「このすば」のAudibleはアニメ声優さんが朗読してくれるからおすすめ 声優さんに思いをはせる【通勤・通学に】
こんはんば、へるもです。
みなさんAudibleってご存知ですか?
半年くらい使っているのですが、凄くよかったのでその共有です。
半年といっても時々解約しているので実質は3ヶ月くらいの契約だったかなぁ?
Audibleって何?
Audibleとはアマゾンが提供する”聴く本”です。
小説を"見る”のではなく"聴く"ことができるのでスマホに音源を落として音楽のように楽しむことができます。
事前ダウンロードなしでも使えたはずですが、スマホの容量(30MBとか)を圧迫するわけでもないので管理人はダウンロードして聞いています。
ラノベの品揃えがそこそこいい
結構ラノベにも力を入れてくれていて、CMには釘宮理恵さんが起用されています。
「耳が幸せ!聴こうぜラノベ!」
というフレーズは釘宮ボイスも相まって非常に印象の強いメッセージになっています。
みんな聞こうぜ!(笑)
このすばは声優さんが朗読してくれる
さて、本題ですが、なんとこのすばは1巻部分はアクア役を務めた雨宮さん、2巻はめぐみんの高橋さん、3巻はダクネスの茅野さんが読み上げてくれます。
さすが”本人”だけあって、そのキャラは完璧です。(笑)
本人じゃないキャラは得手不得手があるようなのですが、それでも結構似ている役、あんまり似ていない役があったりして楽しい。
そして、美味しいのが例えば雨宮さんがめぐみんのセリフを読むと、アクアがめぐみんのもの真似を(全力で)しているかのように感じる部分でしょうか。
時々、アニメの中の声真似で声優さんが本気出すときあるじゃないですか。あれめっちゃ好きなんですよね。それをいろんなキャラで聞けるのが凄く楽しかったです。
Audible、さっき雨宮天さんのやつを視聴してみた。一人このすば、笑うw
— (I) カーボンドルド (@rioriost) February 13, 2018
あの人があのキャラを演じたら
あとは、ifを楽しめるというのも大きいです。
音声特典とかでオーディションの話がよく出てきて、それが印象に残っていました。
あのキャラをこう演じたからこの役を射止めた、とか、他にこんなキャラのオーディションも受けた、とか。
その時、別の声優さんが演じていたらどんな風になるのか、と思うんです。
もし雨宮さんがめぐみん役を射止めていたら、高橋さんがアクアを演じていたら、、、
似せているといってもやっぱり本人の個性がどうしても出るものなので、そういったifの”このすば”を楽しめるのがよかったなぁと思います。
こういうのって、なかなかないじゃないですか。凄い貴重な体験ができたな、と。
声優さんに思いをはせる
これまでは声優さんとキャラクターの関係性に焦点をあてていましたが、声優さんがそれぞれ単独で朗読しているだけあって、結構個性が出ています。
印象的なのは雨宮さんて真面目なんだろうな~と何となく思ってしまったところでしょうか。アニメのときと比べて全体的に抑制的なんですよね。
アニメのアクアはナチュラルハイなイメージがあったのですが、Audibleのアクアはアニメでハイテンションになっていたところも少し落ち着いた演技です。
きっと、セリフ間のナレーションとセリフの落差がないようにバランスをとったんだろうな、と。
このギャップが面白いですね。
私が雨宮さんを認知したのは「このすば」が初めてなので、ご本人は明るくハイテンションな性格をしているのかなと思っていました。
が、Audibleを聴いて思い描いたのは、前述のとおり真面目で抑制的な人格です。
基本は真面目だけど、特定の場で、特定のメンバーといるときだけははしゃげる人っているじゃないですか。そんな感じ。
きっとあのアニメであのメンバーだったからこそ、思いっきり自分のタガを外していったのではないかな、と。
全部妄想ですが。
反面、福島さんは強い。
福島さんが声をあてたAudibleがあることを、今回はじめて知ったのですが、上の動画を見てると、強固なアイデンティティを感じます。
アニメでもナレーション(っていうのか?)的な状況説明をしていたので、聴いている側も違和感が少ないというのも大きいかもしれませんが、アニメとの差異が少ないです。
普通、媒体が変わると、その媒体なりの形を目指そうとするものな気がしますが、聞いている側としてはあまりその意図は感じられませんでした。
ナチュラルにこのすばワールドにいた、っていうのかな。
雨宮さんが朗読劇を表現しようとしているのならば、福島さんはこのすばの世界感の構築を再現しようとしていたのではないでしょうか。
重ねて言うと全部妄想なのですが、媒体がかわったときの違いが現れるというのは意外ながら当たり前でもあって、面白いなと思いました。
アニメと同じストーリーを聴いて意味あるの?
