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映画「このすばらしい世界に祝福を!紅伝説」感想 めぐみん尽くしと思いきや皆に見せ場があった【ネタバレあり】

こんばんは、へるもです。

 

遅くなってしまいましたが、「映画 このすばらしい世界に祝福を!紅伝説」を見てきました。どうでもよいですけど、「劇場版」じゃなくて「映画」なんですね。

 

 

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予告PVより

 

早い者勝ちの特典は小説とのことで欲しかったのですが残念ながら貰えずじまい。遅く行っても特典がある劇場だったので油断しました。人気だからかな?

 

 

興行収入調べてみた

  

公開館数が違うので単純比較できないですが、それでも並居る名作の2~3倍興行収入があるってマジ凄い。この収入を期待してか、出来もよくてよかったです。期待値大→予算大→クオリティ大→評判大→収入大という好循環!

 

ちなみに1

先週末(9/8)時点でほぼランキング変わらずなので現時点(9/12)で+1億円のトータル3億円くらいは普通にいっているのではないでしょうか。4週以降の特典ブーストくるか? 

https://eiga.com/ranking/

 

 

ちなみに2

天気の子の興行収入(初週)は16億円らしいです。すげーな。

 

 

 

おもしろいのは客単価の低さから、中高生にリーチできていると推測しているところでしょうか。高校生は1000円なんですね。確かに子供の人気が高そうなコナンも低いです。

(余談ですが、調べてみると1800円払うのは全体の20%とのことです。割と大人料金で鑑賞する事の多い管理人の情報弱者っぷりがわかる、、、)

 

間口の広さという意味では女性が意外と多いのでは、ということでしょうか。平日のレイトショーで観たのですが、すいている座席の2割くらいは女性でした。このすばは割とセクハラ要素つよめパンツ成分多めなので驚きです。下みたいな鑑賞報告ツイートもちらほら。

 

 

パッと振り返っての感想

めっちゃ動いてた!これぞ映画クオリティってやつですね。

 

オークに追われるシーンにしろ紅魔族の大活躍シーンにしろ、もちろんバトルシーンにしろ、目まぐるしさがハンパない。紅魔族の魔法がやたらと打ち込まれるシーンは何がなんやらよく分からなかったのですが、だからこそ紅魔族やべぇ、、、と変えって感じれたように想います。RPGであんなことしてくる敵が出てきたらクソゲー認定ですよ。ほんと。

 

迫力を求められるシーンにちゃんと迫力があるというのは驚きや快感を通り越してがっかりしないで済むという安心感すらありました。

 

 

というか、ずっと動いてた

さらに特筆すべきはこういった見せ場のシーン以外でもコミカルにキャラが動いてたことです。シルビア改に襲われた時、ダッシュで逃げるカズマたちに対して、紅魔族の二人はちゃんとテレポートで遺跡から脱出して逆立ちして逃げていたのが印象的です。

 

1番のお気に入りシーンはアクセルからテレポートするときにアクアがバニラに舌を出して挑発していたところ。CMでもよく出てくるシーンですね。

 
ここって単純にテレポートするだけなのでアクアが動いてなくても成立すると思うんですよね。そして特に何かの伏線になっているわけでもない。でもこのキャラならこうするだろうというのをちゃんと細かく入れ込んでいくことで、その世界でキャラが生きている、そう感じさせられました。

 


雰囲気を描き出す

普通なら静と動のメリハリがあるそうなところ、動動動動動!


カズマにズボンを履かせるアクアに、いたずらされたのではと自分の体を確かめるめぐみん、外でたたずむめぐみん母、、、挙げればキリがないほどの動きとカットが詰め込まれていました。


しかもそれはメインキャラに限った話じゃなくて、女性冒険者たちがクズマ?コールをするときにリズムをとっていたり(ここの若干声をひそめているとこが良かった)して、老若男女問わず演技が設定されていました。


これが凄くこのすばの世界観にあっている。このすばの世界ってドタバタしながらいろんな人が面白いおかしい生活を送っていて、それが凄く魅力的に思えるんですよね。お祭りに行くと訳もなく気分が弾む時の感覚に似ています。


今回の動きの多さっていうのは、その雰囲気に通ずるところがあって、いつも楽しげなドタバタ劇というこのすばの世界観を見事に具現化せしめたのではないかな!

