【投資】リップルが暴落。ビットコイン、イーサリアムを含めて現状と今後について考えをまとめてみた
こんばんは。
日本ではあまりニュースになっていませんでしたが、 仮想通貨界隈で大きな動きがありました。
仮想通貨に関しては昔からなんとなく情報を集めていましたが、詳しくありません。今起こっていることを整理したいなと思います。
読むと分かるのですが、基本的には他人のふんどしで、、、という感じです。ある程度の信憑性はあるのではないかと思うのですが、一方でそれを判断できる知識も能力もありません。
参考程度にとどめていただければと思います。
結論
これまではBTC, ETH, XRPの3つに投資していましたが、BTC, ETHのみで行こうかな、と思います。この3つに投資していたのは単純に時価総額が大きかったからです。
Litecoin is now the 3rd biggest cryptocurrency by market cap! 🎊 pic.twitter.com/De9Jztx581
— litecoin (@litecoin) December 29, 2020
ちなみに現在の時価総額ランキングはこちら。もともとトップ企業に投資したいという気持ちが大きいので悪くない選択です。
ちなみにツイッター界隈での有名人じっちゃまさんの意見はこちら。
だからといって投資すべきという話ではないですが、ちょっと安心。
ようするにBTCやETHのドミナンスがグッと高まるという話をしている。そうしなければロビンフッドやコインベースは株式公開させてもらえへん。
— じっちゃま (@hirosetakao) December 24, 2020
何が起こったの?
SEC(米証券取引委員会)がXRP(リップル)を取り扱っているリップル社のCEOを訴えました。
SECは証券業界の不正を取り締まるための組織で、過去にはエンロンの粉飾決算を暴いた組織でもあります。友人と話しているとふーんって感じの反応が返ってきたのですが、SECに睨まれるというのは非常にヤバイもののようで、リップルは大暴落です。
ヤバイもの「のようで」、と書いているのは全然知らなかった無知な自分への戒めとして正直に書きました。。。
リップルのニュースは比較的早めにキャッチしたと思うのですが、そのときは少し下げた程度でそんなに大ニュースだと思っておらず、考えるのが面倒だから後にしようと放置してしまったんですよね。そうしたところ、次の朝にはこんなことに。。。
こういう感じで悪いニュースが出たらASAPで逃げるというのは必要なことだと分かっていたことなのですが、全然駄目でしたね。
ちょっとあがったところは暴落後に反発するデッドキャットバウンスというものでしょうか。自分はそれが起こる前の大底で売りました。(笑)今はもっと下がっているので早めに売るという決断をできたところだけは褒めたいと思います。
なんで訴えられたのか?
今回の訴訟では、リップル社が独占的に発行を行なっている暗号資産XRPの証券性に関するものだ。暗号資産はデジタル資産としての性質上、証券に該当するか否かという論争が常に付いて回る。
XRPの証券性がなぜ問題になるかというと、リップル社は2013年から7年にわたり、XRPを独占的に販売することで1300億円以上の売上を出していたことに起因する。仮にXRPが証券であると判断された場合、リップル社は届け出の済んでいない証券を不当に販売したことになるのだ。https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/blockchaincourse/1298009.html
リップルが株式のような証券なのか、通貨なのか、という点が争点になっているようです。
なぜ、証券であることが重大な意味を持つのか?これはSECの設立経緯を踏まえると凄くわかりやすかったのですが、要は証券だったら、おそろしいおそろしいSECに取り締まれるから、です。
それは1929年の「暗黒の木曜日」。このとき多くの投資家が損した。でも、もっと悪いことには「IPO」と称してインチキ証券を売出し、投資家からカネを巻き上げ、姿をくらませたプロモーターが沢山居たと言う事。これは、仮想通貨の「ICO」と酷似している。 pic.twitter.com/CAGw50qiJV
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年12月24日
米国政府は「1933年証券法」「1034年証券取引所法」「1939年投信法」という3つの法律を定め、あるひとが他人からお金を集めるときのルールを決めた。
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年12月24日
そこで大事な概念は「登録(レジストレーション)」ということ!