私は結構、聴いてよかったです。
通勤だったり、家事だったり、そういった”かったるい”ことを行う際に使うアクセルとして大きな役割を果たしてくれました。アクセルの町だけに。
実はAudibleの契約当初は一般文芸とか自己啓発本を中心に聞いていました。
聴き放題というわけではないですし、アニメを知っていて(それどころか原作も既読)内容が分かる物語を聴くのはちょっと、と思うのは当然の帰結だと思います。
ただ、使い始めてみると通勤や家事などを行う際のながら聴きするのに凄く具合がよかったです。
ながら聞きするものって大抵は「嫌なもの」にカテゴライズされるのですが、Audibleを使うことで「スタートするのにストレスを感じないもの」にすりかわりました。
これだけでちょっと嫌なものでもあまり抵抗感なく始めることができます。
事実、これを覚えてから管理人の部屋は綺麗になりました(笑)
アニメとのギャップがなくてよかった
あと、アニメとのギャップが合ったら嫌だなと思っていた部分もありましたね。
この点では”本家”が声を当ててくれているところの安心感は大きかったです。
ラノベの読み上げに声優さんが起用されるのはよくあることなのですが、”モノホン”が起用されている例はなかなかないですし、このすばは貴重だな。
既存のラノベとAudibleの補完関係
Audibleの欠点は聞いていなくても物語が進行してしまうという点が一番です。
あ、と思ったらストーリーが先に行っていた少しイラつきながら適当に巻き戻すという作業が地味にストレスでした。
が、”大筋は知っている”作品だとでちょっとくらい聞き逃してもあまり気になりません。
何もないとそもそも家事をしない、知らない作品だとながら聞きで家事はできるけど時々いらつく、これに対して、知っているラノベだとながら聞きで家事はできて多少聴き飛ばしも許せる。
知っている作品を聴きながら家事や通勤を行うという場合の、この絶妙なバランス感覚は凄くよいです。
Audibleのサービスとは?
AudibleはAmazonが提供するサービスで、基本は月額会員制です。
初回登録は30日間無料です。
登録するとコインというものがもらえるので、これを好きな作品と1冊と交換します。
そして、PCを使う場合はそのまま聴けますし、スマホならAudibleアプリを連携して聞くことができます。電子書籍と似たシステムですね。
返品システム利用の是非
このすばは1巻が上下に分かれているので1コインだと1巻分も楽しめないじゃん!と感じるのですが、これを解決してくれるのが「返品」というシステム(基本はPC操作で実施)です。
これを使うと今もっているものが聞けなくなるかわりに、コインが戻ってきて別のものと交換することができるのです。
この返品システムは、内容が思っていたのと違った、声があわなかった人向けとアナウンスされていますので、乱用は禁物です。サービス低下の元になってしまいます。
が、Audible導入初期は返品し放題、8~10回までは簡単にweb上で返品できるけどそれ以降は問い合わせメールを送る必要がある、という事情を鑑みるに、サービスを広げたいAmazonの思惑と流石に1500円で1コインだと使わないよ?という消費者の思惑のバランスをとるためのシステムなのかなと思っています。
今春からaudibleのカドカワラノベが拡充して、人気声優が朗読する人気ラノベシリーズがはじまるそうな。このすば、フルメタルパニック、ロードス島戦記、幼女戦記、スレイヤーズ、オーバーロードとか。これは楽しみじゃ。今までのものでも平気で5~10時間朗読とかあるので、お仕事中にいいのじゃ。
— 里好@踏切時間 (@satoyoshimi) February 9, 2018
特にこのページを読んでいる方は初めてAudibleを試す方だろうと思うので、むしろ、積極的に色々と聴いてみて、自分にとってよいものかどうか、ちゃんと体験するのは重要だと思います。
ラノベ作品はそこそこありますし、アニメの声優さんが声をあてているものいないもの、完全に一人の朗読劇、複数人で行う朗読劇、色々ありますので、まずは色々試すのがAmazonにとっても消費者にとってもwin-winになるはず。
無料体験の解除をお忘れなく
Audibleは30日間無料ですが、それを過ぎると自動更新されてしまいます。
月額1500円と不要不急の出費としてはちょっとお高いので、必要なければ忘れずに解約するようにしましょう。
人間は本質的に今の状況からの変化を嫌う(現状維持バイアスという)動物ですので、一度契約すると、解約するのにはちょっとした決意が必要です。
ただ、Audibleはハマる人は絶対にハマるので試してみてほしいコンテンツのひとつ。
リスクを単純に避けるだけでなく、人間の習性(解約忘れ)を理解したうえで、えいやっと利用してみてはいかがでしょうか。
解約も簡単ですし。
まとめ
「耳が幸せ!聴こうぜラノベ!」
このフレーズ好き。
コロナが蔓延する昨今、通勤・通学にというニーズはなかなかないかもしれませんが、家での筋トレにも使えるし割りといい感じです。
手も目も空いていないけど、耳はあいているという人がいたら是非どうぞ。
アニメも始めるガイルシリーズは1~14巻まで聴けるという屈指の品揃えです。復習ついでにいかがですか?