漫画「幼女戦記」17巻 感想 ヴィーシャはやっぱり臭かった。まさかの彼女が再登場【ネタばれあり】
こんばんは、へるもです。
早速ですが、表紙の話です。
表紙が横顔って珍しくありません?
幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏
手持ちの紙の漫画をちょいちょいと見返してみましたが横顔が写っているものはありませんでした。
こういうことが出来るのはコアなファンがいるからで、逆にそんなに発行部数自体は凄くないのだろうなと勝手に思っていたのですが、book walkerの2019年販売総合ランキング9位でした。すごいww
まぁbookwalkerを使うような人はコロコロよりボンボン、PSよりセガ、ポケモンよりデジモンを選ぶようなコアな人間だともいえますが、、、
絵自体に関して言えば、タブレットで見ると思わぬ迫力がありました。
PCで見たときは最近は副隊長たちが表紙に出てくるようになったなぁと思うくらいだったんですが。
幼女戦記の表紙はダークトーンでもともと迫力があるものが多かったですが、おっと思ったのは初めてかもしれません。
これまでの表紙は決めポーズ的な姿が多かったのですが、今回の絵は動きがある絵だからかな~と思っています。
そんな幼女戦記17巻の感想です。ネタバレがあるのでご注意ください。
ターキーショット
ドクトルの秘密兵器に乗ってフランソワの陣地を強襲し、陣地への浸透に成功したターニャ達。
敵は凄い数がいますが、所詮歩兵なのでばったばったとなぎ倒していきます。
幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏
ポニテさんが大胆に攻撃しているので死ぬんじゃないかと思ったのですが、そんなことはなかった。(笑)
魔導師の防殻設定は歩兵に冷淡ですよね。術式のこもっていない銃で防核を打ち抜ける気がしません。攻撃しても無駄やん。
そしてもちろん魔導師は歩兵を虐殺できる火力を持っているという。
術式による大火力とその大火力すら弾き得る97式の防殻、そして飛行可能な高機動性という組み合わせは歩兵と戦車と飛行機のいいところとってコンパクトにまとめた感じです。
魔導師の希少性を考えると歩兵にぶち当てるのはコスパが悪いのでしょうけど、敵の重要陣地に送り込む少数精鋭要員としてはこれほど最適な兵科はいないでしょう。
帝国は戦上手ですな。
王国と共和国の丸焼き
陣地に攻め込んだターニャたちは敵の感知系術式を逆探知し、それがきっかけで地下室を発見します。もちろんターニャは燃やします。
一酸化炭素中毒を狙っていますが地下陣地相手に有効なものなのでしょうか。
O2とCOではCO(一酸化炭素)の方が軽いのでCOは案外地下にいる敵には届かないのでは。
幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏
敵も地味に火がぁって言っていますし熱の方が実害大きそうです。
あと、酸欠も恐ろしいですよね。
ちなみに酸素の薄い気体を吸い込むと2呼吸くらいで死が決定します。
たしか酸素濃度が半分の空気を2呼吸くらい吸うと意識はあるけど体は動かせない状態に陥り、そのまま次の呼吸で意識が途絶する、だったかな。
大学時代の準教授から聞いた話なので真偽は不明ですが、酸欠は思った以上にやばいものなのです。
と書いた後に原作を読んでいましたが、原作ではH2を生成→O2を焼いて窒息死狙いでした。微妙に変わっているんだな。
というか原作に書いているのに訳知り顔で窒息について書いてしまって恥ずかしい(笑)
この地下室は王国諜報員の秘密部屋で、ノルデン編から登場してきた王国情報部員は残念ながらここで退場。
原作ではここでは少しぼかされており、この部屋がなんだったのか?という部分は次章で明かされていたはずですが、ここもちょっと違う。
付け加えると”秘密の地下室”の存在が露見したのは、原作では感知系の魔術を使ったことでなく、敵情報部が飛び出してきたからです。ここも違う。
ついでに言えば漫画では弾薬庫を破壊に成功して、司令部襲撃はターニャが行っていますが、原作では弾薬庫は破壊できず、司令部襲撃は部下が行っています。ここも変更ポイントです。
結構変更している部分が多いんですね~
弾薬庫破壊に成功するなど原作より戦果拡大しているのは、原作より増えた中隊長たちに満遍なく華を持たせた結果でしょう(笑)
ちなみにヴァイスは原作でも漫画でも備蓄庫を襲撃しており、戦果的には空振りぎみです。ヴァイス無能説。
まさかのわがままボディ登場
幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏
17巻読者が一番驚いたのはエーリャの再登場ではないでしょうか。
諜報員に向いているとか言われてましたけど、まさか本当に諜報員として出てくるとは。
思い返してみると彼女が直近で出たのは9巻のノルデン編で、ヴィーシャとお昼ご飯を食べていたときです。
今回お亡くなりになった王国情報部員はノルデン編でも出てきました。ライタール号とかで政府要人を亡命させようとしたくだりですね。
9巻では北方面軍が北進したため、空になったノルデンを埋めるべくきた中央軍の一員としてエーリャが派遣されたという話でしたが、弾着観測要員だった彼女が中央軍として戦場ではないところに行くのも可笑しな話です。
実はあの時(ノルデン編)から情報部員として王国情報部員をマークしていたのかも?