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年12月24日
およそお金をひとさまから集めようとする者は、自分の素性を明らかにし、住所を開示し、なにか事件があったとき、ちゃんとどこへ苦情をねじ込めばいいか実態のある営業所を明記しないといけない。
ICOの場合、どうだい?🤣
つまりSECという機関は、摘発!という事に関しては筋金入りのキレッキレの政府組織ということ。SECに睨まれたら、まず「負けた!」と思っていい。
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年12月24日
さて、現代に話を移すと3年前はICO詐欺が横行した。仮想「通貨」という触れ込みで「これは証券じゃない……だからSECの管轄じゃない!」というロジックで、騙して投資家からお金を巻き上げるプロモーターが暗躍したわけだ。
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年12月24日
「証券か?それとも通貨か?」
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年12月24日
この論争が決定的な重要性を帯びるのは、「SECが取り締まれる? それとも管轄外?」をきめる重要な線引きだから。
これまでは証券(株式とか)じゃないよー通貨だよーお金だよーっていってSECの管轄外のふりをしていたのですが、いや、SEC「お前は証券だからね?(ぴきぴき)」ってなっちゃったんですね。
証券かそうでないかによって、リップルの本質的なありよう(オープンソースで作られた技術)が大きく変わるとかではなく、SECに睨まれたということそれ自体が大きな大きな問題なのです。
ところでコインベースは先日、IPO書類をSECに提出した。SECは……それを「シカト」できます。
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年12月24日
コインベース:「これS-1です。よろしくおねがいします」(ぺこり)
SEC:(ぷいっ!と横を向く)
コインベース:(ひょっとして……うちがXRP扱っていることをSECは快く思ってないのかな?……社に帰ったら、さっそくXRPの取扱い終了しよう、、、)
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年12月24日
結局リップルの本質的な部分まで変容しそうではありますが。
リップルの証券性について
XRPの有価証券性がよくわからなかったので調べてるんだけど、「XRPの価値とRipple社の業績が連動しているのか」というところが肝っぽい。
— しまぉ(freedom man) (@kazn1988) 2020年12月29日
たしかに銀行とかは通貨の価値が上がってもそこまで業績に影響無さそうだけど、一般の会社の場合、集まった資金を使って新しいサービス開発するわけだから↓
自然と業績も上がる。
— しまぉ(freedom man) (@kazn1988) 2020年12月29日
これにより注目度が上がり、さらに通貨の価値が上がり資金が集まる。
たしかにこの流れだと株式と同じだよね。
なんかトークンとかも配ってるし、それはもう配当な訳だし。
ビットコインとかはそんなにサービス拡大してる印象ないし、なんかもう金みたいなイメージある。
解釈として正しいかはわかりませんが、ここらへんが自分の理解とも近いし、わかりやすいなと思いました。
リップルのインセンティブに対する各社声明。 pic.twitter.com/meH76HW7Tm
— 紫藤かもめ (@shidokamo) December 23, 2020
あと、特定の取引所にインセンティブを与えていたという部分もあれですよね。
リップルの今後について
なので証券認定された場合、和解額にもよりますが正直リップル社は持ち堪えることは困難な状況になるかもしれません。加えて経営者2人も訴追されてる状況です。
— さばCat🇫🇷ツーブロック弁護士連合 (@utah_) December 23, 2020
はっきり言います。
SECは殺しに来てるわけです。なのでR社は全力で証券認定を回避するか有利な和解を狙わないといかない状況です。
なんとかSECと和解して穏便に終わってくれーって思ってる能天気な人いたらね、その後に続くエンドレスなホルダーからの集団訴訟を想像してみるといいよ。逆を言うと全てのリップラーはその権利があるって事だけどね。
— さばCat🇫🇷ツーブロック弁護士連合 (@utah_) December 22, 2020
何度も言うけどXRPなんてもんはRippleがコケたらそこで試合終了なんだよ。
答えを持っている人はいないんでしょうけど、自分は悲観的だったので逃げました。ただし、ポジションを全降りしていない人も割といるようです。
ビットコインとイーサリアムの証券性は?
