Python勉強覚え書き① デジタル化に駆逐される科学者の話とProgateを試してみた話
パイソンの勉強をしよう、そのモチベーションのために記録をとろう。そのためのブログでもあったはずだった。
最初の第一歩は踏み出したものの、二歩目がついてきていないのが現状である。
業務の変更があったという建前もあるが、プログラミング経験0の管理人にとって1から学ぶというのは非常にしんどいのだ。
ただ、そうも言っていられなくなってきた。
これまでは化学という専門性を武器に他者より高い価値を発揮するというのが自分のサラリーマン生き残りモデルであったが、これはおそらく通用しなくなる。
プログラミング技術は必ず必要になる。勉強せねばならない。
デジタル化に駆逐される科学者
専門性というと聞こえがいいが、実のところ、ある個人を”価値ある個人”たらしめるために必要なことは情報をいかに占有するかということであった。
実験をし、情報を得、うわっつらだけを会社に報告する。その差分(ノウハウ)を貯めにためることで、会社は個人を切れなくなるというわけだ。
(みんなこれを分かっているからこそ、詳細なレポートを書くという習慣が会社にはないことが多い)
しかし、今後はおそらく実験結果を強制的に吸い上げられる環境が構築されていくであろう。DX(デジタルトランスフォーメーション)というやつだ。
研究者が行った実験結果を強制的に吸い上げ、データアナリストが解析し、その結果を元に研究者が実験を行う。
今はまだ研究者が主であるように見えているが、そのうち研究者とデータアナリストが一人ずついるだけでよいという環境になるはずだ。
実験をするのはこれまで研究者だと嘯いていた人間だ。彼らに求められるのは、危険物を取り扱うこと、言われたことを安全にこなすこと、それだけになっていくであろう。業務をこなすための知識は必要だが、知性はほとんど求められない。ソルジャーとして扱われ、薄給化することは間違いない。
げに恐ろしきはデータアナリストの進化速度だ。化学の分析機器はちょっと進歩させるために何十年もかかったりするが、データアナリストの手札は数年もかからずに大量に増えていく。
パイソンという規格を持ち、共有知を是とする彼らは科学者の想像を絶する世界で生きている。
データアナリストの存在は一部のトップ研究者を助け、人間の進化を促進するであろう。一方で、少しお高めくらいの研究者なら簡単に排除してしまうであろう。
なにしろ、恐ろしいことにもう産業界で結果を出しつつあるのだ。
Progateを試してみた
きっかけはなんだったか分からない。
なんとなく耳にしていたProgateというサイトで勉強してみようと思った。
ファンシー!
progateのパイソン学習コースをやってみた。(最初のやつだけ)
— 社会人はリラックスしたい (@kapVpjzVyO8N5Fl) 2019年12月22日
ファンシーな?やさしい感じのつくりになっていた。
これまでネットで学習=おっさん or おばさんの顔や声を見聞きしながら勉強してきたので身構えていたけど、頭から力が抜けるのが分かった
いやぁ、驚いた。何よりも驚いたのが、出てきたのが講師のおっちゃんではないというだけで心の中にある抵抗感がすっと軽くなったからだ。
1時間45分かかると書いていてまじかーと思っていたけど詰まったらすぐに答えをみれるためか45分くらいでおわった#Progate
— 社会人はリラックスしたい (@kapVpjzVyO8N5Fl) 2019年12月22日
やってみた上で、この3つが動画学習と違う点だと感じた。端的にいえば勉強に集中しやすくなっている。
①progateだけで勉強が進む
②細かく手を動かしながら学ぶことができる
③間違っていたら間違っているとちゃんと出る
Progateはインターネットブラウザ上でプログラミング言語を打ち込む練習ができるようになっている点が動画による学習サイトとの大きな違いだ。
そんなんPC上で開発環境を整えたら一緒じゃない?という意見もあるだろうが、この差は随分と大きいというのが実感だ。
動画で出てきた演習を実際にやってみるとき、ページを切り替えたり、分からない部分をシークバーで探すのは意外と手間なのだ。
おそらく動画学習はある程度分かっている人が大量の情報を吸収するのには向いているが、勉強するということには特化していないのであろう。
あくまで動画のほうがコストが安い=手軽にはじめられる=動画学習は学習によい、という図式があるだけで、勉強の最適解のひとつはProgateのような形だ。
初歩の初歩だけど第一章終了。エクセルを触っている人なら何となくつかめるような内容だった。