漫画「幼女戦記」18巻 感想 【朗報】ドレイク大佐 超かっこいい【朗報】ターニャとヴィーシャの結婚式開催
こんばんは、へるもです。
幼女戦記18巻の感想です。
ネタバレを含むのでご注意ください。
表紙
幼女戦記18巻より
おー表紙にヴィーシャがいる!扱いもでかい!
管理人は漫画の表紙が好きなので、ついつい変化を追ってしまいます。
最初はターニャしか登場していなかったのですが(9巻のメアリー除く)、どんどん中隊長が出てくるようになりましたね。
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幼女戦記15-18巻より
こうやって見比べてみると一目瞭然。特にヴィーシャは徐々に占有面積が大きくなってきているのが解ります。
ターニャしかいなかった表紙に色々な仲間が入ってくるというのは物語とのリンクを感じて良き。
ターニャ、というか中身のおじさんは前世を含めて友達いなさそうでしたが、今は同じ釜の飯を食べる仲間がたくさんいるぜ!
百合百合しい
ターニャだけだと寂しいなぁと思っていたので、表紙の変化は毎回楽しみにしていたのですが、まさか幼女戦記の表紙がこんなに百合百合しいものになるとわ、、、
二人の格好からなんとなくウスイホンを思い出してしまって、作者攻めてるな!と驚いしてまいました。
皆さんはどうでしょうか?ヴィーシャが慈愛の笑みを浮かべているので下品ではまったくないのです。
が、表紙にこんなに直球を持ってくるとはと思ってしまうのは、心が汚れてしまったからでしょうか。
というか、これ何しているポーズなんですか?(笑)
最初は”くっついて光っている”画の意味が解らず、光っている部分を拡大して何が光っているのか確認してしまいました。光っているのは宝珠ですね。
が、なぜ光っているんだ、、、
衝撃と畏怖
綺麗に決まった衝撃と畏怖作戦。地下に穴を掘って野戦軍を殲滅するなんて恐ろしいことを考えるものです。
ちなみに付録にもあったパッシェンデールの戦いですが、史実ではドイツ軍1万人が消し飛びました。
夕張市の市民が7000人くらいらしいですが、都市ひとつ分の人間が一瞬で死んでしまうというのは想像しにくいですね。
幼女戦記18巻より
本作戦はライヒの集大成だけあってターニャが出会ってきた仲間たちが多く描かれていました。技術将校→ラインの古参→参謀→海軍、かな。
ラインの古参はショーンズでしたっけ?ぶち抜きのコマがかっこよかったですね。
幼女戦記15-18巻より
戦いは優勢に進みますが、、、あかん。それはフラグや。
「やったか、、、?」くらいの戦争は終わらないフラグや。(絶望)
ターニャの戦い
幼女戦記15-18巻より
ターニャの参加した戦いが並べられたこの演出が凄い好きです。
RPGとかで最終決戦前に仲間と会話できるイベントがあったりしますが、それと同じような雰囲気を感じます。
管理人は最終到達地点の少し前で、思い出話をしたり、改めて出会った頃からの変化を楽しんだり、といったシーンが大好物です。
過ぎ去った時代は終わったものとして扱われてしまいますが、それでも過去があるから現在と未来があるわけです。
たとえば運が悪ければターニャの物語はノルデン沖遭遇戦で終わっていたかもしれません。
でも、そうはならなかったから”物語”は連綿とつむがれ、最終決戦にまで繋がりました。
あるいは誰かの”物語”はターニャに踏みにじられて終わってしまいました。
そういった郷愁を少ない言葉で雄弁に語ってくれる演出だったと思います。
特に原作を読んでいる派は、同じストーリーを淡々と描かれてもなかなか物語に入っていけません。
こうした演出の巧は漫画版幼女戦記のよさの一つですよね。
ドレイク大佐かっけぇええ
原作ではドレイク中佐(大佐の甥かな?)と戦うシーンで、あまり激しいシーンではありませんが、漫画版では相変わらず大幅に補完(改変)してきました。
このシーンがまたカッコいいんですよねぇ。
たくさんのおっさんが出てくる幼女戦記ですが、管理人的イケおじNo.1はドレイク大佐になりました。
戦闘当初はひたすら蹂躙される「幼女強い」展開の焼き増しで、ぶっちゃけ読み飛ばしていました。
強いていうならグランツがヴィーシャをかばったところで「お?逆じゃないのか?」と思ったところくらいにしか気を払っていませんでした。
が、各個撃破になってからはまじで無双!!