金融資産の証券性を取り締まっているSECとしては、ビットコインとイーサリアムのみを現時点では証券ではない暗号資産として正式に認定している。
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/blockchaincourse/1298009.html
ビットコイン(イーサリアムも?)は金と同じくコモディティ扱いで、証券性という観点でのリスクは他の仮想通貨よりは低そうです。
解説してくれているツイートがこちら。
ビットコインは、配布の方法からも証券ではないとされ、CMEでもコモディティとして、先物取引が2017年に始まりました。
— 紫藤かもめ (@shidokamo) 2020年12月17日
コモディティということは、「商品」、金や鉱物や農作物みたいなものの仲間として先物が取り扱われるということですね。
こちらはイーサリアムについて。
CMEの先物のニュースで、ETHの証券性についての話を誰かがまとめてくれるだろうと思ったけど、流石にガチ勢には常識すぎて誰も今更語ってないようなので雑に自分の理解をぶら下げておきます。
— 紫藤かもめ (@shidokamo) 2020年12月17日
ETHは、最初期にICOでビットコインを集めて資金調達をしたわけですが、この件がしこりになっていました。簡単に言うと、これが未認可の「証券」(securities)を販売したこと当たるのではという議論がありました。https://t.co/RTu1ERL66W
— 紫藤かもめ (@shidokamo) 2020年12月17日
何が証券で何が証券でないのかは、基準となるHowey Testなど色々あって門外漢の自分には難しいんですが、雑に言うと、「こんなすごいことをやるから投資してください!」と言って投資資金を勝手に集めるのはいかんという規制だと自分は認識しています(ツッコミ待ち)https://t.co/YVx3DfPKz8
— 紫藤かもめ (@shidokamo) 2020年12月17日
CMEはビットコインの先物に並並ならぬ熱意を注いでいるので、ETHも速やかに取り扱いたかったでしょうが、なかなか話が進まず、先の証券性がクリアでないのがネックになっているのではないかという話でした。
— 紫藤かもめ (@shidokamo) 2020年12月17日
そこへ今回、CMEが遂にETHの商品先物を取り扱うという事が発表されました!
CMEは世界有数の先物取引所であり当局とも緊密に連携しておりますから、今回の件で遂に数年来のETHの証券性の問題はクリアになり(簡単に言うと禊が終わった)、コモディティとして広く扱われるようになったという自分としては大きなニュースでした。
— 紫藤かもめ (@shidokamo) 2020年12月17日
イーサが2月CME先物くるのも株クラとか分かって無いデスよね。
— TAKO@プライドスカイツリー🎄 (@iku4512) December 27, 2020
イーサリアンもう少しこの辺煽ってくれデス。コモディティとしてアメリカで認めて貰ったデスから。頼みますよ。全部僕はポジトークデスよ!じっちゃまも根拠なくなんかイーサは大丈夫とか言ってたし
CMEというのはシカゴにある取引所のことです。アメリカの歴史もあり、規模も世界一のところがこれらをコモディティとして認めているということなのでしょう。
仮想通貨が「謎の新興技術・通貨」から「世界で取り扱いをされる商品」になるにはある種の定義、秩序が必要であることは理解できるところです。このような巨大な存在の後ろ盾?追証?を得ているということは非常に大きな意味を持っていると思います。
これが冒頭に述べた通貨に引き続き投資しようと考えた理由でもあります。ただし、ほんのちょっとですが。
ビットコインとイーサリアムの違い
ビットコインとイーサリアムはどっちも同じく安全!かと言えば、それはもちろん違うと思います。今は似たような値動きをしているのですが、 これは取引している人がどちらも一緒くたにして仮想通貨枠で扱っているからに過ぎません。両者は本質的に別物です。
ただ、別物と言い切っている割にはうまく説明できませんでした。イーサリアムは電力取引などに応用されようとしている一方、ビットコインは単純な通貨としての役割を期待されている、あたりが考えの取っ掛かりではあるのですが、じゃあ何が違うの?と言われると上限の有無が違いますよ、、、みたいな曖昧な回答しかできません。
誰か教えて下さい。
ビットコインとイーサリアムの違いとは?初心者でもわかる主要仮想通貨の比較 | 仮想通貨コラム | 仮想通貨の比較・ランキングならHEDGE GUIDE
既存金融はBTCをデジタルゴールドにして単なる1アセットの投資対象にしとけば、クリプト民が金持ちになろうが全然いいわけ。問題は今後、ETHみたいな発展系が既存金融のある分野とガチンコするような時にはあらゆる手段でコントロールしようとしてくる。ETHに限った事じゃ無いけど。— さばCat🇫🇷ツーブロック弁護士連合 (@utah_) December 24, 2020
ただ、機能や期待、展望の違いから、ビットコインとイーサリアムの相関は今後ずれる可能性は大いにあると思います。そこらには注意が必要ですね。
引き続き情報収集しないとなと思います。
他のアルトコインの今後は?