この調子では、やはりどこかに潜り込んでいる帝国のモグラを引っ張りだすことはできそうもないか
幼女戦記原作小説3巻より カルロゼン氏著
原作では、実際は存在もしないモグラを探している王国情報部、という描写がありましたが、まさか本当にモグラがいたとは。
もしそうならエーリャはとんでもない有能さんですね。
たびたび"情報を持っていすぎる"というような描写がありましたが、ガンスリンガーガールのロッサーナのように女の武器を使って聞き出したりしているのでしょうか。
突っ込みどころだらけの潜水艦
戦争が終わって日常パートへ。潜水艦の中だけど。
原作にはない部分で(ですよね?)、アニメから輸入されたシーンなのですが、変な方向に描写が厚くなっていましたね(笑)
幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏
少佐殿用ベッドをこしらえたヴィーシャ。どこからそんな飾りもってきたのだ。
ここのヴィーシャはめっちゃ押しが強くて笑える。
ヴィーシャとターニャってこんなに仲良い感じでしたっけ?
今回の部分は原作3巻にあたるのですが、3巻でこれなら次の12巻ではどれほど親密になっているのでしょうか。(笑)
幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏
誰かをスコップで殴ったヴィーシャ。こいついっつもスコップ持ってんな。
誰がやられたのかは明確ではないですが、後ろのページで主要人物がピンピンしている中ヴァイスがいないことを考えると、彼でしょう。
女であることを忘れていたと迂闊な発言をしちゃいましたしね。。。
幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏
16巻の感想であるワードで調べるとヴィーシャ臭いがかなり上のほうに提示されるのが遺憾と書きましたが、まさかの公式認定!
というかターニャが子供+中身がおっさんである関係で、目の華要員はヴィーシャが務めており、作者もかわいくなあれと念じながら書いているという話があったのですが、これでいいのか、、、!(笑)
まぁ次のシーンは隙のある寝姿を披露しているので±0かな。
ってかこれノーブラじゃね?かつノーブラ仰向けでこんなにふくらみがあるってささやかってレベルじゃなくね!?
ここでなんだかんだ凝視しているグランツ君を見ているとなんか恥ずかしい気分になりますね。(笑)そりゃ見るよね。人間らしさを残しているのは君だけだ。
こういうネタシーンをちょいちょい挟んでくるのは昔からあったことでしたっけ?
管理人としては漫画だけの描写があると嬉しいし、ブログの感想も書きやすいし万々歳なんですが(笑)
口コミが大事、SNSが大事といわれる現代社会ではこういう”ネタにしやすい”ものを含んでいると広がりが生まれやすいのかもしれませんね。
ちょっと脱線しましたが、最後はゼートゥーアさんが任務成功の報告を受けて高笑い。
次はライン戦線の最終局面ですね。幼女戦記もここらでコミカライズは終わりなのかな~
(番外編)お気に入りシーン
幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏
このところ急速に距離が縮まっている師弟。
幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏
引き射ちがかっこいいよくないですか?
幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏
ずっと笑っているポニテロッテ少尉。軍隊で新人が上官を笑うって凄いな。
ターニャ大隊の空気のよさがうかがい知れます。
彼女は適当な名前がつけられている割には色々なところで出てきます。人気が出ているのかな。
幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏
ついに顔が明確に描かれたモブたち。アニメを見返したら同じようなデザインのひとがいるのかしら。
楽しそうで好き。笑うかどには福来る。
幼女戦記 17巻より 画東條チカ氏
17巻ある幼女戦記のギャグで一番おもしろいシーンと管理人の中で名高い2(3)コマ。
こういう、ふふってなるシーンは何か心が軽くなりますよね。
最新18巻の感想と、当ブログの人気コンテンツ「幼女戦記 感想」カテゴリはこちらです。
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