G検定の受験者が増えているらしい。G検定を受けてよかったのか?
こんばんは。
G検定受験の申込みが開始されていました。
私が受けたのは7月だったので、はや3ヶ月。早いですね。
記事は会員しか見れないのですが、既存のIT資格の受験者は減っているのに、G検定の受験者が増えているという現象が起きているようです。
機械学習やAIに対する社会の関心の高さが伺えますね。
G検定を受けた直後はこんなん意味ねーよと思いましたが、今振り返ってみると受けてよかったなとも思います。
というのも、目標がないと仕事などで関係のある実利のあること”以外”の勉強をするのがなかなか難しいんですよね。
G検定をとってからの3ヶ月の間、仕事以外ではほとんど勉強していません。もちろんニュースサイトをみたりして情報収集はしているのですが、机の前で勉強するというのはやっていないな、と。
仕事とは直接関係のない勉強がどれほど重要かというのは人によって判断が分かれるところだと思いますが、私は結構肯定的です。
おそらく目的に応じた情報だけをとっていくということは今の時代とても簡単で、それだけをやっても人生は成り立つと思います。
それでもやっぱり基本は大事で、基本があるからこそ応用がしやすくなるのだと信じています。細部を分かっているからこそ何かを学ぶとき、話すとき、見るときに、自信をもってできるというのも精神的に大きいです。
過去を知らないと新しい情報に触れたときに「今こんな風になっているんだ」ということもわからないですし。
経験的な話なので説得力はありませんが。(笑)
そういった意味で、世の中の流れを1950年代の著名人の名前から2010年ごろのDLが花開くきっかけ位になったできごとまで勉強する機会になったG検定はよかったな、と。
G検定は目的ではなく、勉強する手段。そう思います。
最近の出題傾向が代わり、ここらへんを勉強しても意味がなくなりつつあるのは悲しいところではありますが、それでも勉強はしておいて損はないと思います。
あとは各種手法を学べたのもよかった。 おすすめはやっぱりこれですかね。前回紹介してから何冊か読みましたが、原理の説明とわかりやすさのバランスがとれており、ある程度網羅的に紹介してくれていると思いました。
勉強する上でこれが非常によかったです。おすすめ。
白本の技術的な内容(CNN, RNN, LSTM)に着目してもっと詳細に書いてある本です。「エンジニアなら」と書かれていますが、仮に皆さんが技術系でなくてもこれくらいは知っておいたほうがいいというぎりぎりを狙っているようにも思います。
ちょっと細かくて眠くなる部分もありますが、尤度って何?Qって何?という言葉だけ覚えて飛ばしてしまうような部分をもっと細かく解説してくれています。
こういう部分に着目する人というのはかなり原理にこだわる人なので、そういう人から学ぶのが一番です。
加えて、なんかチャラいんですよね。ところどころにマリちゃんを狙っているAIエンジニアの小話みたいなのが入っていてそれが箸休めにちょうどよいです。
G検定があると転職の有利になるのかな?と思って調べてみますが、相変わらず特に意味はなさそうですね。(笑)
そこらへんは期待できないように思います。
もし受験しようと思う方がいらっしゃれば、私がつかったチートシートをおいておきます。4問とかそれくらいの底上げになったという評価をいただきました。(笑)