イーサリアムはその昔証券扱いだったという経緯もあり、リップルもSECとの和解を経て証券扱いから正式に外れたら(あるいは証券化したら)爆上げしそうですね。ただし、そんなやばいアルトコインは使わないという流れも当然ありうるので、やはりリップルに投資するリスクは非常に高いように見えます。
調べる前は「いや、証券じゃなくね?」と思ってたけど、
— しまぉ(freedom man) (@kazn1988) 2020年12月29日
この基準に当てはめていくと、XRPの有用性が逆に証券に該当しやすくしているという感じする。
裁判数年かかるみたいだし、XRPはリスク高いと感じる。
XEMも同じようにトークンみたいなの配ってなかったっけ?
あれも有価証券性あるのかな?
それでは他のアルトコインはどうでしょうか。
仮想通貨の証券性のランクというものがあります。取引所がつけている感じなのでどこまで信用できるか?とは思いますが。
へー、知らなかった!
— Guko (@crypt_guko) April 18, 2020
仮想通貨の「証券性」のランク付けが真面目にされてる。
スコア1が安全圏、5に近いほど証券性が高い。
BTCは1
ETH、BAT、IOTAは2
ATOM、Stellar、EOSは3.75
XRPは4
ランク付けしたのはCoinbase、Bitrrex等の大手で構成されるCrypt Rating Council。https://t.co/Xwur8OG7UM
これを見るとケースバイケースではありますが、リスクが高いのはリップルだけではなさそうです。
ただでさえ仮想通貨界隈はボラティリティの大きい投資対象なので、不安要素があるものはできる限り避けたほうが無難かなと思います。
このように考える人が多ければBTCにもっと資産が流れそうでもあり、アルトコイン淘汰の時代の始まりなのかもしれないと感じます。
BTCに投資したいけど、怖いという人は?
https://t.co/8WKRnBLNZw
— じっちゃま (@hirosetakao) December 25, 2020
俺、誰よりも前からスクエアがビットコイン扱うことが重要な意味をもつこと指摘してきたぞ。3年前の記事や、これ。
色々調べてもやはりBTCに対するうさんくささが消えません。やはり日常生活で見聞きしないものを信じるのは難しいです。
一方で、SECが乗り出してくるくらい大きな存在感をもっているのが仮想通貨であり、一過性のトレンドで終るともなんとなく思えません。仮想通貨には投資しておきたいと思う人は多いと思います。
そういう方は会社のサービスとして暗号資産を扱うSQやPYPLの調べるのがいいのかなと思います。あとはマイニング関連の株でしょうか。
イーサリアム関連銘柄ってなんなんでしょうね?電力株とかブロックチェーン関連とか?
さて、引用ばかりの記事ですが、長くなってきて疲れたので終わりたいと思います。
調べるだけならぱーっと読めばいいのですが、記事にすると意外と大変です。継続的に発信している人はすごいですね。
念の為いっておくと、投資は自己責任で!