 

 

いいもの見せて貰った

後述しますが、90分という限られた枠で全てを入れ込めたわけではありません。その分、厳選されたカットに惜しみなく労力をかけたのかなとおもいます。よくわかりませんが、製作に携わった方に感謝。

 

ちなみに映画幼女戦記の記事でも触れましたが、川崎チネチッタは音もアクセスもよいのでおすすめです。予告の段階から音のよさが分かるはず。

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http://cinecitta.co.jp/movies/detail/0007605_0103.html 

 

herumo.hatenablog.com

 

 

めぐみんはやっぱいいキャラだ

ポンコツ紅魔族に、意外にも硬い絆で結ばれたシルビアと鬼たち、誰も彼も強い個性を持っていましたが、やっぱりめぐみんは強い。強いて言うならめぐみん母がめっちゃいい声なのに鬼畜なところがすごい良かったですが、それでもやはりめぐみん強い。

 

 

彼女の魅力とは?

外見に、性格に、立ち位置に、全部が高いレベルでまとまっているのがめぐみんの凄さであり人気の秘密だと思いますが、管理人としてはその複層的な精神性、つまりギャップだと思っています。

 

美少女でありながら少年のようとも形容され、マイペースな爆裂ハッピーかと思いきや生真面目で仲間思い。子供と大人、理想と現実の狭間をたゆたう彼女だからこそ書けるドラマというものがあり、本映画でも話の主軸になっていました。

 

 

最後の爆裂魔法はめぐみんの思いの大きさ

あとでちょっと書きますが、本作品はいつものドタバタ劇であるとともめぐみんの生き方を決定づけた話でもあるんですよね。最終的にたまっているスキルポイントの割り振りをカズマに任せ(自分で上級魔法を取得する事ができなかった)、最後の爆裂魔法を放つわけですが、威力が2倍くらいになっていました。

 

カズマは上級魔法の変わりに爆裂魔法の威力向上のためにSPを使ったということなんでしょうけど、どれだけSPを貯めていたのでしょうか。もっといえばどれだけの期間、逡巡していたのでしょうか。取得にひどく苦労する爆裂魔法の威力をあげるのにも大変なSPが必要なのでは、と考えると、最初の時点からずっと思い悩んでいたのかも。

 

思い悩むとしたら上級魔法を覚えればもっと役にたてるのではないかという期待や、仲間から外されるのではないか不安、という部分なのは間違いない。

 

なんとなく不安のほうが大きい気がします。今は考えられませんが、めぐみんもゆんゆん並み、あるいはもっとひどい状態で(パーティから放り出され)ボッチだったわけですから。めぐみんは先を予想できない愚か者ではないですし、爆裂魔法を志してから10年弱ずっと何かしらの恐怖と戦う日々だったのでは?

 

 

苦しみの果てにあるものは

その果てに出した決断は、カズマに独白する声優さんの演技と相まって、オチを知っているこちらまでなんだか苦しくなってしまいます。

 

他人からどう想われても自らを貫く部分を持ちながら、爆裂狂と思わせておいてしっかりと周りの事を考えその果てにある不安に囚われてしまうという強さと弱さがめぐみんの魅力だなーと強大になった爆裂魔法を見ながら思っていました。映像的に一味もふた味も違う爆裂魔法にしてくれて大満足。

 

そして、めぐみんの不安をとりはらうカズマのイケメン感よ。さすがに惚れるわ。これは。

 

 

アニオリ最終決戦

まずは、、、シルビアの三途の川シーンこわっ!!

