【ネタバレあり】漫画「衛宮さんちの今日のごはん」感想 あれれ?結構実践的だぞ ちょっと自炊してみたいという人に
こんばんは、へるもです。
久々の漫画のレビューです。
本当はもっと書きたいのですが、どうしてもあらすじを追うだけになってしまい書いては消しの日々です。
そんななかこれは書けるぞ!となったのがありました。
「衛宮さんちの今日のごはん」1巻、2巻、3巻の感想です。
Fateを知らなくても読める料理漫画
聖杯戦争とか単語は知っているのですが、管理人は実はFateはあまり分かりません。(Fateゼロはみたことがありますが番外編ですよね?)それが故にこの漫画も存在は知りつつも特に意識を向けない存在でした。
Fateは知らんからFate系の漫画はスルーという人は多いのではないでしょうか。
今回読んでみようと思ったのは、一部ではありますが、Webで無料で読めるからでした。こちら↓
読んでみると意外や意外、普通に読めてしまいます。
なんせ本当に料理をゆるく作るだけの漫画ですから。
料理のチョイスがすごく分かってる人が作っている感がある
よく分からないですが最近は食に関する漫画が流行っていますよね。「異世界食堂」とか以前紹介した「幼女戦記食堂」もそうです。
herumo.hatenablog.com
あとは「深夜食堂」とか「甘々と稲妻」あたりが思い浮かびます。こういう漫画って実は自分で実践となると意外と真似したくなるようなものがありません。
パンを作ったり土鍋で炊飯したり、逆方向ではマヨネーズごはんつくったり。
その非日常感は日ごろ料理をする人にとっては良いのですが、料理に対してそれほどこだわりのない人間にとってはふーんて感じです。いくら新鮮な魚の美味しさを説かれても釣りに行くくらいなら別にいいや、みたいな。
対して、本作品は非常に実践的というか、一人暮らしの人間が手間なく普通に作れる料理を攻めてきています。
寄せ鍋はともかくとしてホイル焼き(2話)は美味しいのに非常に楽ちんな料理ですし、サラダ丼(25話)も野菜がとれるしちょっとやってみようかなと思えるような手軽さです。
管理人もわりと自炊をするほうなので、この料理のチョイスっぷりには、いやーわかっていますな!(何様)といいたくなります。
https://web-ace.jp/youngaceup/contents/1000010/episode/2202/
TAa著 衛宮さんちの今日のごはん 第25話より
レシピとか手順はさながら料理本
本作品は料理漫画としてだけではなく、料理本としても優秀です。なんというか一つの料理に対して情報量が凄く多いので視覚的な理解が進みます。
料理本って意外と分かりにくいんですよね。ある程度作れる人が作っているからか、みりん適量とか普通に書いている。なんやねん適量って。
それに対して、料理の手順が丁寧に書かれており、更に手順ごとにどうしたらいいのか各段階の完成系の絵があるから非常に凄く分かりやすい。本当に主人公のシロウに教えてもらっているかのようです。
もちろんひねった料理もあるよ
実用性ばかりに着目してきましたが、もちろんそれだけはありません。スコーンを作ったり(15話)、ローストビーフを作ったり(11話)。
このチョイスもにくいですね。ちょっとした記念日とかイベントに作ってやろうと思える料理で、お手軽なやつになれてきたら次のステップとして選べるようになっています。
Fate漫画というよりゆるふわ日常系調理コメディ
漫画としての魅力はあるのか?ぱっと見だと分かりづらいですが、いい感じだなと思います。
ぶっちゃけストーリーも何もないです。ただ、かわいいかっこいい人たちがひたすら料理を作っているだけですから。でもそれの何が悪いのか?悪くないんですよね。むしろそれが良い。
なんとなくFateつながりの漫画だから、それだけの理由でFate本編にまつわるストーリーとか何かを勝手に意識してしまっていました。ここのシーンはあのシーンから分岐した~~の世界で、みたいな。ですが、本作は本当にただの日常系で中身はないけど料理のレシピはしっかりしている漫画です。
Fate本編に興味がなくてもキャラクターの性格とかつながりは何となく読み取れるようになっているので、「よつばと」とか「フライングウィッチ」みたいにその場その場の空気感が楽しめればそれでハッピーなんだと思います。
あるいは熾烈な戦いを繰り広げている本編のキャラクター達が緩んでいる姿を見れるというのは原作ファンにとってはよいのかもしれません。なんか映画が公開されてるらしいので見てみようかな。
以上、「衛宮さんちの今日のごはん」の感想でした。
話の内容は現時点で無料で読めるものを選んでいますが、違ってしまっていたら申し訳ないです。
衛宮さんちの今日のごはん (1) (角川コミックス・エース)
服とか興味あれば~