漫画「盾の勇者の成り上がり」1~4巻 感想 アニメの出来がよかったのは漫画がよかったからかな 【ネタバレ注意】
こんばんは。
コロナで外に行くのも何となく憚られる中、中身を知っているので買うまでもない漫画をツタヤで借りて読むことがおおくなってきました。
今回借りたのは「盾の勇者の成り上がり」です。
いわゆるなろう系、俺TUEEE系で、Audible化、アニメ化とメディアミックスに力を入れています。
特にアニメ化は日米同時展開ということで凄い力の入れようです。当初からアニメ2期までは放映が決まっていたようなのですが、3期も決まっているとのこと。凄い。
アニメは今回放送時期が発表されたSeason2に続き、第3期の制作決定も発表されています。
アニメは出来がよかったです。管理人はAudibleでだいたい読んだ?のですが、この作品は結構アクが強いんですよね。
ナオフミ様はひたすらイキっており、その他関係者はだいたい無能で、読んでいてうんざりしました。
この点、アニメはナオフミ様の精神年齢がより高めに改変されており、映像作品に集中することができました。
アニメを見たときは監督の手腕かなと思っていたのですが、その下敷きになったと思われるものを見つけました。
コミック版です。
原作で苦手な部分は上で挙げた部分にもいろいろあります。
たいしたことしていないのに商売上手として祭り上げられるとか、他の勇者が無能であることを示すためにボス戦闘がぐだぐだ長いとか、俺酒Tuee描写とかetc...
それを漫画版ではほぼカット or スルー。
もちろん上であげた要素を全て切り取ってしまってはもはや違うストーリーになってしまいます。しかし、漫画ではクドクない程度に、だけど原作既読者にもそれとわかる様にエッセンスを入れ込んでいるので驚くほどストレスフリーです。
そういえば、盾関連の設定もほとんど語られておらず、注目度の高い憤怒の盾関連しか描写されなかったような気がします。
アニメはきっと、この漫画の良改変から学ぶところがあったのだろうなと思いました。
ちなみにアニメが2019年の放映でコミック1巻が2014年出版です。
アニメ「盾の勇者の成り上がり」より
それがわかるのが後半のOPです。昔からぐりぐり動くOPが好きで、本作品のOPは凄く印象に残っていたのですが、OPと同じシーンが漫画にもありました。
(実は全部原作の挿絵が元になっている可能性もあります。小説は読んだことがないので確認できておりません。)
原作で薄くなった分、厚みをもった表現になっているのがナオフミパーティのちょっとした描写です。ちょっとしたギャグ描写の絵と仲の良さ感がマッチしていて結構好きです。
ちっこいラフタリア周り。
顔のデフォルメが好き。安い女扱い?に苦言を呈するラフタリア。
あったかそう。
槍さんの股間をぶっとばすフィーロをみてすっきりするナオフミ様。
裏表紙にはくだらないギャグが多めです。すばらしいオチがあるというわけではないのですがくすっとしてしまいますね。
ラノベは特に、ヒロインがかわいくて綺麗、くらいしか情報をつかみとれないことが多いのですが、ちょっとした描写を重ねることでヒロインたちの素顔が見えるような気もします。
現在16巻くらいまで出ているので、引き続き読み進めるのが楽しみです。
※カラーの画像以外は全てコミック1~4巻から引用しています。