浄化されたハンス(毒スライム)が出てきたのでてっきりギャグシーンになるのかと思ったのですが、いい意味で期待を裏切られました。ベルディアさんが凄くいい仕事をしていましたね。

 

戦闘シーンやっぱりウィズとバニルの強キャラっぷりが半端なかったです。のわりにトドメさしきれてないんだなと思ったりもしました。ギャグ展開で滅ぼされてしまいましたが、世界を滅ぼしかねない魔王軍の幹部というのはこんなにも強かったんだな。

 

 

ダクネスの活躍

強いといえばダクネスの活躍っぷりには驚いて、笑った人も多いのではないでしょうか。

 

えっ?えっ?ダクネスの攻撃すげー強いんですけど?というか攻撃が普通に当たっているんですけど?相手が大きいからか?そういえばクルセイダーって上級職(=紅魔族と同格)だし強いのは当然かなぁ、にしても映画補正すげぇ、、、からのダクネス単独の力ではなくバニル仮面ですからね。

 

Fateのサーバントもかくやという凄い立ち回りで、今回のダクネスは一味違うと思わせておき、あとからこれがネタばれだーとでもいうかのようにバニルの仮面をかぶったダクネスが出てくるというのには不意打ちされました。

 

素質だけは凄いけどだめだめパーティが映画(の終盤だけ)活躍するというのは、映画でだけかっこよくなるジャイアンとすねおの文脈をなぞるようであり、ふふっとなった一幕です。

 

 

愛と友情の爆裂パイルドライバー

締めはカズマが隙(好き)を作り、ライトオブセイバー+爆裂魔法。原作小説よりカズマのしょうがねぇなぁ、とゆんゆんとの友情がフィーチャーされていたな~

これカズマの死亡フラグや正統派ヒロインでてくる!と想っていたのですが、まさかのセリフなし(笑)悲しい。あのときカズマはどのような状態で展開に運ばれたのでしょうか。

 

 

なんだろう、あとちょっと、、、

やっぱり尺が足りなかったのだろう、それに尽きました。

 

色々な要素が詰め込まれたどたばた劇という「このすば」らしさは確かにあり、十分堪能できたのですが、全体のストーリーという意味では、あがったテンションの発散させる部分に欠けていたような気分に陥りました。お!お!おーーー!お?みたいな。

 

最後の見せ場はさよならエクスプロージョンなんですが、そのモチベーションが「上級魔法がなくてカズマに迷惑をかけた」だけに見えた、というか唐突に出てきたと感じてしまったんですよね。

 

2期続いたアニメではそういうシーンもありましたが、逆に爆裂魔法がないと解決できなかった、ってシーンも多いですし、路頭に迷いかけても爆裂魔法を捨てなかっためぐみんが爆裂魔法を諦めざるを得ない状況だったのかな?

 

 

もちろん提示はされていた

めぐみんが爆裂魔法をあきらめて上級魔法を覚えるというのは背景には、ぶっころりーみたいなニートでもアークウィザードで凄く強い、とか、里で将来を嘱託されていたのにネタ魔法しか使えない事に対してめぐみん自体が引け目を感じていたり(爆裂魔法しか使えない事は里の皆には内緒にしていた)とか、色々なものがありました。

 

ゆんゆんが中級魔法を覚えざるを得なかった経緯を考えると、爆裂魔法のために大切なパーティメンバーに何らかの犠牲を強いる状況が生まれないとも限りません。冷静に感考えるとめぐみんが爆裂魔法を諦める素地はしっかりと描かれていたと想います。

 

 

ただ、繰り返しになりますが、アニメ1期2期映画全ての切り札として爆裂魔法が活躍してしまっているんですよね。爆裂魔法がないと大事なものを守れなかったというシーンが多い。おそらくは原作以上に。だからこそ爆裂道を諦めるというシーンが唐突に感じてしまいました。

 

ここらへんは人気キャラ+物事の解決策として多用された爆裂魔法とめぐみんの背負った業だなと思います。人から思われれば想われるほどバイアスのかかった演出がなされ、ファンは喜びますが、ついにズレが顕在化しつつある状況になってしまった。(まどまぎのようだ。)原作信者乙!ですかね(笑)

 

爆裂道を究めたい理想と”それ”さえ諦めれば皆の力にもっとなれるかもという甘い現実の間で揺れ動くめぐみんが爆裂道を究めてもいいんだという道を”大切なパーティメンバー”から提示された本章はめぐみんの生き方を決定付けた話です。めぐみんの逡巡にもう少し時間を使って欲しかった。

 

全体的に高クオリティだった分、そこが惜しい。ひたすらに惜しい。

 

 

尺が、、、足りない!

