【メンズファッション】無印良品のニット ヤクウール vs. ウール
こんばんは、へるもです。
無印良品の2019秋冬物のレビューです。秋冬物といえばニット、ニットといえばウール、無印良品でウールといえばヤクウール!
無印良品は数年前からヤクウールを頑張っています。
ヤクウールのよさとして艶を上げる方も多いですが、管理人としてはやわらかい生地感に由来した上品さをヤクウールの特徴としてあげたいです。
さて、その実力は、、、というと普通のニットのほうがよかった。ヤクはまだコストがあっていないように感じます。
おすすめ
鹿の子編みタートルネックセーター ¥5,990-
首のチクチクを押さえたセーターシリーズ。
首の部分だけにウールではなく化学繊維を使っているのがポイント。その名にたがわずちょっとチクチクするけどそれほどは感じない絶妙なラインです。(笑)
ニットって難しい
ニットセーターは管理人にとって使いこなせない服の一つ。
薄くて体の線が出るし、艶があるものが多くすごく視線を集めるからですね。よくないスタイルにわざわざ視線が集中してしまう。そんな服に感じていました。
それを覆したのが後に述べますがGUのセーターがお気に入りです。さて、無印はどうか。着て見て思ったのは見た目の印象とは裏腹に意外とゆったりとした作りだなということです。
着てみて腕を広げた時に脇と下に少し布が余ります。身幅が取られているから体のラインが出過ぎるといったことがないのでしょう。
安いのは悪いことばかりではない
ヤクが混じったセーター、ニットが多く出ていますが、無印良品のニットはヤクウールに比べて安価と思われるウールを使った本品が一番よかったです。
ヤク入りに比べて明らかにしっかりしています。着た時に、あ、違う、厚みがある、そう感じました。
ウール100%なので製造コストが浮く→しっかりとした厚みにお金を使える、という感じになるのではないかなと。
スタイルがよく見える気がする
この厚みとゆったりとした身幅のおかげで体のラインを拾いにくいです。加えてタートルネックなので顔を小さく見せる効果があります。スタイルの悪い顔でか族にとっては嬉しいですね。
厚みがあるといってもインナーとしての領分を踏み外さない程度に抑えられているのがまた嬉しい。上に何も着なくても飾り気があるので地味になりませんし、チェスタコートのようなタイトなコートにも合わせることができます。
というか、ゆったりとした着心地や厚みのある記事の割りに、見た目の印象はずいぶんとすっきりしています。
これはテーパードパンツが細く見える理由と同じではないかと。裾に向かって細くなっていくテーパードパンツは実際には割りと太さがあったとしても、見た感じの重さがないですよね。
このニットも同じで、胸周りはゆったりとしているけど、下に向かって細くなっていき、手首回り、腰周りがきゅっと絞られています。これが見た目の印象を重く感じさせない理由だと思います。
ユニクロのメリノウールに比べると高く感じるかもしれませんが、割と普通に良品です。
一番よいニットは?
ニットを買いに行った管理人は結局guの白ニットを選びました。
こんだけ押しておいてすいません。(笑)
無印のニットはすごく良かったのですが、一方で同じようなニットを持っていて、昔から馴染みがあったんですよね…
その点、GUのニットは言ってしまえばガーリー(girly)なメンズの服としてはちょっとした珍しさを感じて、その新鮮さに惹かれました。
無難の中の良品を目指した無印は30代、40代でも似合うニットです。落ち着いた良いものが欲しいという方に、無印のニットをぜひ試してみて欲しいです。
注意
無印良品サイトのレビューによると洗濯するとヒドいにおいがするものがあるらしいです。ウールの処理不足により油が落ちきっていないのが原因とか。
本当にヤバイものなら回収されることを考えると一部のものがそうなってしまったということになるはずですが、ネットでの情報収集をしてから買ってもよいかも。
惹かれない
ヤク混ウールクルーネックセーター ¥4,990-
近年無印良品が頑張っているヤク混のセーターです。
ヤクの分量は30%!すごい頑張っています。
こちらも身幅がちゃんと取られており、ヤク特有の柔らかさがより上品に見せてくれます。
艶という艶はないんです。ただ、ブランド物を持っていなくても振る舞いで育ちの良さが分かるお嬢様のような、そんな雰囲気がありました。
一方でやはり薄い。この薄さにこだわりすぎな気もしますが、管理人はどうしても気になってしまいました。
体のラインが出てしまうのでヤクの持つ上品さが打ち消されてしまっています。そしたらわざわざこれを買う必要はなくね?と思わざるを得ません。
ヤク入りウールワッフル編みクルーネックセーター ¥5,990-
https://blog.hatena.ne.jp/herumo/herumo.hatenablog.com/edit?entry=26006613471045517
こちらもヤク入りです。値段が上がっていますがヤクの分量は30%から15%に落ちています。ヤクが少ない分、上品さは少し減ってしまったかな。
ただ、ワッフル編みという立体的な模様のおかげで上の方に視線が誘導され、スタイルの悪さを感じにくくなっているように思います。バランスとしてはこちらの方が良いのかも、そう思いました。
ただ、やはりこれだとヤクをいれる必要があるのか、、?と。
ヤクは難しい?
ちなみに管理人のもっているJournal Standard(だったかな?)のヤクの分量は23%でした。
確か1万円ほどで、無印良品のものよりは厚め、というか、ふんわりしています。これがヤクの効果なのか、混紡されている別の化繊の効果なのかは分かりません。
が、化繊などを使ってコストを抑えつつ、ヤクのよさを引き出すといったような技術が必要というのがヤクウールなのは間違いないでしょう。
5000円ほどで、さらにヤクウール+ウールで勝負、というのはコストダウンが進んでいない段階ではちょっと難しいな、と思います。
やたらとチクチクした去年のものに比べるとマシになっているような気がしますので無印のヤクには今後に期待!