローズアップされたストーリー展開がなされています。この勉強が苦手というシンプルな苦悩を時間をかけて少しずつ少しずつ解決していったという部分に強い畏敬のようなものを感じます。
今回は勉強でしたが、スポーツでも就職活動でも、上手くいかずにどつぼにはまるということは誰にでも経験することではないでしょうか。何かの秘策があるわけでもなく、ただ愚直に愚直に、やるべきかどうかも分からないものを繰り返す姿というのはシンパシーを感じると共に、勇気付けられるものだなと思いました。
たかが漫画と笑われるかもしれませんが、自分はきっとこういう感覚を再確認することで日々を頑張れているのだろうな。
アンニュイ一花
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
五等分の花嫁といえば1枚絵の美しさが売りだと勝手に思っており、この表紙も素晴らしい存在感があるのですが、、、
なんかアンニュイな表情だな!
せっかくの花嫁衣裳なのになぁ。
これまでは喜怒哀楽でいえば喜と楽にあふれた絵が多かったのですが、ちょっと陰のある表情になっていますね。赤点回避の共同戦線から仁義なき正妻争いに突入するからか・・・
左上が採用されました。 pic.twitter.com/Wlm1HxcLOb
— 春場ねぎ 12/17⑦巻発売 (@negi_haruba) 2018年12月1日
下段真ん中も気にある。
押しに弱い一花
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
最初は余裕のあるお姉さんだったのですが、林間学校で"落ちて"以来ずっとすぐに動揺してしまう隙のあるキャラになってしまっていますね。
壁ドンするも顔が真っ赤でかわいい。実は赤面率は一番高いのでは?(笑)なんとなくくっ殺騎士感もあります。
ゆれる乙女は何故避ける?
女優らしくなったと始めて認められた時の一花の表情は本当に恋する乙女って感じです。
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
一花は一貫してあきらめる理由を探していますね。それでも付き合ったら、、、とか考えてしまう一花可愛い。彼女にとって最適な状態というのはどういう状態なのでしょうか。現状維持を望んでいるのは二乃ではなく一花なのかもしれません。
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
三玖の告白を阻止してこの笑顔、、、
ちょっと父親っぽいですが、非常にいい。
テスト結果
一花のできる子っぷりが凄いな。そして二乃も結構やばい!
3学期期末試験
国/数/理/社/英
(一)38/63/52/40/47/240
(二)32/33/40/48/56/209
(三)35/41/40/70/20/206
(四)51/33/32/36/32/184
(五)47/35/70/32/40/224
↑
2学期期末試験(6巻より)
国/数/理/社/英
(一)24/47/41/28/36/176
(二)19/22/38/27/45/151
(三)35/41/40/70/20/206
(四)35/15/22/30/26/128
(五)43/28/68/26/34/199
ついに二乃が!
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
ふーたろーを意識する三玖と二乃が、お互い「この子実は・・・?」と思ってそうな場面です。本巻ではこれまでに比べて特にそのようなシーンが多く、姉妹の恋のライバル化が始まってしまった感あるなーからの・・・
告白!
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
まじかーここで来るかー
普通に驚きました。一vs.三が不完全燃焼している間に二乃が火の玉ストレート!
中華の絵師ニキ笑うわ
— 今井翔馬 (@nuget79) 2018年10月30日
まあ確かに二乃は物凄いスパートをかけたわけだがw#五等分の花嫁 pic.twitter.com/9PVadJxroR
にしても二乃はなんでこの状況で告白できたのでしょうか。変わりたい、前に進みたいという想いが強くなっているが故の行動というのはすっと理解できますが、一方で何かに感づいていて(っていうか三玖はバレンタインあげているし)姉妹で一番姉妹が好きな二乃がそういったあれこれを無視して?というのは違和感がありました。
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
ただ、いらっとしたら家出したり直情的で行動力のある二乃ならこんなもんなのかも。なにせ白馬の王子様にあこがれる二乃の前にバイクの王子様がきましたからね!
王子様は姉妹の勉強のために時間を使ってくれたり、別れが惜しいと素直に言ってくれたり二乃的には結構熱いシチュエーションだったのかも。
明確には描かれていませんが、身内を大切にする二乃にとってふーたろーはもう身内なんでしょうね。うーんいい関係や。絶対ごたごたするけど。
五等分の花嫁7巻 春場ねぎ著
ふーたろーそこ変われ!
以上、五等分の花嫁7巻感想でした。
(3/2追記)
ちなみに3/4の朝まで50~60%ポイントバックキャンペーンが行われています。7巻までが購入価格の半分くらいのポイントで返ってきます。
Book walkerは1冊購入→ポイント付与を待つ(15分くらい)→1冊購入を繰り返すこともできるのでポイントの使い道に困ることが少なくお勧めです。
6、8巻の感想とか、初期設定を拾ってまとめたものとか色々とあるのでよければご覧下さい!
8巻感想
6巻感想前編
6巻感想後編
初期設定とか前編
初期設定とか後編
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