入れてくるだろうというネタもカットされてて驚きました。ぱっと思いついたところを列挙してみます。

 

 

「貴様はこの旅の目的地にて、仲間に迷いを打ち明けられるときが来る。貴様の言葉しだいでは、その仲間は自らの歩むべき道を変えるだろう。汝、よく考え、後悔のない助言を与えるようにな」

このすばらしい世界に祝福を!5巻 暁なつめ

出発前のバニルの予言すらカットされるとは。バニルって人気キャラかつ5巻の根幹にかかわる部分なので、、、ただ、この言葉があれば割と色々予想できちゃいますし、難しいところ。

 

 

....コロス...ノ?

このすばらしい世界に祝福を!5巻 暁なつめ

 儚げな少女に擬態して冒険者を死に誘う安楽少女。このすばっぽいモンスターでした。

 

 

「なんだ、ババアか・・・」

このすばらしい世界に祝福を!5巻 暁なつめ

紅魔族を作ったのはアクアが送ったチート持ちの日本人ということは、アクアの年齢は・・・?アクアのサブ属性「年増」が決定した瞬間です。アクアばばあネタはわりと好かれている印象なので入っているかなと思ったのですが、なかったですね。映画のめぐみんシフトがよく分かるカットです。

 

 

「私は、カズマの事好きですよ」

 このすばらしい世界に祝福を!5巻 暁なつめ

シルビア撃退後にまたもやめぐみん母の策略で一夜を共にするシーンでの一コマ。ガチ告白というよりからかい半分であり、めぐみんなりのジャブであり、というような感じでしょうか。こっちもカット。

でも本当にカットされてたっけ??さすがにめぐみんネタがなくなるはずはないような。

 

そしてこの後、カズマが日本のことをめぐみんに話すシーンや彼氏ができたと匂わせて、ふにふららに勝ち誇るめぐみんのシーンもカットされていました。

 

 

めぐみんが、口元をニマニマさせて。

「・・・いつも私たちの尻拭いをさせてばかりでは申し訳ないですし。今日は、私がカズマの後始末をつけますよ」 

このすばらしい世界に祝福を!5巻 暁なつめ

劇場版ではさらっと流されていましたが、シルヴィアの無敵化(vs.紅魔族)はカズマが魔術師殺しの封印をといたからという面が大きく、カズマはそれを隠していました。封印が日本語で書かれていた事をアクアから聞いためぐみん(だけ)はそれを看破しており、ニヤニヤしながらカズマに意趣返し。

 

大変な状況になっているのにそのような発想にいたるめぐみんの頭の良さや大物感を察する事ができ、かつ、カズマとこれまで培ってきた関係性をうかがい知れるいいシーンなのでちょっと寂しい。めぐみんが尻拭い、といういつもの逆構造で終わるというのはメタ的にも美しい。

 

アニメこのすばはカズマがしょうがねーな!と動き出す事に力点を置いているようなのでこちらもしょうがないですかね~

 

 

 

その他にもへんてこ観光名所やテレポートでシルビアをおちょくりまくる紅魔族とか、ものすごい勢いで復興する里とかもカットでした。 

こうやってカットされたものを並べて見ると原作小説にいかにネタがちりばめられているかがよくわかりますね。映画を作るに当たって苦労した事でしょう(笑)

 

小説はこれだけの話題があるにも関わらず、とっちらかった印象にならないのが凄いところです。

 

 

まとめ

終盤にネガティブな話題をもってきすぎたかな?何に違和感を持っているかを整理するのに多量の文章が必要だっただけで、実際はありゃ~くらいです。

 

あまりに感想が長くなり触れる事ができませんでしたが、最初は”こんな男”呼ばわりしていたアクアとカズマの友情?(相棒感ある)とか、こめっことか、machicoさんの歌とか、わざと崩したようなこのすばらしい作画とか、大変楽しい映画でした。満足。

カットされた部分とか興行収入とかは分けようかな~

 

machinoさんのインタビュー↓

https://realsound.jp/2019/08/post-409474.html

このすば、と調べるとアニメ3期がサジェストされますが、どうなることでしょう。次からはアイリスも出てくるし、あるんじゃないでしょうか。(笑)

 

 

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