接近戦は苦手なはずの装備なのに、ノイマンもケーニッヒも接近戦で撃破してしまいます。
ケーニッヒは装備的に魔道刃(=接近戦)が得意そうなのに、彼からすると赤子も同然の扱いです。
ターニャの上位互換
幼女戦記18巻より とんで火にいる夏の虫(ヴァイス)
加えて、彼が凄いのは個人技だけではなく、ちゃんと集団戦のリーダーとして機能しているところ。
それが解るのがヴァイスとの戦いです。
彼を撃破するに当たって立てた作戦は「吊り野伏せ」、つまり誘引と撃破です。
自らを囮にヴァイスを釣りだし、自らの部隊に狙撃させました。
これはターニャ大隊の中隊長と戦いながら、「ターニャたちを抑える」+「狙撃部隊に用意させる」+「敵を狙撃部隊のキルゾーンに誘い出す」の3段階を楽々と行ったということですね。
まじで凄くね??
慢心のないおっさんは強い
幼女戦記18巻より
デコイや速力、高度、乱数回避起動、現世仕込の突飛な発想などで圧倒的な戦力と戦術で敵に”対応”を押し付け、処理能力に負荷をかけるのがターニャたちのこれまでの戦いでした。
が、今回はドレイク佐一人にお株を奪われた形です。
強い!!
自分を山賊や海賊に例えているのは慢心していない感じでとても良いですね。
エースの戦い
中隊長でも歯が立たず、期待のルーキーグランツ君もあっさりやられる実力者が敵に回ったということは、ターニャの出番です。
この戦いは何気にアルビオンとライヒの最強の個がぶつかり合っている戦いかもしれませんね。
少年漫画的で熱い展開です。
幼女戦記18巻より
展開のほうも短いながら納得の出来。
スピード感があって凄く良かったです。
直線的な物量攻撃を仕掛けるのがターニャなら、放物線上の起動で相手を絡めとるのがドレイクです。
戦い方に違いがワールドトリガーでいえば出水 vs. 那須さん的な感じです。どっちもこぇ~
ここは是非アニメーションで見たいなぁ。
幼女戦記18巻より
ってかこのおっさんやっぱり強い。
腕をぶった切られても、ロケットパンチで魔道師の防殻をやすやすと抜いていきます。
97式も破壊され、近接戦闘でも圧倒され、ガチのマジの追い詰められ方。
ドレイク vs.ターニャの戦いは趨勢が決しました。
ただし、これはタイマンじゃないんですよ。
なんといっても、、、
バディ
幼女戦記18巻より
ターニャにはバディがいるからね!
ピンチを救うのはもちろんヴィーシャです。
”最強の個”同士の戦いはアルビオンに軍配が上がったといえますが、ターニャにはヴィーシャがいます。彼女の援護により辛くもピンチを切り抜け、逆に敵を圧倒します。
戦いを決めるもの
なんでヴィーシャだけ戦いに割ってはいれるねん、と「この展開を書きたいがためだけのご都合展開」を疑ってしまいそうになりますが、管理人としてはヴィーシャの列機としての能力が高かった説を推したいです。
というのも、この戦いは明らかに異常です。
ジャンプ的な戦いならいざ知らず、本作品では”勝利を得るために”軍や大隊での連携をずっと書いてきましたし、何らかの連携をとってしかるべきなのにそれをしていません。
これはヴァイスやドレイクの副官(ドレイクの手下なのだからおそらく実力者)ですら付いていけないほど高度で複雑な戦闘で、援護に入りたくとも入れなかったのではないでしょうか。そう、ヴィーシャ以外は。
こう考えるとライン以来のコンビネーションが功を奏したというわけで、こういう展開はよいなぁと思うわけです。
二人だけの世界?
あーー名前読みにどんな意味が意味があるんだーーー乙女ならぬ管理人にはわかりません。
— 社会人はリラックスしたい (@kapVpjzVyO8N5Fl) April 25, 2020
見ようによっては動揺したヴィーシャがターニャに名前でよんでほしいとおねだりしているような、、、(邪推#幼女戦記
戦いの後の二人の世界は凄かったですね。何を見せられているんだ(笑)
ターニャごと撃って動揺するヴィーシャをターニャが受け止める展開が3Pほど続きました。
幼女戦記18巻より
このシーンはついったーでも言及されることが多く、原作からのいきなりの補完に驚き、歓喜する方も多かったようです。尊いってこういうときに使うんですね。(笑)
戦場での結婚式って面白い表現で、タイトルに使わせてもらいました。
これ、もう、幼女戦記アニメ放送当時からみんかが待ち望んでいたターニャとヴィーシャの戦場での結婚式じゃん…ずっと待ってた……
— 杏野 (@A_nn_no) April 18, 2020
幼女戦記18巻読んでるんだけどなんやこれ。ターニャとヴィーシャが尊すぎる。脳が破壊されたわ。
— 穂積@フェイントお兄さん(本人) (@NOSESS3601) April 24, 2020
ただ水を差すようであれですが、こういう描写を重くしすぎるとあれかなって思う自分もいたりします。彼女たちは軍人ですので、そのイメージからは離れてほしくないというか。
その点で、幼女戦記は限界ぎりぎりまで攻めきった感がありますネ(笑)
19巻は?
