社会人はリラックスしたい

社畜の馬小屋

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【土曜日の乗馬・馬術】乗馬ほど最初がつらいものはなく、乗馬ほど楽しくなるものはない 苦労の原因と対策について

進歩しない苦しさと、進歩したときの楽しさ

乗馬暦4~5年ほどで、1級ライセンスも無事取得でき、楽しいですし、一生の付き合いになる趣味になると思っています。

 

ただ、常に楽しく乗馬に向き合ってこれたわけではありませんでした。趣味に苦しむ必要があるのだろうか、何で馬術を続けているのだろうと悩むこともありました。

 

もしかしたら、このページを見ていただいている方の中にも上達に関して悩みをもっている人がいるかもしれません。私が壁にぶつかっていたとき、何を考えていたか、どうやって乗り越えたかを書きたいと思います。よりよい馬術ライフの一助になれば幸いです。

 

(ちなみにライセンス取得を目指すような初心者向けの記事となり、あまり高度なことは書いていません。)

 

 

結論からいうと、練習の質と内容を変えました。

 

練習量、練習のペース、マンツーマンレッスンの受講、カメラの利用

 

内容

障害レッスンの開始

 

 

苦労の原因

馬術というのはほかのスポーツとは明確に異なる点が2つあり、それが苦労やひいては挫折感につながっているように思います。

 

①学校教育に含まれていない

似たようなことをやったこともなければ、自分よりちょっとうまい手本となるような人もなかなかいません。比較対象がないことで、進歩がとまったときにそれはよくあることなのか分からず、霧のなかをさまよっているような感覚を覚えます。

 

そうなると、自分には向いていないのでは?これ以上がんばっても無駄なのでは?とモチベーションを保つことが難しくなりました。

 

だって自分だけ駈足出せないし、これって自分がだめだから?みたいな。今思えば皆つまづくとこなんですが、なんか勝手にナーバスになっていました

 

 

②馬という相棒の特殊性

馬術は馬と一緒に行うスポーツです。だからこそ楽しいのですが、馬によって、あるいは馬の気分によって、正解となる人間の動作が異なりうるという特有の難しさがあります。手綱の長さにあまり興味がない馬もいれば、長すぎても短すぎても嫌という馬もいます。

 

私は多いにこれに悩みました。多くの人がそうだと思うのですが、勉強にしてもスポーツにしても”同じこと”を”同じように”できるまで、地道な反復練習をこなして成長するモデルをとってきました。

 

馬術に関しては単純に同じ動作をするだけでは駄目で、「うまく乗れる馬と同じ乗り方をしても別の馬には通用しない」「この前うまく乗れたのに今回はうまく乗れない」といったことが頻発していました。

 

この経験が自分の引き出しを増やすことになるので、絶対に必要な経験ではあるのですが、それは乗り越えた今だから言える成功体験であって、渦中にあったときはうまくいったら自信をつけ下手なまねをしたら不安になりの繰り返しでした・・・

 

 

対策

①に関してはひとえに知識が足りない(馬術はやはりマイナーなので公開されている知識が少なすぎる)のが原因です。これくらいのペースで進んでいる人がいる、というモデルを知るだけでずいぶん精神的に違うのではないかと思います。

 

私の鞍数と何をやっていたかを簡単にまとめた記事がありますので、参考にしていただければ。

 

そのほか、鞍数と練習内容をブログにして公開している人は思ったよりも多いです。馬術 ブログ」「ライセンス 馬 ブログ」など、気になるワードに「ブログ」を足して検索してみましょう。

 

たぶん皆、意識するにしろしないにしろ、馬術の情報量の少なさに不安感を持っているのではないかと思います。

 

こうしていくと、人より成長速度が遅かった場合、それに落ち込んでしまうという別の不安要素が生まれてしまう可能性がありますが、これに一喜一憂する必要はありません。経験値(鞍数)に対しての能力や練習内容は人、馬、クラブそれぞれですので、そこに一喜一憂する必要はありません。

 

たとえば少ない鞍数で駈足をやっている人がいたとして、その人がうまいかどうかなんて分からないのです。単純に早足や図形を綺麗に書く練習をすっとばしている可能性だって大いにあるのですから。

 

書いていることに矛盾が生じているような気もしますが、重要なのは他人の成長経験を知ってみると、意外と不安がなくなりますよ、ということです。

 

 

成長の速度に差がない!というのは流石に嘘になってしまいますが、自分自身の経験やほかの会員さんのケースを見聞きする限り、年齢や身体能力、適正にかかわらず、1級ライセンスまではたどり着くことは可能だと感じています。

 

 

 つづく!