回転ドア作戦が終わって本巻は終了です。
2話で終了したことに驚愕です。本誌連載はどういう仕組みで回っているんだ?
今は原作3巻の半分くらいのはずなので、あと1~2冊で終わりそうだなぁ。
アニメ部分は原作の1~3巻のはずなので、その後の展開はどうなるのでしょうか。
ハイライト
話は特に繋がりませんが、好きなシーン、突っ込みたいシーンをぶった切りで紹介します。
出世ポニテ
中隊長二人はまだ表紙に出てきたことがありません。カラーにはなっているのですが、配置は袖なんですよね。
なのに、、、ポニテロッテさんは表紙デビュー!!
ケーニッヒももう一人も頑張っているし中隊長なのに優遇されるのはポニテ!!やはり男ばかりの中での少数派の希少価値というのは強いのか。見た感じ小さくて若いので、ヴィーシャと同じ幼年学校組=giftedなのかもしれません。
にしても、体の凹凸がないのになんかエロイのは凄いな。
3月のライオンもそうですけど、女性作者の書く女キャラの体のひねり具合が好きです。
カード狂い?
幼女戦記18巻より どや顔ヴィーシャ
カードに強い副官。
「少しは手加減してやるように」→「故郷の畑を増やそうと思います」という会話は成立しているのでしょうか。(笑)
手加減して畑レベルなのか、勝ってうはうはで少し変になっているのか、、、
しかも字が凄いメルヘンで、一緒にいるのターニャですよね。。。君ら結婚後の計画も立てていたのかな?
対空砲
幼女戦記18巻より
好き。
無双
幼女戦記18巻より
95式発動。
皆思っただろう、、、最初から使えよ、と。(笑)
カバーのあれが邪魔
幼女戦記18巻より
大活躍の大佐殿ですが、惜しむらくは裏表紙の大佐殿の勇士が中途半端であるところ。
途中から幼女戦記のカバーを袖+表紙+背表紙+裏表紙の一前画で載せてくれるようになったんですが、それでも価格とか入れる部分が白抜きになっているんですよね。
これまではあまり気にしていませんでしたが、今回はこの白抜きが邪魔だなぁと思いました。
その昔、バーコードは本の美しさを乱すといって本にバーコードを印刷することに抵抗した人たちがいると聞いたことがあります。 そのときは利便性に勝るものなしと抵抗した人を馬鹿にする気持ちすらあったのですが、、、これは確かに邪魔です。
欠損がかえって価値になることはあるんでしょうけど、やっぱり完全性というのは重要ですね!
いやぁおっさん強かったなぁという余韻があったのですが、おっさんよりでかい白い空白で興が削がれた気分になってしまいました。
おそらく漫画史上ここまでかっこいいおっさんは30年に一度しか生まれません。
貴重な姿がバーコードゾーン?なんかに毀損されるなんて文化の損失ですね。ということで原画も電子書籍のデータに入れてほしいなぁと思います。
ただ、そんなこと言っていたら帯入れてとか、どんどん作業が増えていくのでどこかに線を引かないといけないのはわかるんですがね。
(修正)
ドレイクとノイマンがあべこべになってました。指摘ありがとうございます。なんか違和感を感じてはいたんですよね。
セール情報(~5/7)
bookwalker公式サイトより
ちなみに5月7日までbook walkerでコイン40%還元セールが行われており、一部はなんと半額というとてもお得なセールが行われています。
つまり、漫画は200円弱で購入できるという、、、book walkerは購入後に15分後でコインが還元されるので1巻を購入したコインで2巻を買うことが出来るという素晴らしい制度を誇っています。
ヤフーとかメルカリとかで1ヵ月後にポイントが還元されて、だけど何を買おうと困ることが多いのですが、bookwalkerは余すことなく使えるんですよね。
あと、幼女戦記はあまり関係ないですが、 管理人のお勧めをちょっとだけ紹介しておきます。
bookwalker公式サイトより
この中だと、半額+コイン45%還元に当てはまるのは「幼女戦記食堂」「異世界おじさん」「ガンスリンガーガール」「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」ですかね。
ガンスリンガーガールはそこそこ古い作品なのですが、ランキングの上のほうにあるのがうれしい。きっと大人がこのタイミングで大人買いしているんだろうな。
あと、異世界おじさんは今伸び盛りな作品で最新刊が凄い売れたらしいです。その内アニメ化するんじゃないかなぁ。セガが出てきたり、35歳のおじさんがギャップに驚いたりする部分は30代陰キャの共感を絶対に得れると思うので、これも読んでほしい作品ですね。(笑)
どれも面白い作品なので、コロナで暇な方は是非どうぞ。